アメフトは激しく、繊細なスポーツ



まずは、NHKBS1で放映されていた、
カロライナ・パンサーズタンパベイ・バッカニアーズの試合について。


バッカニアーズのQBクリス・シムズが途中で退場することは知っていたので、
そういう目で、注意してシムズを見ていたのですが、
やっぱり、ランでタッチダウンを挙げた後とか、結構辛そうな顔をしていましたねぇ。


今日の放映では、第2クォーターが丸々カットされていたのですが、
シムズは、この間にもタックルされまくりでした。


改めて、アメフトのタックルの激しさを思い知った感じです。


放送の最後でも情報がありましたが、
破裂した脾臓の摘出手術は成功で、その後、随分状態は良くなっているそうです。


どうぞ、お大事に。


試合については、パンサーズは、ほとんど負けたも同然でしたね。


助かったのは、最後、ツーミニッツウォーニングの直後、
バッカニアーズのオフェンスがパス失敗で終わったことでしょう。


あそこは、ファーストダウンを取れる取れないに関わらず、
ランで時間を潰しにかかって、相手の最後のタイムアウトを消費させるのが、
どう考えてもセオリーなのではないでしょうか。


まあ、バッカニアーズジョン・グルーデンヘッドコーチは「攻めるコーチ」ですから、
だからこそあえてパスを選択してきたのでしょうが・・・。


もちろん、結果としては、最後にタイムアウトを取るかスパイクするかの違いで、
タイムアウトが残っていてもいなくても関係なかった、と言われれば、
まあ、その通りなのかもしれませんが、
途中のプレー選択には影響が出てきたでしょうしね。


僕は、これがバッカニアーズ敗戦の一因だと思ってます。


まあ、あとは、最後のQBジェイク・デロームスクランブルの判断様々でしょう。


それにしても、この試合のデロームは、輝いていたなぁ。
最後、インターセプトされそうになっていたりもしましたが、
「良い」と「悪い」が紙一重なところこそ、デロームの真骨頂。


WRスティーヴ・スミスが復帰するだけで、こんなにも違うんだなぁ、と感心しました。


何はともあれ、パンサーズの初勝利は嬉しいところです。


さて、ニュースを1つだけ。


多分、今後、大騒ぎになると思いますが、
ダラス・カウボーイズWRテレール・オーウェンズが、
薬で自殺を図って病院に運ばれたそうです。
(追記:現時点では「自殺を図った可能性がある」ということになります)


オーウェンズ関連のニュースについては、どこでも取り上げられているので、
この日記では、あんまり触れないできていましたが、
(特に応援している選手というわけでもないですし)
さすがに、このニュースは、ちょっとショッキングなものがあります。


最近、「CNN」(アメリカのニュースチャンネル)の番組を見ることがあるのですが、
ビックリしたのは、オーウェンズが怪我をしたりすると、
それだけで、一般のニュースになっているんですよね。


もちろん、他の選手では、そんなことはありません。


良い意味でも悪い意味でも(「悪い」方が強いけど)注目されている選手。
本人も心配ですし、各方面への影響も心配なところです。


幸いにも、特に酷い容態というわけではないようですし、
今はとにかく、病院で安静にしていてもらいたいですね。(精神的な意味でも)

第3週の結果(まとめ)



さて、第3週の結果を振り返ってみます。

                     
アウェイ ホーム 第1弾 第2弾 第3弾 直前 結果
CAR TB CAR       CAR
CHI MIN CHI   MIN   CHI
CIN PIT PIT       CIN
GB DET GB       GB
JAC IND IND       IND
NYJ BUF BUF       NYJ
TEN MIA TEN     MIA MIA
WAS HOU HOU       WAS
BAL CLE BAL CLE     BAL
NYG SEA SEA       SEA
PHI SF SF PHI SF   PHI
STL ARI ARI       STL
DEN NE NE       DEN
ATL NO NO       NO
    7/14 7/14 5/14 6/14  
             
    26/46 23/46 21/46 24/46  
    56.5% 50.0% 45.7% 52.2%  



まあ。


まあまあ。


まあまあまあ・・・。


・・・「終わり良ければ全て良し」としておいてください。

キッカーランキング(第3週時点)



では、今週も「キッカーレーティング」を。


 1位(↑) 60.4 ジョン・ケイシーカロライナ・パンサーズ
 2位(↓) 51.6 ライアン・リンデルバッファロー・ビルズ
 3位(→) 44.9 アダム・ヴィナティエリインディアナポリス・コルツ
 4位(→) 42.6 ロビー・ゴウルドシカゴ・ベアーズ
 5位(↓) 42.1 ネイト・キーディングサンディエゴ・チャージャーズ
 6位(→) 38.9 ジョン・カーニーニューオリンズ・セインツ
 7位(↑) 38.4 マット・ストーヴァーボルチモア・レイヴンズ
 8位(↓) 32.9 シェイン・グレアムシンシナティ・ベンガルズ
 9位(↓) 31.3 ジェフ・ウィルキンズセントルイス・ラムズ
 10位(↑) 23.8 ローレンス・タインスカンザスシティ・チーフス


今週、特筆すべきは、やはりケイシーでしょう。


先週までも好調(2位)でしたが、
今週は、51ヤード・50ヤード・49ヤード、そして決勝46ヤードと、
いずれも長い距離のフィールドゴールを成功させて、
チームの2点差勝利に大いに貢献しました。


非常に素晴らしいですねぇ。


実は、ケイシーは、昨シーズンも第2週から第4週まで、
絶好調だったアリゾナ・カーディナルズKニール・ラッカーズを差し置いて1位でした。
そういう意味では、「さすが」というところでしょう。


ただ、ちょっと気になるのは、昨シーズンはその後、下降し続けていって、
最終的には12位(レーティング「26.1」)に落ち着いていたことで。


・・・後半に息切れするタイプ?


果たして今シーズンはどうなるか、注目したいところですね。

パンターランキング(第3週時点)



では、続いて「パンターパワーヤード」。


 1位(→) 9.6 マット・マクブライアーダラス・カウボーイズ
 2位(↑) 6.1 デリック・フロストワシントン・レッドスキンズ
 3位(→) 5.9 シェイン・レクラーオークランド・レイダーズ
 4位(↑) 5.3 クリス・ハンソンジャクソンビル・ジャガーズ
 4位(↓) 5.3 サム・クックボルチモア・レイヴンズ
 6位(−) 5.1 ポール・アーンスターデンバー・ブロンコス
 7位(−) 5.0 ブラッド・メイナードシカゴ・ベアーズ
 8位(−) 4.7 ジョシュ・ミラーニューイングランド・ペイトリオッツ
 9位(↓) 4.4 ブライアン・ムーアマンバッファロー・ビルズ
 10位(↓) 4.2 ジョン・ライアングリーンベイ・パッカーズ


今週はカウボーイズの試合がなかったので、
マクブライアーが相変わらず高い値での1位となっていますね。


ところで、全体としては、全32チームのパンター32人のうち、
31人が「規定回数」の「10回」に到達しています。


ただ1人、達していないのが、サンディエゴ・チャージャーズPマイク・シフレス


チャージャーズは今週試合がなかったから、ということもありますが、
パント回数が少ない、というのはイコール、チームのオフェンスが強いということでしょうし、
そのあたりは、今のチャージャーズの絶好調さがよく分かるところでもあります。


その他、順位の上下については、まだまだ序盤ですし、
これからというところでしょうね。


本日は、こんなところで。