可能性あり? なし?
NFL第11週マンデーナイトゲーム、NHKのBS1で放送していた、
テネシー・タイタンズ対デンバー・ブロンコスの試合は、
ブロンコスQBジェイ・カトラーと、タイタンズKロブ・ビロナスの活躍が見られて、
その上でブロンコスが快勝したので、大満足。
それにしても、今シーズンのビロナスは、何か、一皮向けた凄さを感じるなぁ。
今後の活躍にも、引き続き期待します。
さて、今週は、木曜日に「サンクスギビングデー」があり、
NFLの試合が行われることは、ご存知の通りですが、
同じく、その日に行われるカレッジの試合も多いので、
いつもより早めに、カレッジの話題を載せておきます。
いやぁ、今年も、てんてこ舞いの忙しい季節がやってきました。
では、第12週終了後の「BCSランキング」を。
1位(1位→) LSU(SEC) 10勝1敗
2位(3位↑) カンザス大(Big 12) 11勝0敗
3位(6位↑) 西バージニア大(Big East) 9勝1敗
4位(5位↑) ミズーリ大(Big 12) 10勝1敗
5位(7位↑) オハイオ州立大(Big Ten) 11勝1敗
6位(8位↑) アリゾナ州立大(Pac-10) 9勝1敗
7位(9位↑) ジョージア大(SEC) 9勝2敗
8位(10位↑) バージニア工科大(ACC) 9勝2敗
9位(2位↓) オレゴン大(Pac-10) 8勝2敗
10位(4位↓) オクラホマ大(Big 12) 9勝2敗
11位(11位→) USC(Pac-10) 8勝2敗
12位(12位→) フロリダ大(SEC) 8勝3敗
13位(13位→) テキサス大(Big 12) 9勝2敗
14位(17位↑) ボストンカレッジ(ACC) 9勝2敗
15位(16位↑) ハワイ大(WAC) 10勝0敗
16位(14位↓) バージニア大(ACC) 9勝2敗
17位(19位↑) イリノイ大(Big Ten) 9勝3敗
18位(20位↑) テネシー大(SEC) 8勝3敗
19位(18位↓) ボイジー州立大(WAC) 10勝1敗
20位(24位↑) コネチカット大(Big East) 9勝2敗
21位(25位↑) ウィスコンシン大(Big Ten) 9勝3敗
22位(15位↓) クレムソン大(ACC) 8勝3敗
23位(圏外↑) 南フロリダ大(Big East) 8勝3敗
24位(22位↓) シンシナティ大(Big East) 8勝3敗
25位(圏外↑) BYU(MWC) 8勝2敗
圏外に去ったのは、以下の2校。
圏外(21位↓) ミシガン大(Big Ten) 8勝4敗
圏外(23位↓) ケンタッキー大(SEC) 7勝4敗
今週は、まず、オレゴン大の敗戦。
またも、ランキング2位校が負けました。
相手は、同カンファレンス下位校のアリゾナ大ですから、
まさかの敗戦・・・ということになります。
>そうなると、最終的には、カンファレンス優勝争いでもオレゴン大が優位に立ちそうですが、
>ただ、このカンファレンスは、カンファレンス内対戦が9試合ずつですので、
>オレゴン大は、あと3試合、カンファレンス内対戦が残っています。
>
>そうなると、まだまだ行方は分かりません。
>
>ちなみに、上位陣との対戦は、再来週のUCLA戦と、最終週のオレゴン州立大戦になります。
・・・というのが、先週書いていたことですが、
「上位陣との対戦」を待たずして、陥落することとなってしまいました。
当然、「BCS全米選手権」の夢は、ほぼ潰えることとなったわけですが、
さて、では、「Pac-10」カンファレンス内の状況は、どうなっているでしょうか。
・Pac-10
アリゾナ州立大 6勝1敗(9勝1敗)
USC 5勝2敗(8勝2敗)
オレゴン大 5勝2敗(8勝2敗)
オレゴン州立大 5勝3敗(7勝4敗)
UCLA 4勝3敗(5勝5敗)
実は、アリゾナ州立大とUSCとUCLAはお休みだったので、
先週と比べて、オレゴン大に「1敗」が加わり、
オレゴン州立大に「1勝」が加わっただけなんですけどもね。
とにかく、オレゴン大の敗戦で、ますます混沌としてきました。
残り2週。
果たして、どういう結末が待っているのでしょうか。
なお、今週の対戦カードは、「オレゴン大対UCLA」「USC対アリゾナ州立大」と、
上手い具合に上位陣同士の対戦となっています。
(オレゴン州立大は今週お休みで、残り1試合)
また、アリゾナ州立大は、全体ランキングで6位に上がっていますから、
「BCS全米選手権」進出の可能性もある・・・という状況になってきています。
さて、次に、先週ランキング4位だったオクラホマ大も負けてしまい、
こちらも、「BCS全米選手権」への出場は、非常に厳しいものとなりました。
オクラホマ大も、負けた相手は、同カンファレンス下位校のテキサス工科大。
「まさかの敗戦」と言えます。
>もう一方のオクラホマ大は、テキサス大との直接対決に既に勝利しており、
>優勝決定戦進出を、ほぼ手中に収めていると言っても良いかもしれません。
・・・とか書いていましたが、俄かに慌しくなってきました。
そういえば、昨シーズンは、逆に、テキサス大がシーズン終盤に2連敗して、
オクラホマ大が大逆転で優勝決定戦進出したんでしたっけね。
立場を替えて、今シーズンも同じことが起こるのか・・・?
では、オクラホマ大の属する「Big 12」カンファレンスの状況を。
・Big 12
NORTH
カンザス大 7勝0敗(11勝0敗)
ミズーリ大 6勝1敗(10勝1敗)
SOUTH
オクラホマ大 5勝2敗(9勝2敗)
テキサス大 5勝2敗(9勝2敗)
もう片方のディビジョンは、両チームとも勝ったため、
次週の直接対決で勝った方が、そのまま優勝決定戦進出となります。
まあ、それよりも何よりも、カンザス大は現在ランキング2位で、
ミズーリ大はランキング4位ですから、
共に、「BCS全米選手権」を賭けた大一番となるわけですね。
次週は、注目される「大一番」が多い週ですが、
その中でも、最も注目される試合は、この試合かもしれません。
さて、先週の時点でランキング2位・4位だったチームが負けたわけですから、
先週3位だったカンザス大が2位に上がり、
先週5位だったミズーリ大が3位に上がる・・・と思われるところなのですが、
前述のとおり、ミズーリ大は4位。
では、3位にはどのチームが上がったのかというと、先週6位の西バージニア大です。
西バージニア大は、第5週に負けてしまった後、
一気にランキング13位まで下がってしまっていたので、
こりゃあ、今シーズンは、もう「BCS全米選手権」出場は望み薄かな、
・・・と思っていたのですが、じわじわと、ついに、こんな目前まで迫ってまいりました。
シーズン前から期待していたチームですので、ちょっと嬉しいところ。
では、西バージニア大の属する「Big East」カンファレンスの状況を。
・Big East
コネチカット大 5勝1敗(9勝2敗)
西バージニア大 4勝1敗(9勝1敗)
先週、このカンファレンスの順位表に載せていたシンシナティ大とピッツバーグ大は、
共に3敗目を喫してしまったため、優勝争いから脱落しました。
(また、シンシナティ大は、全体ランキング22位から24位へダウン)
というわけで、次週、コネチカット大対西バージニア大の直接対決の勝者が、
そのままカンファレンス優勝となります。
(西バージニア大も、次週勝てば、最終週に負けても同じ勝敗数になるので)
大一番ですね。
なお、このカンファレンス所属の南フロリダ大は、
開幕6連勝の後の3連敗で、一気にランキング圏外に去っていましたが、
その後2連勝と盛り返し、また23位にランクインしてきました。
まさしく、山あり谷あり・・・という感じ。
さて、ランキング上位校の状況を取り上げるなら、1位のチームを取り上げないと。
1位LSUは、今週も危なげなく勝って、
「BCS全米選手権」出場の権利を、ほぼ手中に収めつつあるようです。
次週も同カンファレンス下位校のアーカンソー大が相手で、
このまま、1敗でレギュラーシーズンを終えられそうですし。
まあ、こういうところで「まさか」が起こるのが、
今シーズンの特徴ではあるんですけども。
・・・って、ああ、そうか、忘れてた。
「カンファレンス優勝決定戦」も残ってるんだったな。
そこが「最後の難関」か。
では、LSUの属する「SEC」カンファレンスの状況を。
・SEC
EAST
ジョージア大 6勝2敗(9勝2敗)
テネシー大 5勝2敗(8勝3敗)
WEST
LSU 6勝1敗(10勝1敗)
LSUのカンファレンス優勝決定戦進出は、先週から決定しています。
もう片方のディビジョンでは、
今週の試合で、ケンタッキー大がジョージア大に負けてしまったため、
ケンタッキー大の優勝決定戦進出の可能性が潰えるとともに、(ランキングでも圏外へ)
結果として、フロリダ大についても、連覇の可能性が潰えました。
ジョージア大は、カンファレンス内対戦を終了しており、
テネシー大は、次週、ケンタッキー大との対戦です。
共に「6勝2敗」で並んだ場合、「直接対決の結果」と「全体の勝敗数」の、
どちらが優先されるのか分からないのですが、
「直接対決の結果」ならテネシー大、「全体の勝敗数」ならジョージア大が上です。
(ジョージア大も次週勝つとして)
結果を見て、「ああ、そうなるのね」と納得したいと思います。
なお、ジョージア大は、全体ランキングで7位。
この位置なら、まだ「BCS全米選手権進出」の可能性はあるのかと思われますが、
そのためには、カンファレンス優勝決定戦でLSUに勝つことは必須です。
ともかく、話はそれからですね。
さて次に、ランキング5位のチーム。
こちらは、先週のミシガン大との「大一番」に勝ち残ったオハイオ州立大となります。
(なお、負けたミシガン大は、ランキング圏外へ)
では、オハイオ州立大の属する「Big Ten」カンファレンスの状況を。
・Big Ten
オハイオ州立大 7勝1敗(11勝1敗)
というか、このカンファレンスは全日程終了で、オハイオ州立大の優勝が確定しました。
残る焦点は、「BCS全米選手権」に出場できるかどうか、
・・・というところなのですが、これはもう、オハイオ州立大自身にはどうしようもなく、
他の上位チームの動向次第ということになってしまいますね。
「Big Ten」カンファレンスが他よりも早めに日程終了するのは、伝統なのかもしれませんが、
こと、「BCS全米選手権に向けて」という意味で言うと、
投票者の心象的に、損しているような気がしてしまいます。
実際のところは、どうなんでしょうねぇ?
もちろん、他のチームがずるずると負けていけば、
「棚から牡丹餅」的に、繰り上がるのでしょうが、
その場合も、後ろから追い越される可能性が大いにあるからなぁ。
今後2週間の行方を見守りましょう。
さて、「BCSカンファレンス」では、やはり、ここが最後の登場となってしまいます。
どうしても、地味な感じのする「ACC」カンファレンス。
バージニア工科大が、現在ランキング8位で、
一応、「BCS全米選手権」進出の可能性あり・・・というようにも見えますが、
果たして、どうなるのでしょうか。
では、「ACC」カンファレンスの状況を。
・ACC
ATLANTIC
ボストンカレッジ 5勝2敗(9勝2敗)
クレムソン大 5勝3敗(8勝3敗)
ウェイクフォレスト大 5勝3敗(7勝4敗)
COASTAL
バージニア大 6勝1敗(9勝2敗)
バージニア工科大 6勝1敗(9勝2敗)
実は、バージニア大も全く同じ成績ですが、対戦相手の関係(スケジュール強度)からか、
全体ランキング的には、16位と大きく離れてしまっています。
まあ、きっと、そんなことよりも、目指すはカンファレンス優勝でしょう。
この2チームは、次週、直接対決。
もちろん、勝った方が優勝決定戦進出です。
もう片方のディビジョンでは、一応、3チームを並べましたが、
今週、ボストンカレッジ(17位→14位)がクレムソン大(15位→22位)に勝ったため、
ボストンカレッジの優勝決定戦進出が決定しました。
・・・とにかく、何かと地味目です。
さて、引き続いて、「非BCSカンファレンス」。
まずは、「WAC」カンファレンスの状況を。
・WAC
ハワイ大 7勝0敗(10勝0敗)
ボイジー州立大 7勝0敗(10勝1敗)
というわけで、やはり、次週の直接対決が「大一番」となりました。
勝った方が、カンファレンス優勝です。
また、共にランキング校として、更なる上位進出を目指したいところで、
特に、ハワイ大は、レギュラーシーズン無敗で終えられれば、
「4大ボウル」出場も視野に入ってくるかもしれません。
好ゲームを期待しましょう。
次は、「MWC」カンファレンス。
・MWC
BYU 6勝0敗(8勝2敗)
空軍士官学校 6勝2敗(9勝3敗)
ユタ大 5勝2敗(8勝3敗)
先週順位表に載せていた中から、ニューメキシコ大が負けて脱落。
そして、BYUはカンファレンス内無敗を守り、
全体ランキングでも25位に登場してきました。
次週、ユタ大に勝てば、文句なしでカンファレンス優勝です。
次は、「C-USA」カンファレンス。
・C-USA
EAST
UCF 6勝1敗(8勝3敗)
東カロライナ大 5勝2敗(6勝5敗)
メンフィス大 5勝2敗(6勝5敗)
WEST
ヒューストン大 6勝2敗(7勝4敗)
タルサ大 5勝2敗(8勝3敗)
UCFが勝ったため、既に3敗を喫していた南ミシシッピ大の可能性は潰えました。
次週、UCFが同カンファレンス下位校のテキサスエルパソ大に勝てば、優勝決定戦進出ですが、
負けて6勝2敗で3校が並んだりしたら、面白いことになりそうですね。
ちなみに、先週も書きましたが、
UCFは、東カロライナ大に負けていて、メンフィス大には勝っています。
でも、全体の勝敗数ではUCFが上だから、結局UCFになるのかな?
もう片方のディビジョンは、今週ヒューストン大が勝って、可能性をつなげました。
ただし、先週、直接対決でタルサ大が勝っているので、
次週、タルサ大が同カンファレンス下位校ライス大に勝って勝敗が並んだ場合は、
タルサ大が優勝決定戦進出となります。
次は、「MAC」カンファレンス。
・MAC
EAST
マイアミ大(オハイオ) 5勝1敗(6勝5敗)
ボーリンググリーン大 5勝2敗(7勝4敗)
テンプル大 4勝3敗(4勝7敗)
バッファロー大 4勝3敗(4勝7敗)
WEST
中央ミシガン大 5勝1敗(6勝5敗)
ボール州立大 4勝2敗(6勝5敗)
まず、先週順位表に挙がっていたアクロン大は、マイアミ大(オハイオ)に敗れて脱落。
また、ボーリンググリーン大がバッファロー大に勝ったため、
バッファロー大の可能性も、ほぼ無くなったと言ってよいかもしれません。
(5勝3敗で3・4チーム並んだ場合にどうなるのかは、まだ分かりませんが)
・・・と思ったら、2週間後、つまり、優勝決定戦の対戦カードが、
「中央ミシガン大対マイアミ大(オハイオ)」と発表されていました。
どうやら、どういう条件かは分かりませんが、もう決まっていたようです。
というわけで、もう片方のディビジョンも、先週書いていましたように、
既に中央ミシガン大で決定。(今週の試合に負けていますが)
次は、「Sun Belt」カンファレンス。
・Sun Belt
トロイ大 5勝0敗(7勝3敗)
フロリダ大西洋大 4勝1敗(5勝5敗)
中央テネシー州立大 4勝2敗(5勝6敗)
このカンファレンスの上位3校のカンファレンス内成績は、先週と全く変わっておりません。
今週の動きは、フロリダ大西洋大が、
カンファレンス外のチーム(ランキング12位のフロリダ大)に負けた、というだけです。
とにもかくにも、残り2週。
さて、今週も「締め」は、ここで。
・独立校
ノートルダム大 (2勝9敗)
「ACC」カンファレンス下位校のデューク大に勝って、
今シーズン2勝目を挙げました。
ちなみに、この試合は、「1勝9敗」同士の対戦でした・・・。
次週は最終戦で、「Pac-10」カンファレンス下位校のスタンフォード大が相手です。
スタンフォード大は、現在、3勝7敗。
・・・ああ、いい勝負だ・・・。
さあ、いよいよ、レギュラーシーズンも最終盤。
ここまでにいくつも取り上げてきましたように、
次週は、「大一番」が目白押しです。
そして、2ディビジョン制を採っているカンファレンスは、
再来週がカンファレンス優勝決定戦となります。
いよいよですねぇ。
以上、カレッジフットボール、第12週の結果でした。