早くも来週が楽しみ



NFL第12週、「サンクスギビングデーゲーム」の感想を。


まずは、「GAORA」で放送していた、
グリーンベイ・パッカーズデトロイト・ライオンズの試合について。


パッカーズのQBブレット・ファーヴが、相変わらずの調子良さで、
見ていて、非常に気持ちがスカッとするものがあります。


で、それは置いておいて、他にこの試合で目を見張ったのは、
パッカーズRBライアン・グラントの活躍。


いいですね、あの「縦横無尽さ」は。
縦に切れ込んで、突然、横にぐーっと移動して、また縦に。


2回ほど、「おおーっ」と、思わず歓声を挙げてしまいました。


なんとなく、コンスタントに活躍するのが難しそうなランニングスタイルではありますが、
もし、ずっとこういう活躍を続けられるのであれば、
かなり、人気が出てくるんじゃないでしょうかね。


ちょっと期待したいところです。


なお、この試合、グラントは15回101ヤード獲得でしたが、
パッカーズのランオフェンスは、他に、ファーヴの「2回で−1ヤード」というのがあるのみ。


惜しい。


もうちょっとで、「個人は100ヤード以上なのに、チームとしては100ヤード未満」という、
あまり見ない(前代未聞?)スタッツが見られたのに・・・。


・・・いや、見られたから何、ってこともないけども。


次に、ニューヨーク・ジェッツダラス・カウボーイズの試合。


「3対34」。
カウボーイズ、文句なしの圧勝です。


QBトニー・ロモも、WRテレール・オーウェンズも、RBマリオン・バーバーも、
それぞれが、それぞれに活躍していましたし、
このチームの注目選手としては、Kニック・フォークPマット・マクブライアーも、
なかなか良い活躍を見せていました。


これなら、どこのチームが来ても勝てそうな、そんな勢いを感じます。


でも、このチームにニューイングランド・ペイトリオッツは勝ったんだよなぁ、
・・・とか思ってしまいそうなところですが、
なんのなんの、あれは第6週のことで、それから6週間も経っています。


もう1度、ペイトリオッツと対戦してもらいたい・・・と、
そんな気持ちにもさせてくれますね。


・・・が、その前に。


これで、チーム成績は10勝1敗。
そして、前述のパッカーズも、同じく10勝1敗。


いよいよ次週は、この2チームによる「NFC頂上決戦」です。


いやぁ、楽しみですねぇ。
第9週ペイトリオッツ対コルツの「AFC頂上決戦」に匹敵する大一番。


まだ第12週の試合も始まったばかりですが、
早くも心は、来週の試合に向いてしまっています。


良い試合でありますように。


さて最後に、インディアナポリス・コルツアトランタ・ファルコンズの試合。


第1クォーター、ファルコンズQBジョーイ・ハリントンからWRロディ・ホワイトへの、
48ヤードロングタッチダウンパスが決まって「0対10」。


・・・ええ、そりゃ、そのときは期待してしまいましたとも。


結局、その後は、収まるところに収まった形となってしまいました。


ハリントンは、悪いときには、1人で試合をぶっ壊してしまいますが、
この試合は、2インターセプトがあったものの、そういう感じではなく、
普通に、「完敗」という感じがしました。


個人的に、この試合の中で「試合が壊れたなぁ」と感じたのは、
第2クォーター中盤、ラン・ラン・ラン・ランと攻めてきたコルツオフェンスを止め、
パントに追い込んだのに、パントの場面で反則を犯してしまってファーストダウン更新、
・・・という場面です。


あれは勿体無かった。


結局、そのまま逆転タッチダウンを奪われてしまい、以降、引き離されるばかりでした。


もちろん、それが無かったらファルコンズが勝っていた・・・などとは言いませんが、
そういうミスをしていては、奇跡も起こらないというものでしょう。


あと、いつも、パス成功率だけは、そんなに悪くないハリントンが、
この試合では50%未満の成功率だったので、
その原因が何なのかは、ちょっと気になるところではありますけども。


この試合のファルコンズは、ランオフェンスがそこそこ機能していただけに、
パス成功率が低かったのは、ちと残念なところで。


まあ、パスをカバーしてランはそこそこ出される、というのがコルツディフェンスなのだから、
そうなるのは必然なのかもしれませんが。


そうそう、この試合では、RBウォリック・ダンの使い方が良かったですね。


ランプレーを連続する場面でも、
ダンの後には、RBジェリオス・ノーウッドRBジェイソン・スネリングを挟んで、
出来る限り、ダンの体力を温存していた、というように、僕は見受けました。


前半10回39ヤード獲得で、後半7回31ヤード獲得と、
後半の方が平均獲得ヤードが増えているのは、そのおかげもあったのではないでしょうか。


来週以降も、こういう形だといいですね。


以上、第12週、「サンクスギビングデーゲーム」の感想でした。

レシーバーランキング(第11週時点)



では、第11週時点の「レシーバーレーティング」ランキングを。
(もちろん、木曜日の試合の結果は入っておりません)

順位(比) 選手名 レーティング 対象回 成功回 成功率 ヤード TD INT FUM
1位(→) WR ランディ・モス
ニューイングランド・ペイトリオッツ
144.1 92 66 71.8 1041 16 1 0
2位(→) TE ヒース・ミラー
ピッツバーグ・スティーラーズ
141.7 42 33 78.6 457 6 1 0
3位(−) WR D・J・ハケット
シアトル・シーホークス
131.1 33 24 72.8 302 3 0 0
4位(↓) WR サントニオ・ホームズ
ピッツバーグ・スティーラーズ
126.8 56 39 69.7 664 7 3 0
4位(↑) TE ドナルド・リー
グリーンベイ・パッカーズ
126.8 47 38 80.9 458 4 0 1
6位(−) TE クリス・ベイカー
ニューヨーク・ジェッツ
119.2 31 21 67.8 211 3 0 0
7位(↑) WR テレール・オーウェンズ
ダラス・カウボーイズ
118.8 94 56 59.6 1021 12 4 0
8位(↓) RB ジョセフ・アッダイ
インディアナポリス・コルツ
115.5 35 28 80.0 250 2 0 0
9位(↑) WR レジー・ウィリアムズ
ジャクソンビル・ジャガーズ
114.5 31 21 67.8 322 5 0 2
10位(↑) WR ドリュー・カーター
カロライナ・パンサーズ
114.4 38 23 60.6 344 4 1 0

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1位は、ずっとモスのまま。
今週は、週間MVPを受賞する活躍でした。


どこまで続くんだ、この勢いは。


ちょっと前に、「成功率が下がってきている」という懸念を書きましたが、
どうやらそれも、下げ止まった感があります。


2位のミラーも好調で、先週より値を上げてきていますが、
このハイレベルな争いは、今後、どうなっていくんでしょうねぇ。


そして、ここに来て出番の増えてきたハケットが、
「規定回数」に達して、3位に登場してきました。


ちょうど、シーホークスのこの週の試合はテレビで見たわけですが、
9回136ヤード獲得1タッチダウンの活躍で、素晴らしかったですね。


シーホークスは、QBマット・ハセルベックが、試合中に怪我を負っており、
この試合は最後まで出ていましたが、次週の試合は、出場未定となっております。


せっかく、ハケットが良い活躍を見せ始めた矢先なので、
ハセルベックも出場できるといいんですけどねぇ。


6位のベイカーも、「規定回数」に達しての登場ですが、
先々週時点では9位だったので、実質は「上昇」ですね。


そして、7位には、オーウェンズ
週間MVPを受賞する活躍で、先週13位から上がってきました。


正直、これは、ビックリです。


オーウェンズは、もちろん、リーグを代表するワイドレシーバー選手なのでしょうが、
「効率」を表すこのランキングでは、上位に上がってくることはないと思っていました。


上記の表を見ての通り、相変わらず成功率は良くありませんし、
インターセプトの数も、他の選手と比べて多いものとなっています。


それでも7位にまで上がってきたというのは、
「それを差し引いても素晴らしい活躍」ということになるのでしょう。


モスオーウェンズ


何かと比較されることの多い2人ですが、
同じ年に、同じように「復活」と言える活躍を見せているのは、面白いなぁ、と。


今後も楽しみです。


さて、では「QBレーティング」のランキングも見てみましょう。


 1位(→) 134.0 トム・ブレイディニューイングランド・ペイトリオッツ
 2位(→) 107.5 ベン・ロスリスバーガーピッツバーグ・スティーラーズ
 3位(→) 105.3 トニー・ロモダラス・カウボーイズ
 4位(→) 104.6 デイヴィッド・ギャラードジャクソンビル・ジャガーズ
 5位(→) 101.5 ブレット・ファーヴグリーンベイ・パッカーズ
 6位(→)  96.1 ジェフ・ガルシアタンパベイ・バッカニアーズ
 7位(↑)  91.3 マット・ハセルベックシアトル・シーホークス
 8位(↑)  89.4 ペイトン・マニングインディアナポリス・コルツ
 9位(↑)  88.9 ジェイ・カトラーデンバー・ブロンコス
 10位(↑)  88.8 デレック・アンダーソンクリーブランド・ブラウンズ
 10位(↑)  88.8 カート・ウォーナーアリゾナ・カーディナルズ


例えば、マニングを見ると分かるのですが、
この週はいまいちで、レーティングは下がっているにも関わらず、
順位としては上がっています。


これは、全体的に、他のクォーターバックレーティングも下がってきているから、
ということなんですよね。


なのに、ですよ。


1位のブレイディや、ロモ、ギャラードファーヴといった、
レーティング100.0オーバー」の選手たち(ロスリスバーガー以外)の値が、
軒並み上がっているのは、一体どういうことなんだ・・・という話です。


うーん、調子良い選手は、とことん調子良いんだなぁ。


ああ、そうそう、ギャラードは、
怪我による欠場で、そのうちランキングから消えるかも、と書いていましたが、
今週の試合で復帰しましたので、上位に残り続けそうです。


怪我を経ても、調子の良さはそのままのようなので、良かったですね。


ジャガーズレシーバー選手では、
ウィリアムズが先週16位から9位に上がってきました。


上位5チームは、いずれも、「クォーターバックレシーバーも好調」という形なので、
その分、安定感を感じます。


以上、第11週時点の「レシーバーレーティング」でした。

ランナーランキング(第11週時点)



では、引き続き、「ランナーレーティング」のランキングを。

順位(比) 選手名 レーティング ラン回 成功回 成功率 ヤード TD FUM
1位(−) RB ナジェイ・ダヴェンポート
ピッツバーグ・スティーラーズ
110.0 61 51 83.7 318 3 0
2位(↓) RB マリオン・バーバー
ダラス・カウボーイズ
108.7 125 107 85.6 619 6 0
3位(↓) RB ロニー・ブラウン
マイアミ・ドルフィンズ
106.4 119 105 88.3 602 4 0
4位(↓) RB エイドリアン・ピーターソン
ミネソタ・ヴァイキングス
105.8 168 130 77.4 1079 8 4
5位(→) RB ジョセフ・アッダイ
インディアナポリス・コルツ
102.3 192 167 87.0 832 8 0
6位(→) RB モーリス・ドリュー
ジャクソンビル・ジャガーズ
102.2 113 87 77.0 571 6 1
7位(↑) RB クリス・ブラウン
テネシー・タイタンズ
101.2 60 52 86.7 314 1 0
8位(↓) RB ケントン・キース
インディアナポリス・コルツ
100.2 82 76 92.7 366 3 1
9位(↓) RB ブライアン・ウェストブルック
フィラデルフィア・イーグルス
100.0 178 151 84.9 849 5 0
10位(↓) RB サミー・モーリス
ニューイングランド・ペイトリオッツ
99.2 85 70 82.4 388 3 0

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ダヴェンポートが、「規定回数」に達して再登場しました。


先週時点では、ダヴェンポートの値はバーバーより低かったのですが、
バーバーがこの週の試合ではいまいちだったため、結局1位への再登場となっています。


こんな上位で、登場したり対象外になったりというのを繰り返されるのは、
ちょっと落ち着かない感じだなぁ。


まあ、とにかく、「目立たないながらも活躍している」というのが、
今シーズンのダヴェンポートということになるのでしょう。


さて、そんなわけで、以下は「繰り下がり」という形ですが、
その中で、先週4位だったウェストブルックは、9位にまで下がっています。


苦戦したドルフィンズ戦でラン32回148ヤード獲得と、
チームを勝利に導いた1人であるのは間違いないのですが、
あまりにも走りすぎて成功率が下がってしまったことと、
それだけ走って1タッチダウンも挙げられなかったことが、
値が下がった原因となるのでしょう。


まあ、下がったと言っても、まだまだ十分に高い値なんですけどもね。


以上、第11週時点の「ランナーレーティング」でした。