タイタンズ・ハリケーン上陸！ 敵地マイアミでドルフィンズを一蹴

　現地時間9月11日（土）、現在米国フロリダ州を襲来中のハリケーン・イヴァンの影響により、12日（日）に開催を予定されていたNFL第1週のうち、テネシー・タイタンズとマイアミ・ドルフィンズの1試合が日程を繰り上げて開催された。結果は、急遽フライトの変更を強いられるという緊急事態にも関わらず、タイタンズが敵地プロ・プレーヤー・スタジアムでドルフィンズを17対7と一蹴、チームの開幕戦を勝利で飾った。

　試合は、タイタンズの新スターターRBクリス・ブラウンが、昨年までのチームの大黒柱エディ・ジョージが抜けた穴を感じさせない活躍を見せ、16回のキャリーで100ヤードを獲得するなど、効果的なランプレーでチームを勝利に導いた。一方、対するドルフィンズは試合開始から18分間ファーストダウンを奪えない状況が続くなど、今オフに突然の引退を発表したRBリッキー・ウィリアムズ、ケガで早々に離脱した新戦力のWRデイヴィッド・ボストンの喪失が、チームの攻撃力に深刻な影響を与えていることを改めて露呈した。ドルフィンズが9月のホームゲームで敗れるのは1994年以来、この試合が3試合目にあたる。

　また、試合当日までのチケットの売上げは既に69,987枚に到達していたものの、実際のスタジアムでは半分近い空席が目立つなど、ハリケーンの脅威を痛切に物語っていた。

　シーズン第1週の残り14試合のうち、13試合が9月12日（日）に開催され、13日（月）のマンデーナイトでは、昨シーズンのNFCチャンピオン、カロライナ・パンサーズが地元バンク・オブ・アメリカ・スタジアムでグリーンベイ・パッカーズと対戦する。