WRエングラム、シーホークスに残留

 シアトル・シーホークスが、WRボビー・エングラムと複数年の再契約を交わした。契約の詳細は明らかになっていない。34歳のエングラムは、昨季ウィルス感染や甲状腺機能亢進症のグレーブス症により7試合出場、レシーブ24回290ヤード、1TDと精彩を欠いていた。しかし、彼はグレーブス症による体調不良の中でも練習に参加し、新加入のディオン・ブランチネイト・バールソンWRコンビに助言を行うなどリーダーの1人としてチームを影で支えていた。

 ティム・ラスケルGMは、「私たちは、ボビーを引き止めることができて嬉しいよ。彼はここ数年オフェンスに欠かせない存在だった。また、ロッカールームでのリーダー役を務めてくれていた」とコメントしている。プロ11年のエングラムは、プロ入りの1996年から2000年までシカゴ・ベアーズ、2001年からシーホークスでプレー。スーパーボウルに出場した2005年にはレシーブ67回778ヤード、3TDを記録している。これまでダレル・ジャクソンエングラムが先発WRコンビだったシーホークスだが、来季からはブランチバールソンの2人を先発に起用する予定だ。そのため、2009年まで契約の残っているジャクソンをトレード要員として売りに出していると言われている。