怒りのGファニーカ、今季終了後にスティーラーズ離脱へ

 ピッツバーグ・スティーラーズGアラン・ファニーカが、今季終了後にチームを去ると発言した。30歳のファニーカは、2001年から6年連続でプロボウルに選出されているリーグ有数の攻撃ラインマンだ。しかし、スティーラーズは、今季が契約最終年となる彼に対し、新年俸としてGの年俸リーグトップ10以下の金額しか提示しなかったことから「今季がスティーラーズの一員としては最後のシーズンとなる」と述べ、1998年のプロ入りから在籍しているチームと1年後の決別を宣言した。

 チームの低評価に不満のファニーカは、「2月から俺をトレードするか、放出してくれといっていた。俺は9年間、チームに自分の全てを捧げてきた。チームのスーパーボウル制覇にも貢献したんだ。俺は適切な処置を要求するだけの資格を得たと思っている」とコメント。さらに、「俺がこのチームに対してやってきたことを考えれば、来季以降の保証が何もないままプレーさせることは正しいことではないと思う」と、大型契約の提示もなく、移籍もさせてくれないチームの対応を批判した。今オフ、スティーラーズが長年チームを支えてきたLBジョーイ・ポーターを解雇。その後、彼はマイアミ・ドルフィンズに加入している。このままではポーターに続き、今季終了後にもチームの中心であるファニーカがチームを去ることは確実な情勢となっている。