まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

きゅーきゅーキュート!12

きゅーきゅーキュート! 12 (MF文庫J)

きゅーきゅーキュート! 12 (MF文庫J)

  • ストーリー

商店街のひな祭りイベントに向け、ポスターの女雛のモデルを頼まれた黒媛。
男雛役に理刀を推薦したところ、それならばとキュート、スイート、巴、百香が女雛役に立候補するのだった。
そこで、街で集めた参加者も交えた女雛争奪トーナメントが開催されることになるのだが……。


まずはピンナップを見て戦慄。ここに来て新キャラが最低3人登場するのか。
まさに美少女乱立状態ですが、まあ「この作品だからなあ」で納得できてしまいますね。


今さらかもしれませんが、ヒロイン陣の優遇がちょっと気になりました。
一人称ではないものの主に主人公視点から語られる作品ですから、仕方ないといえば仕方ないのですが、いくらなんでも理刀の周りの少女たちだけがランクの違う美少女だというのには少し違和感を感じます。
商店街にだって美少女の1人や2人いてもいいんじゃないかな。


相変わらず女の子の可愛らしさを描くのがとてもうまいと思います。
特に百香が魅力的でした。ロリコンじゃないよ。
見ていて元気をもらえるような快活さと、相手の見かけにだまされずにいい人か悪い人かを見分ける素直さが子供らしくてよかったですね。
それはそれとして、個人的にはヒロイン陣よりも魔族のキャラが気になります。今回も数人登場しましたけど。
フォンターナのお姉様方を初めとしたキャラの出番がもっとあると嬉しいですね。特にスキュース姉様。大好きです。


意外なところでキュートに隠された秘密が明らかになりました。
ちょっと気になる新キャラも登場し、これからまた物語が盛り上がっていきそうな予感がします。期待したいですね。