まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

IS<インフィニット・ストラトス>(7)

IS〈インフィニット・ストラトス〉 7 (MF文庫 J ゆ)

IS〈インフィニット・ストラトス〉 7 (MF文庫 J ゆ)

  • ストーリー

襲撃を受けた翌日、いきなり部屋を訪れた楯無に「妹をお願い」と言われ、困惑する一夏。
来る「専用機持ちタッグマッチ」の相方として、4組の専用機持ちで楯無の妹である更識簪と組んでくれというのだった。
ところが、肝心の簪は一夏を拒否し続けるばかりで……。


6巻があんな引きで、次は一体どうなるのかと思っていたのに、あっさり流されて別の話。
まあ襲撃自体は軽く流すにしても、それから最後まで関係ない話が続くのを見ると、果たしてあの予告に意味があったのか正直疑問です。


今回も一夏の全方位無意識好感度上げにイラッとさせられました。
襲撃から数秒もおかずにラウラの目を褒めるって、え、なにそれ唐突。脈絡なく女の子を持ち上げるのはそろそろやめにしませんか!
狙ってやってるわけじゃないってところがまた腹立つんですよねえ。どんな人間だ。唐変木なんてことばでなんか片付けさせませんよ。
箒の手も迷いなく握ってるし、蘭の手も迷いなく握ってるし、いやいやおかしいだろうと。
姉がいるから女慣れしてるって? それは幻想だ!


新ヒロイン・簪が登場。さて、何人目だったかな。
最強・楯無さんの妹で、天才の姉に引け目を感じ、周りから距離を置いているもの静かな女の子です。
初めのうちこそキツく当たってくるけれど、実は素直だし、頑張り屋だし、恥ずかしがり屋だし、とても可愛い娘ですね。個人的にはヒロインの中でも上位に食い込みます。
そんないい娘に迫り来る、一夏の毒牙。落ちるのはあまりに早かった。
いくらなんでも早過ぎるんじゃないかなあ。だって一夏さん、いきなり教室に押しかけてペアになってくれって言っただけですよ。
普段から他人を寄せ付けないようにしている女の子がそんな簡単に落ちますか。これがイケメンの力か。ちくしょうめ。
あと、誘いを拒否している女の子をお姫様だっこして食堂に向かうのは、下手したら訴えられるのでやめた方がいいと思います。


イベント中に敵の襲撃が! あ、いつも通りですね!
そろそろきちんとイベントをさせてあげてくれませんか。IS学園、行事予定をほとんどクリアできてないような気がするんですが。
バトルではやっぱり楯無さんが格好良かったです。本音を言えばもっともっと活躍して欲しかったですけど。
身を徹して、仲違いしていた妹を守る姉の姿。これぞヒーロー。
一夏は毎度のことなので置いておくとして、箒の活躍が目立ちましたね。
ちょいちょいそれらしき伏線もあったようだし、これからさらに箒が前面に出てくるのかも。メインヒロインの面目躍如となるのでしょうか。
周りのヒロインがどう打って出るのか楽しみなところです。
まあ一夏のことだから、そこのところはうまくかわし続けるんでしょうけどね。


やっぱりあの人がラスボスなのかしら。