地球へ途中下車第77回

素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録


前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20130928

今日はペルー、そしてボリビアへ向かいます。
○○


2012年02月07日(火) 00時32分08秒
ペルー
チチカカ湖の浮島へ、ウルルン滞在記】
チチカカ湖の浮島行きツアーは1人25ソル(750円)安っ。…ホテルで申し込むことができました。

チチカカ湖はなんと琵琶湖の12倍の広さがあります。海抜3890m、汽船の就航する湖としては世界最高所です。
伝説によるとインカの始祖がこのチチカカ湖の太陽の島に降り立ったとされる神聖な湖で…スペインによるインカ征服で迫害されてちりじりになった人々が戻ってきたのがチチカカ湖で、いまでもインカ帝国の面影が一番残っているのがプーノ周辺なんだそうです…

ちなみにチチカカ湖は動物のピューマの意味なんだそうで、たしかに地図で見ると獲物をくわえたピューマのかたちをしているんですが…でもそれって上空から見ないとわからないはずなのになぜ? という謎も残っています…

浮島が見えてきました!
浮島は、まずトトラと呼ばれる葦を土つきの根をカットしたブロックを束ねて島をつくり、その上に30センチぐらいにカットしたトトラを敷き詰めてつくってあるそうです。下のトトラが腐ってきたらまた新しいのを敷き詰めるのだそうで…

チチカカ湖には一つの島に1世帯、5〜6人が暮らす、こんな小さな浮島が約60個もあるそうです。小さいものは6畳ぐらいの大きさで、大きいものは350人が暮らして学校や教会があるものもあるそうです…

…勝手に一つ作って、住みついたらあかんのでしょうか?
なんか環境、よさそうです…夏は涼しそうだし…

上陸します。

下の足元はフカフカですがしっかりしている。なかなか快適です。

島全容。この島では6人家族が暮らしておられます。

見はり塔。どの島にもからなずあります。

キッチン

でも今は主にプロパンガズを使っています。島のなかに池というか、水を汲む場所があり、魚を飼っています。
家畜も…たぶん、これがクイ。巣をつくっています。ほかにもアヒルもいました。
…ちなみにソーラーシステムで電気はあります。

お母さんのベッドルームです

…中も見せてもらいました。なかなか快適そう。

こんな船で島から島を移動します。

このツアーでは2、3の島を移動、この船への乗船(希望・10ソル)や、レストランでのマス料理(希望・15ソル)等は別料金でした。あと、おみやげを買ってね、と。

島の子ども

…プーノに戻ってくるとお昼。
今日はラッキーなことにフェスティバルの日なのでした!

各部族ごとの演奏と踊りがまちのスタジアムから広場まで行進。

すごいのが、日本のおまつりみたいに神輿をかつぐ人がいなくてアルバイト雇ったりとかそんなのが全然なく、ほんとうに老若男女、村をあげて全員参加、というふうなのです。おじいちゃんたち、ずーっと踊り続けてかなりしんどそうでした…でも、それだけ暮らしのなかでの重要な儀式だということが伝わってきました。

テレビで実況中継をしていました。パレードは夜遅くまで続きました。

インカをこころゆくまで堪能したプーノ・チチカカ湖の一日でした!

2012年02月08日(水) 11時02分57秒ボリビア
【ペルーからボリビアへの遠い道のり】
チチカカ湖の浮島行きツアーがよかったので、ボリビア行きのバス(1人50ソル=1500円)も同じくホテルで頼んだのですが、このバスは高かったのか安いのか、得か損か、というか、そもそもよくわけがわかりませんでした…

よく南米のバスえらびは値段とクオリティーがほぼ比例し、それにホテルや旅行会社で頼むと経験的に2割は高いけど、送迎もあるし買いに行く手間がはぶけるし…、だけど、聞いていた話、直前までこれに乗るんだ、と思っていたバスは2階建てで、お茶などのサービスもあり、シートも160度倒れるラグジュアリータイプで…

…バスターミナルで乗車手続きも完了し、朝7時半発のバスを待つこと30分遅れ…急に「乗り場が変わった」、という連絡が入り、全員あわてて移動した先に待っていたのは12人乗りのミニバンが数台…

なんでか、ようわかりません…。道が悪いから大型バスが通れないのか、それともバスが用意できなかったのか…
12人、めいっぱい乗り込むため、大きな荷物は車の天井に。雨が降ってきたのであわててカバーをかけて…

そして3時間…

なんとか、ペルーボリビア国境に到着。
ここで荷物と共にバスを降り、各自でペルー出国手続き。

しばらく坂道を歩くと石の門があって、そこをくぐると向こうは、ボリビア


バスターミナルでもらって記入しておいた入国カードと…、情報ではパスポートのコピーが一枚必要で、それに黄熱病予防注射を受けている証明のイエローカードも必要、ということで、もちろんすべて用意してきたけど、人が多くて忙しいせいか、コピーも受け取らず、イエローカードもほぼ無視…。

…入国審査を済ませたところで次に待っていたのはちょっと大型バスで、ミニバン何台か、合同になったようで、約30分、太陽の島があるコパカバナールまで。
ここでまたバスを乗り換えのため、30分休憩(急いでお昼を買いに行く)。
…今度はこんな中型バスに乗り換え。

…やれやれ、これでようやくラパスまで行けるのか?…と思ったら
あまかった…

30分後、また全員バスから降りろ、と。??またバス乗り換え??と思っていたら、チチカカ湖を渡るので、全員バスから降りて、バスは空っぽでフェリー搬送。人は人専用のフェリーで渡り、向こう岸でバスを待つ…

そして、ようやく、ようやく、ボリビアの首都ラパスに到着!


…って、
ここ、どこですか? 予定のバスターミナルじゃないよね。

街中の路上のようだけど、ここは一体どこ????

人、多いし。車、多くて、轢かれそうだし。道に座っている人、キャリーで轢きそうだし。

おなじく降りてきた日本人数人で、ここがどこか? しばらく協議した結果、どうやら通り名が特定できて、歩いて5分で、ようやく予約していたホテルに到着…

お疲れさん!…よく途中で迷子にならずに済んだ国境越え移動でした!

ボリビア…手ごわいです…


2012年02月09日(木) 11時38分23秒
ボリビア
【ラパスの日本食レストラン・けんちゃん強し!】
今日はまず、明日のウユニ行きのバスチケットを買いに行くことにしました。
(プーノ・ラパスのことがあったし、時間に余裕のあるときはできるだけ直接バス会社に買いに行きます…そのほうが何があっても納得できるし)

トド・ツーリスモ社のウユニ行きバスの価格は、他のバス会社の2倍で、230bします(…とは言っても日本円で1200円と2400円の違いですが…)、ウユニまでの道は相当ガタガタ道、何があっても不思議ではない悪路だそうで、おまけに安バス車内では盗難が多いらしく(地元の人の足でもある)…ここはケチらず一番いいバスを選ぶことにしました。

トド・ツーリスモのオフィスはバスターミナルではなく、坂を下ってすこし離れたところのビルの3階にあり(見つけにくい)…途中、ビルのなかは暗く、思わずひきそうになりましたが、3階まで上がってしまうと、オフィスはきれいで、英語もかんぺき通じます。

明日の夜発は残りあと5席でした…あぶなかった。

よっしゃあ! これでウユニ行きのバスチケットも取れたし、
余裕でラパスのまちを探索!

サンフランシスコ寺院。
ロスエロエス広場。

サガルナガ通り


人が多く、道に露店がいっぱい出ています! そこに車がガチで突っ込んできます。歩行者のことなんて全然気にしていません。気をつけないと普通に轢かれて死にそうです…。

リナレス通り(通称・魔女通り)はこんなカラフルなアルパカ製品のお店がいっぱい連なっています。

欲しそうなものがいっぱい…よだれが出そうです…。

…さて、夕べは遅くなったのでホテルの近くの地元の食堂で、ポジョ(チキン)定食1人10b(120円)を食べました。プーノもそうでしたが、ペルー、ボリビアの人々はほんとうにポジョが大好きです…(♪ポージョ、ポージョ、ポジョ、チキンの子♪)、

今夜は奮発して日本人会館のなかにある日本食レストランけんちゃんの店に行きました…。

…海外の日本食堂って、インドのバラナシにいるとき、熱があるときテイクアウトしたのと、食欲ないとき、日本食なら食べられるだろう、と行ったのですが、…あんまりおいしくなくて、ウイーンでも日本の文字にひかれてついふらふらと入ったときは、どちらかと言うと最悪の中華で、「これを日本食と称して出さないでほしい…」と思ったぐらいで、あまり印象がよくなかったのですが、同じホテルに泊まっている日本人客から「けんちゃんはおいしいよ。毎日通っている」って聞いたもので…

おいしい…

感動的おいしさです…ポン酢、ひさびさです。
(もしかしたら味覚のハードル、低くなっているのかもしれないですが…)

●夫、味噌ラーメンと餃子
●妻、トラウチャ(ます)の寿司 

んんん〜間違いなく、日本の味!

お茶とおしぼりを出してもらったのも、日本を離れてから初めての経験です!

あと、カツどんと、冷麺もぜひ食べてみたいです!

ウユニから戻ってきたら、けんちゃん、またもう一度行くと思います!

ラパスの夜景

ラパスの昼景…路上の物売り。歩いていると商品、踏みそうです…

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今からウユニ行きの夜行バスに乗りに行きます!