地球へ途中下車第140回


素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録

前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20140419
世界一周旅行は終わりましたが、『旅の実践編』などとして貴重な情報を届けていただきます。
帰国後・日本
【南米ではたぶんGPSは流行らないと思う…理由】
2012年09月17日(月) 19時10分51秒
 海外でのプリントアウト編ではいろんなやり方をみなさんから情報を寄せていただきましたが…インターネット、デジタル環境の進化はほんとうに日進月歩ですね!
 ところでところで…スマホってホント! にべんりですね!
 日本に帰ってきてからスマホにはまりまくっています! 
 特に感心したのが、スケジューラー、プランナーです…

 カレンダーにタイトル・場所・時間etc…などを入力しておき、その位置をタップすれば、マップソフトが起動して、まずその場所の地図が出るわ、ストリートビューがでるわ…もちろん住所や電話番号も。
 さらに目的地までの行き方検索ボタンをぽちっと押すとGPSと連動して、いまいる場所からそこまでどうやっていくのか、時間はどれだけかかるか、公共交通機関で行ったら料金はいくらかかるか、教えてくれて…
 今からなら駅まで歩いて何分で、分の電車にのって、ドコドコ駅で乗り換えて、乗り換え時間は何分で、って目的地まで案内してくれる。
 車で行く場合は当然、ナビしてくれる。
 その会議やイベントに関する資料情報はPDFファイルでもワード・エクセルでも、メールで送っておけば、画面でいつでも閲覧することができる。
 つまり以前は、A4サイズに印刷した紙を畳んで手帳にはさんでいたものが、ぜんぶスマホに、スマートにおさまっているかんじですね。
 これは…紙のスケジュール手帳には、もう戻れませんね…
妻、学生のときから30年来の、スケジュール手帳難民で、どのスケジュール手帳がベンリか、自分のニーズに合っているのか…、
 システム手帳から、ノーリツ手帳から、超整理手帳から、主婦手帳から、ハローキティーダイアリーから、ありとあらゆるタイプのものをほとんど試しています。
 でも、30年探しても、いまだに「これだ!」 という決定版が見つからず、「手帳さがし」は一生の課題だと思っていました…。
 日本に帰ってきたとき、7月という年度の途中のせいで、手帳そのものがみつからず、困りはてて、さしあたり、学生時代以来の、まさかの手づくり手帳をつくろうと、定規で線を引いていたら…
 …スマホのスケジューラーの使い方を知りました…
……紙の手帳、今年で廃業します…
勝てません!
 …道理で、ヨーロッパでは、道を聞いたら、みんな、鞄のなかからサッと iphonを取り出して、検索して教えてくれたはずです。
 …アメリカでは「そんなこと iphon で調べたらわかるやろ? いちいち人に聞くな! 自分で調べろ! ボケ!」…てな感じで何度もヘコみました!…
……
 南米ではどうだったかなー?…

 …この2人、なんかすごく話が弾んでいるようですが、実はここはブラジルで、英語どころか、スペイン語ですらなく、おっちゃんが話している言語はポルトガル語なので、話の内容、妻、一切わかっていません。
 でもこの男性、妻がポルトガル語が理解できていなくて話の内容がよくわかっていない、ってこと、ぜんぜん気にしていないようです! それはあまり重要な問題ではないようです…。
 …南米の人々は喋りたいことがあったとき、そのとき「近くにいる人」に話しかける習慣があるようで、その相手が理解できているかどうかはあまり気にしていないようです…
 だからこそ、こちらも気楽に道を聞いたり、わからないことを身ぶり手ぶりで聞きやすいのですが。そのぶん、不意に話しかけられてうろたえることも多いです。
……
……
 南米ではたぶん、GPSやナビは流行らないと思います。
 …っていうか、地図ですらあまり必要ないと思います。
 …行きたい場所へ、どう行くのか知りたいときは、そこらにいる人に聞けばいい!
 行った先で、そこからどう行くかは、またそこらにいる人に聞けばいい!
 いま知りたいことは、いま、近くにいる人に聞け!
 いましゃべりたいことは、いま、近くにいる人にしゃべれ!
最強のナビ! 
最強のコンピューターです!
 う〜ん、はたしてどっちが便利なんでしょうかね?

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