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2011-10-23 場回しの技術 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

「場回し」の技術 (光文社ペーパーバックスBusiness)

「場回し」の技術 (光文社ペーパーバックスBusiness)

会議なり、セミナーなり、チームなり、飲み会の場。

こういったものが、回らなくなる原因は何であるのか。

そしてどうすれば、そうした場に活力を与えられるのか。

3人以上が参加するコミュニケーションには、1対1のコミュニケーションとは違う”場”が生じる。

簡単に言えば、人が3人以上あつまれば、よく発言するひととあまり発言しなくなる人が生じる。

まり発言しなくなる人は徐々にテンションが落ちて行き、”場”そのものの活気もなくなる。

まり発言しなくなる人に注目し、その人の声をタイミングよく拾っていくことで

全員の参加意識を保ちながら”場”をまわしていくための工夫が分かる本だ。


本書は回らない会議の負の連鎖を以下のように捉えている。


  1.参加意思の低い人が現れ、それに周囲が影響を受け始める

  2.それに気づいているのに、仕切り役は注意をしない

  3.多くの参加者の意欲が減退する

  4.仕切り役の意欲も減退、いよいよ参加者に注意を払わなくなる

  5.結果、会議自体の生産性が落ちてしま


島田紳助さんは出演者が100人もいるような大きな番組では、座席表を持っていて、

発言した人をチェックしていく。それで発言していない人にどんどん振っていって、

最終的に全員が発言するようにする」


やる気が落ちてきたりテンションが下がっていくということは、

自分がそこに参加している感覚を持てないということである

場回しとはそういう人たちにどんどん発言してもらい、場から脱落する人を出さないための

技術なのだと思った。それが重要なのは、前出のように、誰かがやる気をなくすと、

まわりも徐々にやる気を失ってしまからである


本書は一人ひとりの参加意識を高めるための工夫や、一人ひとりの発言がちゃんと場に反映されて

いくための工夫などと同時に、その人が今発言したがっているのかどうかを見極めるための

目配りや気配りの技術意見があって話したい人は、よくみると相手の話が終わる寸前のところで

息を大きくすう傾向がある)など、息遣いをみてタイミングよく振ってあげるための知恵などが

豊富に紹介されている。場というのは、ほっておいたら一番声の大きい人間の独壇場になり、

ほかの参加者はただ受身でそこにいるだけになってしまう。それでは、集団が本来持っているはずの

生産性が発揮されない。いかにして、全員の意見を引き出せるような場をセッティングし、

全員がやる気を失わないために何に気を配って場を回していけばいいのかということは

個ではなく組織として活動する上で、非常に重要ポイントになるように思った。


参考:

いち若者立場から若者が何も主張しない理由を主張してみる

http://d.hatena.ne.jp/yuhka-uno/20111020/1319108480

いちおっさん立場から若者が何も主張しない理由を推定してみる

http://d.hatena.ne.jp/yoshii_hiroto/20111021/1319223126

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