2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

上洛!(その19):船岡山公園

今から22年前、ここ船岡山公園で、元警官による現職警官殺人事件がありました。そのことがあった上に、わざわざ観光で行くような場所でも無かったので、一度も訪れたことがありませんでした。今回の旅では、大徳寺へ行ったついでということもあり、初めて足…

上洛!(その18):西陣界隈

タイムスリップしたかのような時空間が広がっていました。自動織機と思われる機械音が路地に鳴り響いています。人通りはあまりありません。廃屋もところどころにあります。ちょうど葬式から帰ってきたばかりのお坊さんに会いました。 西陣界隈 2006/4/24 Lei…

上洛!(その17):大徳寺

雨の土曜日にアノ映画を観てきました。大阪の写真展の時にダイジェストをビデオで観てはいましたが、全編を観ることができました。映画の中で取り上げられていた写真は全てが先日の写真展で目にしたものだったように記憶しています。おそらく映画としては娯…

三社祭(その3):子供たち

「祭と子供」ってのはスナップ写真の超定番なんで避けるべきなんでしょうが、これをはずすと「祭」の面白さが激減してしまうので、しぶしぶつけ加えておきます。 三社祭 2006/5/20 Leica M3 + Summicron-M 50mm/F2 Fuji PRESTO400@400

三社祭(その2):外人部隊

浅草は、六本木に次いで、外人さんたちが多く訪れるところですが(私見)、この日は例年の5割ほどは増えていました(アテズッポウ)。中には店の手伝いをさせられている外人もいたりと、消費だけでなく生産にまで外人部隊に頼りっぱなしの仲見世商店街でした…

三社祭(その1):祭と言えば・・・

この前見物に来てから何年にもなります。前回は、神輿を担ぐギャルたちの顔が歪む「決定的瞬間」を、当時持っていた京セラの一眼レフカメラで捉えたのを覚えています。今回はライカのM3ですから、そういう写真を撮っては、カメラが泣くってもんです。M3では…

上洛!(その16):北野天満宮

毎月25日は天神さんの縁日です。この写真は縁日の準備で忙しい前日の24日もの。修学旅行生たちが次々と観光タクシーで乗り付けていました。 北野天満宮 2006/4/24 Leica M3 + Summicron-M 50mm/F2 Fuji Acros100@100 今年の3月以来、フィルム現像は全部ヨド…

スナップといえば渋谷30

最近は夜の渋谷で写真を撮っていませんと書いた翌日、撮ってしまいました。 何がきっかけとなるのか、自分でも分かりませんが、渋谷駅から外へ出た瞬間、「撮りたい!」と思いました。可愛い女の子がいたからというわけではありません。「撮ってくれ」的な強…

Crush&Build (5)

定点観測と化している北新宿ヒルズ(仮名)工事現場の4回目です。前回から3ヶ月が過ぎ、開通直前の舗装道路が出来ていました。廃屋となっていた100円ショップ・シルクは消え、原野が広がっています。地蔵堂には地蔵が戻っていました。でも、地蔵堂自体が依然…

市ヶ谷界隈

個人的には市ヶ谷は空白に近い領域です。四谷や飯田橋で降りることはあっても、市ヶ谷で降りることは皆無です。今回は未踏の山の手側へと分け入ってみました。 市ヶ谷 2006/3/9 Rolleicord Vb (Xenar 75mm/F3.5) Fuji PRESTO400@400

上洛!(その15):宝ヶ池トンネル

夜のトンネルってフォトジェニックですよね。でも、真っ暗になる直前を撮ってみたかったので、日没直後の6時半ごろに、地下鉄・松ヶ崎駅について坂を上り始めました。自動車専用道路が出来ていて、歩行者は自転車と同じ道(旧道)を通ります。下り車線での自…

上洛!(その14):嵐山

今発売中の「アサヒカメラデジタル」でスナップの特集を組んでいます。所詮は銀塩カメラでの知識やテクを、デジタルカメラに焼き直しただけのもののようです。しかし、50mmレンズは開放付近でのボケ味にしか取り得がないかのような話の流れに納得できなかっ…

上洛!(その13):アーケードを行く(錦小路〜寺町三条)

最近は夜の渋谷で写真を撮っていません。ズミクロンをつけたライカはカバンの中にデフォルトで入っていますし、渋谷には毎日通っていますが、ときめく被写体に出会いません。 昨夜は、標準レンズをつけた一眼レフを首から提げたヤング(死語)をハチ公前で見…

沢山集めればゲージツになる!?

昆虫などの標本、切手やコインなどの収集、これらは一匹や二匹、3、4枚だったら、よほど珍しいものでもなければ、一般的な価値は認めてもらえません。沢山集めてはじめて価値が生まれます。写真にも似たようなことがありそうです。 最近、道を歩いていたら「…

上洛!(その12):京都駅〜本願寺

平安遷都1200年記念事業のひとつとして1997年に新築された京都駅です。4代目なのだそうです。古都の景観を無視し、未来建築を採用した京都駅は、初代型の駅舎を復活させようとしている東京駅とは対照的です。京都は、長い歴史を持っているがゆえに、歴史や伝…

上洛!(その11):大徳寺

大徳寺の再登場です。大徳寺を訪れるのは、今回が2回目です。10年あまり住んでいたのに、1度きりしか訪れたことがありません。それも、どなたかに「大徳寺納豆」を差し上げるために、「一久」へ買い物に行ったついでだったと思います。修学旅行や観光で訪れ…

沖縄(その5)

沖縄シリーズの一応最後です。一応というのは、未現像のものが少し残っているからです。それは、またいずれということで。 恩納村 2006/5/5 Minolta α-SweetII + Tamuron 185D Fuji Super400@400

沖縄(その4)

エメラルドビーチでは地元とおぼしき子供たちが戯れていました。 今日は昼から新宿のコニカミノルタギャラリーへ行って、平井純一氏、栗原滋氏、中藤毅彦氏の写真展を拝見しました。新島さんのblogで中藤毅彦氏の写真展のことが紹介されていたのがきっかけで…

上洛!(その10):一乗寺

軽薄な写真ばかりの沖縄シリーズは一息入れて、今日は「上洛!」にもどってみます。 戦国末の剣豪・宮本武蔵は「五輪書」の初めの方で剣術上達のための心得を述べています。その中に、剣術ばかりやっていてもだめだというくだりがあります。剣術以外のことに…

沖縄(その3)

今日から横木安良夫氏のmini写真展「DaydreamBeliever」が渋谷パルコPART1で始まりました。ちゃんとした写真展は東京のも京都のもニアミスで行かずじまいだったので、今回こそはと初日の10時過ぎには着いていました。会場の規模も写真のサイズも確かにミニで…

沖縄(その2)

沖縄へ行く前にどうしても読んでおきたい本がありました。小林紀晴氏の「ASIAN JAPANESE 3」(情報センター出版局)です。氏の代表シリーズ「ASIAN JAPANESE」の沖縄編であり、また、たぶん終章です。氏自身の旅を通して、自分探しの旅の途上にある人々を描…

沖縄(その1)

GW後半は、ホントの沖縄へ行ってきました。 滞在中は天気に恵まれ、日中の最高気温も25〜27度と半袖でも暑いほどでした。地元の人は6月半ばの梅雨明けまでは泳がないとも聞きましたが、海開きはしており海水浴も十分可能です。プライベートビーチ周辺で絵葉…

上洛!(その9):夜の鴨川・高瀬川

ストリートスナップと肖像権に関しては議論が尽きませんが、土門拳氏が意外にも謙虚な姿勢で臨んでいたことを、最近、30〜40年前の氏の著作の中で発見してしまいました。スナップ写真は、被写体から「お目こぼし」をしてもらっているのに過ぎないのだがら、…

南の島から

皆様、GWはいかがお過ごしでしたか? 私は南の島で一足早い夏を満喫してきました。 ここはどこ? Minolta α-SweetII + Tamuron 185D Fuji Super400@400・・・・な〜んちゃって。

上洛!(その8):七条界隈

七条界隈と言っても、観光ガイドに載っているような、東本願寺や三十三間堂などとは対極をなすような情景でした。五條楽園からの続きで、人っ子一人として観光客の見当たらない木屋町通です。これが、あの木屋町通と同じ木屋町通なのかと疑ってしまいます。 …

上洛!(その7):五條楽園

知る人ぞ知る、知らない人は、京都に生まれ育った人でさえも知らない、五條楽園。 私は京都に10年近く住んでいたことがあったのに全然知りませんでした。つい最近まで、京都にはこの手の地域はないものとばかり思っておりました。「新地」ってのはどういう意…

上洛!(その6):新世界で串カツを食う

関西へ来たのなら、新世界へ行かなきゃ落ち着きません。前回の3月には不本意ながら行けませんでしたが、今回は時間に余裕があったので、京阪特急に乗って大阪まで夕食に行ってきました。 目指すは、ジャンジャン横丁の「八重勝」。でも、いつ行っても長い行…

上洛!(その5):木屋町通(四条〜五条)

四条木屋町界隈は、京都随一のいかがわしい雰囲気が充満しています。呼び込みのおっちゃんを振り切って、「村上重」で漬物を買うのは一苦労ですよね。やっとの思いで漬物を購入できた老紳士がひとり、ほっとしながら桜を眺めていました。 木屋町通(四条〜五…

上洛!(その4):鴨川(四条〜五条)

鴨川では多種多様な鳥がくつろいでいました。岸辺では、犬に混じって散歩している人がいたり、カップルがだべっていたり、孤独を謳歌している人があぐらをかいていたりと、ほのぼのとした日曜日の夕方です。 鴨川(四条〜五条) 2006/4/23 Leica M3 + Summic…

上洛!(その3):木屋町通(三条〜四条)

京都という街は、繁華街の喧騒のすぐ外側に静寂があって、一粒で二度美味しいところですが、現代では「ちょっと大きな田舎」というのが一番ぴったりの表現な気がします。 繁華街では、三条と四条の間で、河原町、新京極、木屋町あたりが昔も今も一番賑やかで…