9月4日、台風21号の猛烈な暴風雨と高潮が関西を襲った。
そして、5日午後、5人だけの会議が終わって外へ出たら、秋の雲があった。ようやく暑い夏が終わる、と思った。
会議は、7月の西日本豪雨被災地の報告会を天草でもやることになって、その打ち合わせだった。
どうせ天草でやるのなら、1972年の天草水害も報告しようか、ということになり、こちらに関しては先月の末に当時の被災地域を回ってきた。
しかし、災害は終わらなかった。いや、続いていた。6日の北海道地震だ。
まるで『方丈記』の世界を見るようだ。
わたしたちは地獄の一丁目にいるのかもしれない。