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2010-04-17

1月の積読

 積読の1月分です。

 この月もまた借り物ばかり読んだ月でした。

 以前から読みたかった「夜魔」が漸く文庫落ちしたので、非常に嬉しゅうございます。

 比較的当たりの本が多かったような気がする。



 【感想】

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ』 乾くるみ

 無性に「あっと驚かされる(騙される)」お話が読みたくなり、ネットでの評判を見て手に取った作品。

 あらすじに書かれた「最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する」という謳い文句の通り、最初こそは「何このスイーツ(笑)恋愛小説は」と思ったものの、読了後に物語の構造に気付いてからは思わず感心。ミステリらしからぬミステリ作品ですねぃ。

 感想としては「女性って怖ぇ!」この一言に集約される。よくもこんな凝った構造にしたものだなぁ、と。見事に騙されたよ!

 ただ、驚き騙されはするものの、それの為だけに背筋がむず痒くなるような微妙な恋愛物語を読み続けるのは何だかなぁ、といった感じ。その上肝心な謎に関しても「うん、だからどうしたの?」と言えるようなものではあるので、人によっては微妙かも。『葉桜の季節に君を想うということ』を読んだ時にも同じようなことを思ったような?


夜魔―奇 (電撃文庫)

『夜魔 -奇-』 甲田学人

 同名ハードカバーの短編集が文庫化されたもの。

 前々から興味があったもののハードカバーだった為に断念していたが、この度分冊文庫化された為手に取ってみた。

 この「奇」には幻想性の強いものを収録しているようです。

 中身は怪しくも幻想的で「さすが甲田学人!」と言える内容。痛々しいステキ表現は健在です。『薄刃奇譚』なんかは尖端恐怖症の人には読めないのではないだろうか。カッターが! 皮膚からカッターが! イヤァァァアア!! ひっじょーに痛々しかったです。

 個人的には一番キたのは『魂蟲奇譚』。『薄刃』もだいぶアレだったが、『魂蟲』の生理的に嫌悪感加減はそれ以上。蟲が! 肌の下に蟲がうぞうぞと! 読んでいる最中は肌が痒くて痒くて仕方なかった。

 なんか抽象的な表現ばかりだが読んだ人には分かってもらえるはず、はず!


ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)

『ぼくのメジャースプーン』 辻村深月

 久々の辻村作品。この作家さんは心情描写がとても丁寧なのでいいですね。

 幼い子ども達に襲いかかった悪意。心を閉ざしてしまった「ふみちゃん」。悪意に立ち向かう「ぼく」の決意と選択。一つ一つのエピソードが切なく悲しく、そして優しさに満ちていたと思う。色々な価値観に触れ感覚が鈍化した私にとって、“悪意”に疑問を投げかける「ぼく」の姿勢は何か気付かされるものがあったように感じる。

 にしても小学生のキャラクタに感情移入させるなんてさすがだなぁと思う。「市川」が「ふみちゃん」を罵倒するシーンは非常にイラッとした。

 相変わらず他作品とのリンクも仕込まれていて、『子どもたちは夜と遊ぶ』のちょっとした後日談としても良かった。秋先生が出てくるとは知っていたけれど、他の人物まで物語に絡んでくるとは。

 何やら成長した「ぼく」と「ふみちゃん」が出てくるらしい『名前探しの放課後』という作品があるようなので、ぜひ読んでみたいなー。


彩雲国物語―黄金の約束 (角川ビーンズ文庫)

彩雲国物語 2〜6』 雪乃紗衣

 相変わらず友人に借りています。持つべき友はなんとやら(´ω`)

 何がありがたいって三巻にして漸く実装された登場人物紹介! 主に名前の読み方の確認に利用しています。人名がそれはそれは憶えにくい作品なので、助かります、非常に!

 主人公が努力しつつ高い位に行こうとしていて結構読み応えがあります。こういったサクセスストーリーは好きです。ただ全てが予定調和すぎる気がしないでもない。 

 きな臭い陰謀話なども少しずつ出てきて、続きを読むのが楽しみになってきました。

 にしてもほんと主人公の周辺に優秀過ぎる人材が集まってきてるなー。何なのこの最強パーティー。

 最終的にどうなってしまうのだろう。

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2010-03-07

ぶるーとぅーす

 最早私の生活には欠かせなくなったiPhone。当初こそはその半端な不便さと局所的な便利さから「あほーん」等という愛称で呼んできた、不出来なカワイイヤツ。が、数々のOSアップデートによって今ではすっかり優秀な情報端末になり、もう手放せられません。文句は相変わらずあるけどな! 余談ですが、Twitter上では「あいぽん」と称するようですね。そちらの方がいいかもしれない。閑話休題。それはさておき、勿論音楽プレイヤーとしても重宝しています。

 このあいぽん様を日々使用していく上で煩わしくなるのが、iPhoneとイヤフォンを繋げるケーブル。満員電車に巻き込まれ、ケーブルが外れた時なんかには うがー!! となります。

 そこで選択肢として現れたのがBluetooth。今までは専用の送信機が必要でしたが、iPhoneOSが3.0になってからはハード側が対応してくれてそれなしで使えるようになったらしいので、導入に踏み切ってみた次第。


 今回購入したのはSony社製のこれ。

SONY ワイヤレスオーディオレシーバー ホワイト DRC-BT15P W

SONY ワイヤレスオーディオレシーバー ホワイト DRC-BT15P W

 世にはヘッドホン等の一体型タイプもありますが、元々所持していたイヤフォンをそのまま継続利用したかったので、イヤフォン端子のあるモデルを選択。色々と調べた結果でこれに決定。

 Bluetoothを使うのは初めてだったので些か不安だったものの、一番手間取りそうなペアリング作業は数秒で済み、非常にあっさりと使用可能に。


 いざ使用してみると、前情報通り、なかなかに高音質。通信自体もちょっとやそっとの事じゃ音が途切れるというのも無いので、気にせずに身体を動せられます。バッテリ自体も10時間程は持つらしい

 ケーブル周りの煩わしさが無くなり、非常に快適に。今のところ大満足です。


 難点は充電する際専用ACアダプタを使用するところか。とはいえここは承知の上で選んだので、個人的にはそこまで難点では無かったり。調べたらUSB経由で充電する方法もあるらしいので、必要になったらそちらを利用するのもアリかも。

 後はiPhone側で負荷の掛かる処理や操作をすると、音が若干遅れたり、半音下がって聞こえてしまうとこだろうか。些細な点ではあるものの、気になる人には駄目な所かもしれない。

 これは仕方のない事ではあるけど、iPhone側のBluetoothの対応が不完全で、曲の早送りや巻き戻せないのは欠点かもしれない。あると便利なだけに、残念と言えば残念。今後のアップデートに期待?


 総じて、私にとっては良い買い物だったようです。

 もう手放せられないっ!

2010-03-05

12月の積読

 積読の12月分です。

 相変わらず友人から本を借りていた為、積読本を崩せなかった月でした。その割に欲しかった本が次々と見つかった為、大量に増えてしまったという。

 続編物はある程度集めてからまとめて読みたい性分なものの、そろそろタワーを崩さないと、と思う今日この頃。

 今回から「感想」を別欄として分けてみました。お蔭で文量が大変なコトに!



 【感想】

死者の奢り・飼育 (新潮文庫)

『死者の奢り・飼育』 大江健三郎

 最近軽い本ばかりだなー(ライトノベル的な意味で)と思い、積読タワーの中から手に取ってみた作品。

 その結果、西尾作品の次に読んだ事を後悔。すごく……読み辛いです……。

 表現豊かな文章やかっちりした文体はさすがなものの、それ故に文が難しい。読みやすい物ばかり手を出していた所為か、これは難易度が高かった。とはいえ日本語ってここまで言葉を繋げる事ができるのか、と感心。

 娯楽志向の強い作品を好む所為か、この作品はあまり合わなかったかな、という印象。ただ時期を置いて他の著作も読んでみたいですね。


偽物語(上) (講談社BOX)偽物語(下) (講談社BOX)

偽物語』 西尾維新

 相変わらず読みやすい。それはそれは読みやすい。ある程度文が詰まっていて上下構成なのにあっと言う間に読了してしまうぐらいに読みやすい。大江健三郎の次に読んだからその感も一入ですね!

 話自体は面白いものの、全体としては可もなく不可もなく。元々作者の趣味がこの上なく反映された作品でしたが、本書はより一層趣味に走ったな……という印象。この作品はどこに向かっているのだろう?

 至る所に現れるアニメ化云々のメタ発言は要らなかったような。


彩雲国物語―はじまりの風は紅く (角川ビーンズ文庫)

彩雲国物語 1 はじまりの風は紅く』 雪乃紗衣

 中華風世界観のファンタジー物。友人に「この作品興味ある」と言った所貸してもらえた作品。少女向け小説は初めてです。ただし十二国記は除く!

 展開が唐突のように感じたものの、そこそこ面白かったような。

 主人公周辺の人物がみな優秀で笑いを誘います。なにこの最強パーティー。

 物語的にはまだまだ序盤で、話が本格的に動き出すのはまだ先らしいので、次の巻を読むのが楽しみです。

 にしても登場人物の名前が全員中国的な為かとても憶え難かった! 人名が出る度にルビが振ってあるページを探してしまいます。ぐぐぐ……。

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2010-03-03

さぶ

 先週の土日を利用して、知人の方から頂いたパソコンをセットアップしてみた。

 そのPCに今まで8年ほど使っていたサブPCのパーツなどを移植してみたり、トラブルが発生したりなどで、作業終了までわりと時間が掛かりました。


 作業の結果、今までのサブPCは

 

CPUペンティアム4 1.8GB

グラボGeForce FX 5200

メモリ:512MB

HDD:200GB


という内容だったのが


CPUAthlon64 2GB

グラボ:GeForce 6800GT

メモリ:1.5GB

HDD:400GB


に変わったよ!

 サブPCとしては十分な性能でほくほく。そのうちUbuntuを入れて遊んでみたいですね。



 以下、組み立ての際に起きたトラブル。


・あれれ、必要なケーブルは全て接続して起動させたのにディスプレイには「No Signal」と出るよー?

CPUがきちんとソケットに入っていなかったでござる。

(グリスを塗り替える為と称して下手にCPUを外したりするから……)


・あれれ、IDEセカンダリに接続したHDDが認識されないよ?

マザボの表記をよく見てみたら、セカンダリだと思った所はプライマリのRAID用端子だったでござる。

(気付いた瞬間ひどく脱力)


・あれれ、HDDセカンダリにちゃんと接続した筈なのにbios上で認識されないよ?

→ジャンパのマスタ・スレーブ設定を間違えていたござる。

(もはや何も言えない……)


 いずれも非常に単純なミスばかり。しかし解明するまで何時間も浪費したという。ぐうの音も出ません。ぐぅ。

 SATAがどれだけ簡単かよーく分かりました。IDEなんか嫌いだー!



 なんにせよ、このPCをくれた知人の方には感謝しています。

2010-03-02

11月の積読

 積読の11月分です。

 ふとしたキッカケで友人から『化物語』を借りてみたら本人も予想外の勢いで読了していったでござるの巻、な月でした。

 西尾作品はやっぱり読みやすいね! 言葉遊びや流れるような言葉の応酬、会話文のテンポの良さは特筆に価するものだと思う。エンタメ物語としては秀逸かと。

 ただ、この人の作品を読む度に思うが、何も残らない空虚な読後感は相変わらず好きになれない。「面白い」けど「ニガテ」ですね、この人の作品は。

 お話的には『傷物語』が一番好き。映像化希望!


 『ヴェスペリア』は展開が早いこと早いこと。物語の略し方が大胆過ぎて笑いを誘います。原作ファンならそれなりに楽しめるかと。


 『キノ』は相変わらずの安定感。この皮肉的な物語展開は大好きです。安心して読めますね。でも「若干マンネリかな?」という気がしないでもない。とはいえまだまだ次巻が楽しみです。

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10月の積読

 積読の10月分です。

 珍しく多く読んだ月、というか初めて人から小説を借りた月でした。

 今では珍しい『ガイア・ギア』。それを友人が所有していたので是非に、と借りてみた次第。

 「Vガンダムよりも未来の宇宙世紀」や「シャアクローンが主人公」という設定で非常に期待したものの…皆まで語りません(´・ω・`)

 素材はいいと思うのに…どうしてこうなった

 とはいえ富野な人の思考が面白かったので良し。


 『過負荷都市』は途中頭がこんがらがることがあったものの、なかなか読み応えのあるSFでした。時期を見て読み直したいかな。

 この人の作品、もっと手を出して見たいですね。


 後は『TOV』好きな友人から借りたノベライズ

 あまりの展開の早さに笑ったよっ! ダイジェストと形容した方が良いのだろうか。原作ゲームをやった人向けですね。

 なんやかんやで結構楽しめたけどね! ザギさんステキだよザギさん。


 最後は続きが気になって仕方のない『9S』の新刊。

 今巻から終幕に向けての新展開のようです。今まで以上に万国吃驚人間博覧会状態に幾度噴いたことか。スヴェトラーナさん強すぎっす。

 そして相変わらずのクリフハンガー展開は必見! この作者は続きが気になる終わり方に定評がありますね。この引きはヒドい。次の新刊はいつですかっ。

 この作品、いつになったら映像化されるのでしょうね?

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9月の積読

 積読の9月分です。

 数年間追い続けていたガンダムUCが漸く完結し、テンションが上がっていた月でした。

 最後に物足りなさを感じたものの、福井ファンとしては満足の作品。未読の福井作品に手を出したくなりました。

 来年売られる予定OVAが楽しみですね。福井作品の映像化は不遇の物が多いので、UCはそうならないことを祈ります。

 後は8月に映画を観て以来非常にハマったサマーウォーズノベライズ

 映画版と比べ、各登場人物の心情描写が細かく掘り下げられており、ある種の補完本となったいた。このテのノベライズを買う事は私にしてみると珍しいものの、結果として満足したので良し。

 映画版がまた観たいよ!

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8月の積読

 積読の8月分です。

 読書が全く進まない月でした。とはいえちまちまコンスタントに読んでいたのが「星の王子さま」。スゴく今更な気がしないでもない。

 ただ、実際の中身を知ってみると、この歳で読んで良かったような、と思える内容。なかなかに深い言葉が多く、今までは児童書の類と思っていましたが、認識を改める事に。

 よい作品ですね。

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