思いの共有


初めまして。


Sydneyは寒い日が続きます。

縁あって、この度こちらに登場させていただく事となりました、キャルと言います。

ブログを書くのは初めてなので、至らぬ点もあるかとは思いますが、少しでも誰かのお力になれれば幸いです。

日々あった事、感じた事、Australiaの事、そんなことを書いていこうと思います。

さて、初回は「思いの共有」について書こうと思います。

ずいぶん前になりますが、Rose Bayに行った時の事です。

道路から道を降り、Strickland Houseが見えて来て、大きな芝生が広がります。

その日は休日で、オージーの親子がフリスビー(英語ではFlying Discでしょうか?)を楽しんでいます。

Australiaの青空と、歴史を感じる荘厳な白い建物はとてもコントラストが映え、オーストラリアを肌で感じた思いがしました。

そこから始まるHeritage Foreshore Walk。

整備された小道を抜け、見えてくる景色。

それが、今回この小文といっしょに載せた、冒頭の画像です。



「視界が開ける」と言えば良いのでしょうか。

人生の先輩や、恋人、かけがえのない友人、牧師さんや神父さん、親ごさん。。。

ふとした瞬間、誰かや何かからもらった一言で、急に目の前が開ける思いがすることがあります。


まさしく私にとってこの画像の景色が、そんな思いを抱いた風景でした。

――オーストラリアという場所で、自分の枠を超えて、何か出来ることがある。

今まで想像もしていなかった、自分に出会えた瞬間です。


幸運なことに、この瞬間をオーストラリアでお世話になる方と一緒に見ることができたのです。

彼女がどんな思いで同じ風景を見ていたのかはわかりません。

でも、感動を共有した瞬間であった事はまちがいないと思います。

そしてその経験があったから、私は彼女にお世話になれる、とも感じました。



このブログを書く機会に恵まれた時、私はすぐにこの体験を書こうと思いつきました。

長い困難な道に、自分でも気付かないうちに迷い込んでしまっている時。

そんな時必要なのは、思いを共有してくれる人の存在だと、私は思います。


説明したり、向き合ったり、どうしようもなくなったり。

人は、楽しい時に感じることは1つなのに、反対の時には本当にいろんなことを感じたり、思います。

色々な人の意見を聞いて、話を聞きたい。

また、共有していただける人に出会えれば、そんな素晴らしいことはありません。

人生初のブログを、Sydneyで書くことができる事に感謝しながら。

29th July 2011
Hornsby NSW Sydney Aus