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Kyojiのよろずひとりごと このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2008-11-01 情報社会の落とし穴(2) 受身の姿勢が思考停止に このエントリーのブックマークコメント

さて、昨日ネットに流布されている情報の大半が「ヘッドライン」による断片的な情報のみを見て「全てをわかったつもり」になる人たちが非常に多いことを述べました。これを私は「わかったつもり症候群」と勝手に名前をつけてしまいましたが、昨日の「常識レベルの情報」も知らない人が特に若い世代に増えているのは必ずしもそれだけでもないと思います。昨日のBBSやmixi等のSNSで実際に目にした書き込み

・映画で「ソ連」とか「ナチス」と書いているけどそれって何ですか?

アナウンサーなんてただしゃべるだけでしょ? そんなの誰でもできるよ。

廉価盤← これってなんて読むんですか? どういう意味ですか?


これらの発言を見て私が最初に思ったのは「聞く前に少し考えてみては、聞く前に自分で調べてみてはどうなの?」という点。つまり自分で調べたり勉強したりーつまり情報を自分で捜そうという態度が微塵も見られない部分に問題の深刻さを感じました。

実はこの問題には現代の日本人に関する大きな問題が起因しているような気がします。

一つは情報に対して受身的になる姿勢が日本人は欧米人に比べても強いという点にあります。これは検索エンジンの使い方で日本人と欧米人の間で顕著な違いがあり、欧米の人は自分が探している情報を見つけるまでかなり一生懸命探しますが、日本人は自分が探している情報がすぐにみつからないとすぐに諦めてしまう傾向が強いそうです。例えて云えば欧米の人は情報を「見つけられる」ページを探し、日本人は情報を「与えてくれる」ページを探す傾向があるようです。従って「よいホームページ」という概念には日本と欧米で明確な違いがあり、欧米は「情報がふんだんにある」ページがよいとされるのに対し、日本は「情報がすぐにわかる」ページがよく、あまりテキストの文字数が多いホームページは日本ではよいとされていません。

実際私もホームページを運営していてこれはすごく強く感じます。料金表(CDプレスとかマスタリングとかの)とかを入れても殆どのお客様からは「わからない」という答えが帰ってきます。どこがわからないかというと「たくさん書いてあってどれが自分にあてはまるのかわからない」ということでした。つまり日本人に対してはテキスト文字数が多すぎるとかえって「わかり辛い」と感じる人が多いようです。実はここに深刻な問題があります。またうちのホームページにはさまざまなクリック可能な場所がありますが、せっかくある検索キーワードホームページに来ても、全然関係ないページをクリックして結局は他のページに飛んでいってしまう、そんな人が非常に多いことも感じています。つまり選択肢が多いという状況で「パニック」を起してしまい、どこをクリックしていいのかわからない、というのが実情のようです。要は自分で多くの選択肢の中から選択する、ということに慣れていない人が多いようなんですね。つまり情報に対して考えるという習慣を持っていない人があまりに多い点にあります。

昨日のBBSやSNSに書いてあった書き込みには、人が一方的に情報を「与えてくれる」のが当然という考え方が根本にあり、そこには 1.自分で考える。  2.自分で調べて勉強する。  という姿勢が全く認められません。 つまり情報に対する受身的な姿勢によって思考停止の風潮が広まっているという点にあります。

つまり昨日述べました「わかったつもり症候群」の次に「情報に対して受身になることによる思考停止というもう一つの要素があります。

そしてもう1つ、さらに別の要因があると思います。その続きは明日また書きます。