2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『パーマネント野ばら』(2010)

・菅野美穂の演技がなかなかいい、それに引けを取らず共演している女優陣の演技がまたいい。菅野美穂の悲しさと寂しさと侘びしさを湛えた表情は、表情だけで何十何百の台詞よりも心を伝える。菅野美穂ってこんなに内面から染み出す演技を身に付けたのか、こ…

『パーマネント野ばら』原作を見事に上手に改変している。

『ブッシュ(原題: W.)』(2009)

・オリバー・ストーンらしい刺々しさ、触れたらスッパリと肉が切れるカミソリのような鋭さがない。・希代のアメリカ大統領として、子ブッシュの馬鹿さ加減、おぞましさ、おろかさはもう十二分に世の中に広まっているから、いまさらそれを小馬鹿にしても諧謔…

『ブッシュ(原題: W.)』オリバー・ストーンらしさは全く無い。

『君を忘れない FLY BOYS,FLY! 』(1995)

・日テレの力もあるであろうが、よくぞまあこれだけテレビによく出る顔を集めたものだ。・公開当時、ロン毛の木村拓哉やら、でぶでぶの松村やらで散々に言われていたのを記憶しているが、なるほどこれは誠にもってトンデモ映画の超典型。これは特攻という日…

『君を忘れない FLY BOYS,FLY! 』愚かしい映画だ・・・

『恋するトマト』(2005)

・副題「クマインカナバー」タガログ語で「ごはん食べましたか?」の意味。・最初のあまりにベタベタないかにもといった話しと展開に、もううんざりして「こういう映画か・・」と観るのをもう止めようかとさえ思ったのだが・・・そこを我慢して観続けていたら…

『恋するトマト』出だしはダメだったが、後半は良作。

『落語娘』(2008)

・落語? 落伍 落後・演じた者が必ず命を落とすという呪われた演目「緋扇長屋」のお話・最初のほうに少しだけ楽屋裏の様子などが出てくるが、映画そのものは落語を題材にしているけれど、落語を突き詰め、落語の世界がどうだこうだというものではなく、落語…

『落語娘』落語娘ミムラがとてもイイ感じだ。

『シン・レッド・ライン』(1999)

・これは最初に観た当時、物凄いショックを受けた映画だ。・なぜかこの映画を観たあと、これは『2001年宇宙の旅』に似ているなと感じた。映画に流れている波動や思想が同じように感じた。・映像に匂いがある、映像から匂いを感じる。夏の匂い、草が茂った丘…

『シン・レッド・ライン』こんなにも静かで美しい反戦映画はない。

『監督ばんざい』

『大日本人』となんら変わり無し。同じ思考、感覚、傲慢、うぬぼれで作られたような映画・・・いや、これも別に映画というものじゃないわけで、TVのコメディー番組そのもの。これのどこが映画なのか、これのどこが作品なのか、だからこれも言っても仕方の…

『私が愛したウルトラセブン』(1993)

TV

●映像化されなかった「300年間の復讐」上原正三脚本、この話、実際に映像化されたものを観てみたかった。●『モンマルトルからの使者』を田村英理子でアレンジしていたり、ベトナム戦争や沖縄問題を話の中に絡めたり。このドラマの脚本は当時を色濃く映す反体…