はつせアーカイブス 〜三つ編み外様大名の蔵〜 このページをアンテナに追加 RSSフィード

1987-12-31

[]翼のない天使について

「翼のない天使」は、サイバーパンクTRPG『トーキョーNOVA』で私が使っていたキャラクタの女暗殺者の設定から書き起こした小説です。全体的には、「レオン」や「ニキータ」のようなリュック・ベッソン系の影響が非常に強い(と自分では思っている)作品です。

第5話まで掲載していますが、予定では15話くらいで完結する予定だったものです。今となっては、長く放置しすぎて続きも書けませんが。

1987-12-30

[]翼のない天使(表

「カンベ、教えて。」

「何をだ?」

サラは真剣な眼差しでカンベを見つめた。その瞳の中にはもはや、生への恐れも死へのためらいもない。あるのはただ、隠れもない意志。ただ、この人の側にいたい。

「人を、殺す方法を。」

 

 魔都上海。霧に煙る栄光と屈服の町をさまよう少女、サラ。幸福な毎日、暖かな家族のぬくもり。すべてを失った少女を死の手からすくい上げたのは、奇妙な日本人、暗殺者カンベだった。この出会いが、少女を激しく変えてゆく。