犯される前に犯れ!処女の逆姦コメディ! - 暴想処女(1)



暴想処女(1)/酉川宇宙(Amazon)


一般向けエロコメ漫画の歴史に新たに刻まれるであろう一冊が発売されました。
酉川宇宙先生の「暴想処女」がついに発売です。


別冊ヤングマガジンと比較的マイナーな雑誌に掲載されていながら、単行本の発売が決定する前から各所ですでに話題になるほどのインパクトを持つこの作品。
エロいだけでなくバカバカしくて楽しいんですが、そのバカバカしい楽しさが新鮮で突き抜けてるんですよね。



主人公の牧野弥生は16歳の可愛い女子高生なんですが、「20歳になる前にSEXするとおちんちんが生えてくる」という母親の冗談を真に受けて、未だ信じているくらいに思い込みが激しい娘です。
それを信じているだけならまだ良いんですが、「犯られる前に犯れ!」というアクティブな精神の持ち主。


そんな彼女は、学校一の問題児で恐れられている鈴木勇太と何かと縁があって、そこで「犯られる前に犯れ!」の精神が発動します。
「牧野イッキまーっす!!」の掛け声とともに逆姦!!
鈴木くんを挿入させずにイカせるぜ!



初めて(入れてるように思わせて手で)されている時に、可愛い同級生に耳元で「大好き」なんて言われれば、鈴木くんじゃなくてもそら惚れます。
牧野さんに惚れた鈴木くんが近くにきたり、告白しようとしたりするのが可愛らしくさえ見えますよ。
でも、処女を守ることに必死な牧野さんには野獣にしか見えてません。犯す為に近寄ったのね!こっち見ているのは視姦しているのね!って。


牧野さんは思い込みが激しいだけでなく、聞き違いも多いのがこの漫画のキモになっています。
日常会話をエロい方向に聞き間違えるスキルでも持っているんじゃないかというくらいに。

・交換→強姦
・殴る→嬲る
・やめろ→なめろ
・パ…パンにするかな→パイパンにするかな
・ちゃんと言わせてくれ→ちゃんと入れさせてくれ

こんな感じに強引な聞き間違い、ありとあらゆることをエロに結びつける被害妄想な思い込みから逆姦への流れが楽しいんです。
鈴木くんの優しさもたまに伝わりますが純粋な好意は伝わらず、すぐに思い込みで逆姦されるので、鈴木くんがちょっとかわいそうになってきます。でも、好きな娘とエッチいことできてるからやっぱり羨ましいや。



青年漫画エロコメにはセックスがあるものもありますが、局部の描写は当然エロ漫画のそれよりも規制がかかります。
しかしながら、”毎回何割以上のエロシーンを必ず入れなくてはならない”というルールは無いはずなので、それらを逆手にとった自由な発想・ぶっ飛んだ漫画が生まれたりします。
「暴想処女」はそういったぶっ飛んだエロコメなのは一目瞭然。
だから「タンバリンとかカスタネットを膣と勘違いするわけないじゃん!」とか思っても、頭を空っぽにして楽しむのが正解ですね。
パターンが決まっている中でどんどん新しいプレイで魅せてくれるはずなので、むしろ「その発想はなかった!」と言えるようなアクロバティックな展開を期待してやみません。

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