洗濯物を干そうと思ったらまた雨ですか! 空が二学期終わりごろの雑巾の色をしている。この際だからどばーっと降ってカラッと晴れないか。お互いその方が気持ちいいだろう(誰に言っているのか)。だって空気が湿ってむわーんとして息が詰まるんだもん。あ、雷はやめてね、パソコン使えなくなっちゃうからね(だから誰に言っているのか)。母の勤め先が物凄い雨に見舞われたらしく、注意せよという電話がかかってきた。でも同じ区内なんだけどな……これから降るってことなのか。うわー。

39『ロマンス小説の七日間』

ロマンス小説の七日間 (角川文庫)
ロマンス小説の七日間 (角川文庫)』 三浦しをん 角川書店 ¥590 ISBN4-04-373601-0
お、も、し、ろいですこれ。もっと早く読めばよかった。後悔しきり。本作を手に取るきっかけを与えてくださったはぎさん曰く、「村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」にライトノベルのエッセンスを振りかけた感じの作品」とのこと。確かに主人公あかりの生きる現実世界と、彼女が翻訳する小説……なんだけ、ヒストリカル・ロマンスか、その幻想世界とが交互に展開する点では同じ手法。幻想世界が現実世界(というかあかりの心理状態)に影響を受けて原書から脱線していくところが違いといえば違いかしら。「世界の終わりと〜」の内容がおぼろげなので言い切れないけど、あっちは構造が上層と下層(現実世界と脳味噌の中?)に完全に分かれていた気がする。
地の文と混ざり合ったあかりの内面の独白が良い。整頓されてないそのまんまさがうける理由の一つなんじゃなかろうかと思うわけです。“吉本ばなな以来の清新さ”て言われるわけが分かる。神名いいなあ。あんな彼氏がほしいよ。料理上手の(そこか)。

死ぬということ、死という一点を通過した後の意識の消滅ということ(失神や眠りという“喪失”ではなく完全な“消滅”)に考えをめぐらすといつのまにか1時間くらい経っている。そもそも死って通過するっていう考え方をしていいものなんだろうか。もの? ほらもう分からなくなる。
どうにもならないのでおやつでも食べます。昼ごはん食べたばかりだけどそんなことは気にしない。