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半年前、勤めていた医療機関を退職し、私は今本、法人向けの理工系人材の採用相談業をしています。先月、知人経由である法人からインターン募集の相談を受けました。
企業名は現段階では、あまりオープンにすることは出来ません。ソフトウェア開発をメインとして国際的に活躍する、それなりに大きな企業ではないでしょうか。
今回の依頼書を見て、ふと考えることがあったのでブログのエントリーで募集の告知をして、ついでに記事として書きたいと思います。(ふだんは、仕事とブログは切り離しているのですが)
例えば『ゆとり世代』というキーワードから話すのがベターでしょう。
『ゆとり世代』と言っても、最近はある程度、コーディングできたり、生活レベルで英語が話せたりする学生は増えています。社会で戦力になるには、まだまだ研鑽が足りないと厳しい意見があるかもしれませんが、一昔前にどれだけ日常会話レベルの英語を話せる学生がいたでしょうか?だから今の学生は20年前の学生と比べて相対的に頑張っていると思うのです。平均的にベースの能力水準は上がっていると思います。
でも採用時に求められる水準は一昔前と比べると跳ね上がっています。
現状の就活は、エントリーした学生データベースの上から企業は見ていると確信しています。厳密に言うと、多くを兼ね備えた学生データベース層に対して、採用資本力と企業ブランドある会社が順番に上の方から根こそぎ持っていくのです。だから本当に結晶のような人材は、どのような採用ルールでも自動ドアが開くように選ばれます。
『兼ね備えた』とは、学歴、コミュニケーション能力、業績、マーケティングセンス、すべて兼ね備えているということです。20代前半の若者で、そんな人はほとんどいませんが5000人に1人くらいはいます。そういった人材を別枠で選び、一部の企業では帝王学的に社内投資する流れも存在します。
今流行の『グローバル人材』というのに、もしかするとなれる人達かもしれません。条件の良い順にデータベースは見られていきます。
次に、学歴やらコミュ力やら、使えるコード言語、その他いろいろな要素で階層的にふるい分け学生は選別されていきます。普通の就活では、それなりの学歴&コミュ力&伝える力、みたいなものがあれば何処かは雇ってくれるかもしれません。日本企業は良くも悪くも長期的関係が前提で作られているので、『空気』を乱さないパーソナリティーが少し過剰に重視されます。
でも、『ちとコミュ力ねぇけど、根の性格も良さそうだし、なにより技術オタで凄い使えそうだからから採用しよう』みたいな流れで、技術系ベンチャーは少し妥協して、新卒の良いエンジニア候補を採用していたりもします。コミュ力だけではありません。
あと、学歴も全く関係ないケースもありますが、一般的な就活のレールとは少し違う入り方の場合が多いので、また今度説明します。
そして最後に、経歴的にもスキル的にも見られもしない膨大なデータベースの残骸が残るのです。彼らは決して無能というわけではありません。中には優秀な人もいるかもしれません。でも現状の仕組みの中でシビアな選別を受けています。
また、そういったデータベースの残骸を活用する企業もあります。それはブラック企業です。『正社員』という餌で釣り、1年サイクルで使い捨てます
『人材』として、データベースとしてじっくり見てもらえる水準を『普通』の水準というなら、これはなかなか厳しい時代になったと感じています。人余りの時代で、就活戦線はレッドオーシャン化していますが、ある一定以上の水準のライン以降は、ブルーオーシャンを超えて『人材不足』で壮絶な獲得合戦が起きている。それが現状でしょう。
このような就活の流れ、つまり人が物のように品定めされていく流れに対して、私達は本質的に嫌悪感を持ってしまいます。違和感と言った方が厳密かもしれません。
『他者を目的として扱え』というカントの言葉がよみがえってくるようです。人間をスペックや優劣でだけで捉えて判断するのは、本来は危険なことでしょう。人は何かの手段ではなく、ただ『その人』だけで目的としてリスペクトして接する意義があるのですから。
ですが現実の市場は厳しいです。若い学生でも、手段として値付けだれていきます。もしかすると、この瞬間が身もふたもない『社会』に晒された瞬間なのかもしれません。もちろん、悪いことだとは思いませんが。
少し長くなってしまいましたが、これが私の考える就活という『箱の中』です。
ここまで書いたのは、今回のインターン依頼が来た企業の選別水準が気になったからです。そして告知募集する以上、こういった流れを知らせるのがフェアではないかと考えました。今回の募集要件が『ある一定のライン』を少しだけ超えていると感じたからでもあります。
私の元へインターン募集の相談依頼が来た今回の企業に関して、私の感触では、この会社はデータベースの最上位から2〜3段下がった所くらいの水準を要求しているのではないかと考えています。(これは私の推測ですが)
別に学歴は必要ないようです(ユーラシア大学でも大丈夫という意味です) ただ、それなりの企画、開発経験が求められています。
この2年、私は仕事でいろんな学生さん&企業と情報交換してきました。その経験から推測しているだけなのですが、下記に記載している条件は特別高いハードルではないと思います。ですが、この要件を満たす新卒、つまり22歳〜24歳の学生さんも、そう多くもないだろうなと思っています。だから相談の依頼が来たのかもしれません。少し特別な企業だと考えてください。
もしご興味があれば私に連絡ください。詳細を教えます。もし条件を満たしているようなら本社まで私が責任もって同行します。
【追記】
ちなみに、私が会社が面白いと思う所は、『実力さえあれば学歴すら見ない』『優秀な学生はデータベースの底でも探す】みたいなある意味フェアな貪欲さを感じたからです。もちろん内部は理工系の秀才集団ですが、高卒もいます。国内では最高レベルで自由度の高い企業でしょう。
以下、インターン要件です。
インターン募集要項
(募集対象)
工業高校、高専、大学、大学院(修士・博士) 学歴不問、とにかく今年卒業する人間
(実施内容)
• 開発
• 成果発表会
• 先輩社員との交流会
• 懇親会
(場所)
東京都内某所
(開催期間)
2012年9月〜11月の期間の間で(原則3週間週3日以上の連続勤務可能な方)
(報酬)
最低1万円/日 成果により最大2万〜3万/日
(待遇)
遠方参加者 交通費や宿泊費等の補助
本選考特別パス
(仕事環境)
WindowsPCまたはMacを1台提供 各自デスク用意
(必須条件)
下記のいずれか1つ以上の開発経験
• Webアプリケーション(PHP, Perl, Ruby等)
• ネイティブアプリケーション(iOS/Android, C/C++等)
下記について基礎知識を習得した経験
• Linux(ディストリビューションは不問)
• RDBMS(MySQL、PostgreSQL、Oracle等)
↑かなり厳しめに条件だしていますが、個人的には、ここまで完成されたレベルは求められていないのではと考えています。(とりあえず興味ある方、連絡ください)
《プロダクトマネーシャー》
(募集対象)(実施)(待遇)(開催期間)(場所)(仕事環境)すべて技術者インターンと同じ要件
下記のいずれか1つ以上の経験
・Webサイトの企画/分析
・Webアプリケーションの企画/分析
・優れた学術研究や調査の企画/実施
ちょっとした質問、興味のある方は、気軽にご連絡ください。個人的には非常に実力を研鑽できる企業だと考えています。てか、最高水準の報酬と自由な働き方が保障された企業だと思います。
アカデミア代表 宮崎圭輔 allergen126@gmail.com
(注)氏名 所属は明記ください。連絡後詳細をお伝えします