wiper_0525の効果を検証

OCZのサポートフォーラムにて、VertexにTRIMコマンドを送るwiperツールの最新版(0525)が公開されました。現在使用中の環境(WindowsXP, AMD780G)ではwiper_0422を使用しても効果が見られなかったのですが、0525ではうまく動作したので、その結果を掲載します。使用したSSDは、Vertexの30GBモデルです。

まず、Iometerを用いてディスク全体に4KBのランダムライトを30分間実施しました。次に、パーティションを削除し、HDTune Pro 3.5の書き込みテストを行った結果が以下です。なお、シーケンシャルライトのブロックサイズは8MBです。<シーケンシャルライト>

<ランダムライト>

次に、クイックフォーマットでパーティションを作成してwiper_0525を実行した後、またパーティションを削除してHDTune Pro 3.5を実行した結果が以下です。<シーケンシャルライト1周目>

<シーケンシャルライト2周目>

<ランダムライト>

完璧ではありませんが、かなり性能が回復しています。1周目の結果で一部分の結果が落ち込んでいますが、2周目では平坦になってます。2回全く同じようにこのテストを行ったのですが、2回ともこの現象が発生しました。正確な原因は分かりませんが、位置的にはMFT予約域に当たるので、そこにはTRIMコマンドが送信されないのかもしれません。2周目以降では、ウェアレベリングのためにデータがシャッフルされ、安定した結果になると考えられます。

次に、このwiperツールが同じコントローラを搭載するSolidataのK5-64REにも有効かどうかを確かめようとしたのですが、タイミング悪く故障してしまったようです…
修理が完了したら試してみたいと思います。