ACL2012 グループF 第3節 北京国安 1 - 1 FC東京(観戦4試合目)〜入場から試合開始直前まで〜


バスを連ねて北京工人体育場に向かう。俺が乗ったのは4号車。アサヒマン一党と乗り合わせた。うるさい(苦笑)。
各バスに一人づつ日本語が喋れる現地人ガイドが付くのだが、4号車のガイドさんの日本語が超あやしいw。知ってる言葉を適当に並べて喋ってるだけで、文章をなしていない。アサヒマン曰く「主語と述語の数が合わない」だそうだ。

スタジアムに近づくにつれ、緑色的中国人が増えていく。右隅のにーちゃんはこの写真を撮った直後、中指を出してくれた。ひょっほー。
会場に近づいたらバスのカーテンを閉めるように、との事前通達が出ていたが、スタジアムの回りは緑色よりも公安のほうがはるかに多い状況であったので、カーテンを開けたまま撮影を続けた。


会場に近づくにつれ、警備関係者が増えていく。

「中村、なにやっとるかボケ!」「しかし、イナゴの大群が・・・・」(違)



工人体育場の敷地入り口。公安のパトカーがガードしている。右の像はテルマエ・ロマエ(違)。


スタジアム周辺は黒服の警官ががっちり取り囲む。規制のテープが網の目のように貼られている。

しかし、その脇を何事もなく通り過ぎてゆくオバサンたち・・・中国的混沌?



入場は12番ゲートから。バス一台づつ降りて、入念なボディチェックを受ける。


アウェイ入場ゲートの隣に、武警(あえていえば日本の機動隊に相当)キター。

約90名、ほぼ1個中隊であろう。直立不動で前をにらんだままである。彼らの同類はチベットウイグルでご活躍のご様子。そんな連中をバックに、ふざけたポーズで記念写真を撮りまくるイナゴたち。


持ち物チェックは入念。バックの中のものを全部出され、袋の口が全て開けられ、折りたたんだシートの類いも一枚一枚広げられる。飲料水のボトルは全て没収。

こちらが没収品の山。その場で処分である。つーか、誰だよ、缶ビールなんて持ってきたのはw。
食料は没収された人もいれば、持ち込めた人もあり。細かいわりにはルーズという印象。


というのも、チェックをしていたのはこんな娘たちなのであった。どう見ても学校出たて、就職したてという雰囲気の幼さが残る娘っこである。制服が違うので、もしかしたら公安ではないのかもしれない。

俺の前の人は丸めたレインコートを広げられ、畳めなくなって途方に暮れる。チェックの姉ちゃんは「キャアごめんなさい!」という表情。
持ち物チェックの後は入念なボディチェック。金属探知機はもちろん、体中を触られて何か隠していないかを調べられる。変なところの近くを触らないでほしい・・・
俺のポケットを叩いて、中のものを見せろという。ポケットに入れておいたカメラのレンズキャップを見せると、指さして、
「なっ、何ですかこれわっ!」「ひょひょひょ、ひょっとして?!」(大興奮状態)
レンズキャップだと言っても通じないようなのでカメラを指さすとようやく納得。
「あれま、そーだったのー(きゃぴ)」という仕草。
ひょっとして、ドジッ娘?・・・
ゲート近くにいた公安の人も苦笑。
要するに、一通りの手順だけを教えられた新人が、くそ真面目に仕事していただけのような気がする。


こんな感じで、ドタバタ喜劇のようなセキュリティチェックが終了し、2階のアウェイサポーター席に上った。


来たぜ! 北京工人体育場

トラックがボロボロ・・・



アウェイ席の周りはアクリル板で囲まれている。あの浦和(犬飼社長時代)もなしえなかった偉業を北京国安が果たした!(?)



問題は椅子。埃にまみれて汚い。拭いても拭いても汚れが取れない。黄砂がしみこんでいるのか・・・



席の後ろにでかい看板があって、電光掲示が見にくい。あと、看板の足がさびていて、もげそうなのがあるの(怖っ)。



キックオフまでまだ2時間以上ある。人気もまばらなスタンドに陣取るは中国武警の皆様。



武警の配置状況(メインスタンド)。最前列と通路際を固める。



バックスタンドの配置状況も同じ。
メインスタンドに300人、バックも300人、サイドスタンドにそれぞれ200人程度、あとピッチにも数十人、合計すると場内だけで1000人以上がキックオフ2時間前の時点で配置についていた。



旗やら何やらをいそいそと準備中の国安サポの皆様。


ここで配給キター!


フライドチキンのバーガーみたい。ちょっと辛めのテイスト。お味はというと、等々力のがっかりドッグ程度でしょうか。10元なり。これが売り切れたあと、ホットドッグも売りに来たらしい。お味はがっかりだったとのこと。



おじさんがジュースを売りにきてました。


国安サポからホーンで煽られてるようにも思えるのだが・・・

いえ、こっちが手を振ったら、むこうも振り返してくれました。友好的です?


日が落ちてきて、照明が点灯される。

そろそろホームの客が増えてくる。


ここでイベントが。警備員2倍増量キャンペーン、開始!


これで、場内の警備員の数はめでたく2000人を突破したと思われる。制服からみて、数の主力は武警です。




選手キター。


選手紹介。なんか変。

高秀先生が、「NONE TAKAHASHI」になっとる・・・・地方の夜を楽しむときの偽名か?(違)



ときどき、みんながVIP席付近を見て盛り上がっているのはなんだろう。社長がカゴメされていたりして・・・





試合開始を前に、盛り上がる地元サポーターたち。



You'll never walk alone in Beijin



いよいよ試合開始!


(その3に続く)