イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

テクノライズ5―7

さてはて、ディストピア地獄任侠絵巻の三巻目でございます。まだ大きく話は動いていませんが、要所要所の切れ味は凄いですよ。特に吉井さん。あの穏やかな瞳と髭で「半端は駄目だ」のレジェンド級名言、そして全ての事件の発端を操る悪魔の姦計。スゲェぜ。
死亡字幕も大絶賛代暴走中であり、主人公の狂犬振りにもブースターユニットが詰まれました。んー。、マッドドッグ。しかし、五話と六話の、テクノライズ義肢にだんだんと主人公が慣れていく描写とか、吉井さんの地道な諜報戦とか、丁寧にかかれてます。狂ってるけど、全部が。とんでもないクオリティでゴーマッドなこのアニメ、貸してくれたシェンツさんに大感謝ですよ。AT―Xで四月からやるらしいですよ。年齢制限付きで。

さらば、親知らず

つうわけで歯医者。前回一時間半の大手術、メスもノミも飛び出す大騒動だった訳ですが、今回はやっとこで一発ブッコ抜き。「その間十分!!!!」て感じ。リフォームのせいで人の出入りが多く、音が沢山して、屋根をステンレスに拭き返してるのでカーテン下ろしっぱなし、というかなり精神にクる状況だったので、麻酔剤でトローンとドラッギーな気分に慣れたのはラッキー。こういう瞬間、自分はいつジャンキーになってもおかしくないなぁと実感します。
ささくれのない世界を泳ぎながら、いつもの薬局が閉まっているで町の薬屋へ。コスカパニエルと思われる犬と戯れながら薬などもらう。まだ世界はとろとろ。んー、ドラッギー。

絶対可憐チルドレン 4

椎名高志小学館。つうわけで絶チル絶チル。オラはペドなので、チルドレンの可愛い姿が拝めるだけで結構満足だったりするわけですが、そんな思惑とは関係無しにスッゲー楽しい漫画。
子供を主人公にしてるくせに今回の「兵部機関編」二作はかなりヘヴィで、良い塩梅にエスパーとノーマルの関係をつめてきたエピソードだと思います。そんななか、知略と信頼だけで渡り合う皆本はMAJIイカス。そらもてますよ。
内務省が存続してることや、バベル職員が全て軍属であるあたりとか、結構ヘヴィな設定が見え隠れしてきました。二次大戦で相当エスパー部隊はひどい眼にあったんじゃないかなぁとか推測。そういう部分を良い塩梅にチルドレンの可愛さでごまかしつつ、攻めるときは攻める良い漫画です。あ、僕は葵が好きです。

ブラックラグーン 5

広江礼威小学館。つうわけで日本編、もしくは「岡島六郎のハードなイニシエーション」が終了しました。とにかく本格的に暗いこの漫画ですが、双子をぶち殺して以来のどーしようもないドンぎまりの展開。誰も幸せにはならず、弾丸と刃が死人を大量生産して、どうしようもなく泥の棺桶めがけてまっしぐらです。
確かにアクションシーンの描写もいいんですが、そのどうしようもないことに四つに組んでいく作者の姿勢こそが、この漫画の骨なんじゃないかな、とか思います。まぁアクションをおろそかにせず、とにかく楽しく読めるように組み上げる実力は本当に凄いんですが。
それにつけても今回のロックのダイヤの魂ぶりはスゲェ。ようやっと、剥けた、って感じです。泥の奥でそれでも光を見つめるまなざしを、主人公に託すこの作品。鉄砲バンバンも楽しいですが、やっぱり僕としては今後のロックのど根性振りが気になるところです。

テクノライズ8―10

盛 り 上 が っ て ま い り ま し た!! って感じ。吉井さんの仕掛けた町全体を巻き込む祭り。ルクス全体を闘争と殺戮に陥れる姦計。それがぎっちりと噛みあい、三組織は暴走し、止めようと願う個人の意志は完全に押しつぶされる。
錆びた町の美術は相変わらず冴え渡っていて、静かな狂気満載です。特に秘書。拷問シーンのほんわか笑顔とか、「ひき逃げ BY 道子(はぁと)」とかMAJIキチガイです。サイコー。
萌えキャラツンデレありはしないし、開幕から絶望と退廃と破滅しか用意されてない最悪のマッド任侠アニメですが、吉井さん退場でさらに加速する予感。大西さん渋いし、主人公狂犬だし、、負け犬咲村は最後の最後で決めるし、とにかく売れ線とは真逆の方向に大暴走。だがそのスピードは、今のどのアニメよりも速い。この速度、本気ですよ。