JYjワールトツアー釜山公演まとめ

アンコールパートでのMCシーン

 昨日エントリすると言いながらできずに申し訳ございませんでした。言い訳は最後にさせていただきます。
 早速本題に入りますが、今回のライブに関してはまず座席に関して述べなければなりません。韓国でライブに参加された事のある方はご存知かと思いますが、ステージに近い良席がVIP席、それ以外がR席という扱いで料金が分かれております。日本だとクラシックのコンサートが何段階かに席種と価格が分かれていますが、いわゆるS席に相当するのがVIP席、A席以下に相当するのがR席と思ってください。今回VIP席は以下の座席図の紫色のエリアとなっています。座席図の上部の大きな丸いステージがメインステージなので、その周辺がVIP席という事になっているようです。私の席もVIP席という事で、白◎の部分のチケットを受け取りました。が、初日ステージが始まって数曲経過した時点で何かがおかしいと思い始めました。JYjの三人がほとんど後ろを向いているのです。ちょっと冷静になってステージ周辺を確認すると、吊るされているメインスピーカーが反対の方向を向いているではありませんか!そうです!ステージ構成上、私たちはメインステージの後ろ側に座っている事になっているのでした。私は音楽がちゃんと聞けてパフォーマンスの様子さえ確認できれば、席がどんなに遠くても文句は言わない奇特な性格なのですが、ステージ裏だけは許せません。しかも座った席はステージ上の櫓を支える柱とメインステージ中央を結ぶ線上にあり、日本ではいわゆる見切り席という扱いの席です。こういった席をVIP席と言って販売するのは全く解せません。これに気が付いた瞬間から初日はもうやる気が一気に無くなり、スティックライトをバスの中に忘れた事もあってもうだらだらでした。二日目の席も櫓で視界が遮られる事はなくなりましたが初日と同じような席だったので妻と二人で怒髪天を衝く状態になり、ギリギリまで妻がチケット手配をお願いしていた友人に席が余っているか確認したところ、2階スタンド上段ながらステージ裏ではない席があるという事で、二日目はそちらの席で観覧することにしました。しかし、そもそも何故こんな事になったのか!? 想像するに制作サイドと興行主のコミュニケーションが取れておらず、単純にメインステージ近くのスタンドをVIP席にしたという事なのではないかと想像します。二日目の演出はVIP席を意識してか初日よりは多少後ろを向いたシーンが多くなりましたが一日で構成を大きく変更できるわけもなく、やはりVIP席はステージ裏という事には変わりありませんでした。

 今回のステージですが上の座席図のようになっていて今までとはだいぶ異なっています。上部の大きな丸いステージがメインステージです。中央は花道と同じレベルの周囲より階段状に高くなっており、その中央部分は回転するターンテーブルになっています。上部のターンテーブルの周囲には3つのセリ台があります。また周辺部にはジャンプして飛び出すポップアップが3台あり、オープニング曲でJYjの3人が飛び出してきます。メインステージの上には櫓が組まれていて、その櫓にはスピーカーと回転する照明が数多く設置されています。センターステージ上部には六角形に配置された6枚のスクリーンが吊られています。座席図の下の二つの丸いサブステージ中央にもセリ台があります。メインステージ、サブステージ、そしてそれらを結ぶ花道の周辺には電飾がほどこされています。噂によるとステージと花道周辺の座席以外の1階部分はアリーナとして客を入れる予定だったようですが、会場の床の強度の関係で中止になったという話を聞きました。その為途中チケット販売に関していろいろと錯綜があったようです。
 ライブの内容ですが、既に軽くエントリしたとおりアジア各地のライブとほぼ同じ構成でした。異なっていたのはBe My Girlのダンスバージョンが独立していた事。ジュンスのソロのI can soarで白いタイツに白い布をまとったダンサーがジュンスの周囲で踊っていた事。ダンサーが女性が全員韓国人から欧米人に置き換わっていた事と男性ダンサーは欧米人ダンサーが追加されて男性ダンサーの数が多くなっていた事です。
 母国公演という事もあり、今回の3人の張り切り具合は凄かったです。韓国も梅雨入り間近ということで釜山は少し湿度が高かったのですが、ジュンスは最初のEmptyでいきなり汗だくでジェジュンとユチョンも最初のMCの時点でかなり汗をかいていました。特にユチョンの気合の入り方が違っていて、妻の友人は「気合が入りすぎてダンスがカクついている」と言っていましたが、微妙にそんな感じだったかも知れません。少なくとも台北の時のように薄ら笑いを浮かべている余裕は見えませんでした。毎回彼らのステージを観て思うのは、やはり心に響く歌が歌えて、その歌が彼らの自作曲だというところに彼等の素晴らしさを感じます。今回も心に響く歌が何曲もありました。なお、今回のステージはクレーンカメラ1台を含めてカメラが数台あり、ひょっとしたらDVDがリリースされるかも知れません。私としてはCDになっていない新曲4曲と合わせて是非DVDをリリースして欲しいところです。その他気が付いたところは、二日目のステージでジュンスが花道へ向かう途中につまずいて転びそうになった事とメインステージ上でジェジュンが立ち位置を間違えた事、またアンコールのMCでジュンスが客席にウェーブを要求したのですが、客が乗りすぎてウェーブが会場を3周もしてしまい、照明を落としてやっとウェーブが止まった事がハプニングでしょうか?またジュンスが気合が入りすぎたのか、二日目のI can soarのソロで少し音程がぶら下がり気味(♭気味)になっていたのが、歌が上手いジュンスには珍しかったです。さらに、I can soarについて述べると、今回の公演で追加された女性ダンサーのダンスですが、きっと妖精か天使をイメージしているのでは無いかと思われるのですが、全く清潔感が無く正直見苦しい感じでした。
 さて、ワールドツアーはこの釜山で終了するはずなのですが、アンオフィシャルには6月25日、26日あたりに韓国人向けという事で光州(?)でライブが行われるという話を聞きましたが、真偽のほどは不明です。また、今回のツアーは日本をはじめ外国から多くの人が釜山に訪れたのですが、韓国の各地方都市が観光のために外国人を多く呼べるJYjにライブ開催の申し入れをしているという話も聞いており、韓国国内でさらに公演が行われるかもしれませんし、アジアの他の国からのオファーもあるかもしれません(ジェジュンtwitterでの「ベトナムも良い」と意味深な呟きもありましたし)。今回私の参加したグリーンツアーは20号車まで観光バスが出ており、HISもほぼ同じくらいの客を扱っていると思われます。観光バス1台40人乗車として、単純に計算すると40台x40人=1,600人がツアーで参加。チケットのみでの販売も最終的には行われたので、1,800人程度が日本から釜山に向かったかも知れませんので、韓国やアジアの各都市が興味を示すのは理解できます。ファンの力で韓国芸能界から追放状態となっているJYjを表舞台に復帰させることが出来たら、どんなに素晴らしいことでしょう!
 ただ、このライブの数日前に東方神起のステージも見ているのですが、やはり2人と3人に分かれた結果、お互いに失った物は大きいと感じざるを得ません。東方神起からは心に響く歌がなくなり、JYjからは切れのあるダンスパフォーマンスが失われています。あの5人の素晴らしいステージをもう一度!といつものように思ってしまうのでした。
 最後にエントリが遅れた言い訳を。
 今回はバスツアーでして、ライブ初日にソウルからバスで6時間かけて釜山へ移動。初日ライブ終了後1時間半かけて慶州へ移動して宿泊。二日目朝にバスで1時間半かけて釜山へ移動。ライブ終了後ソウルまで7時間ほどかけてバス移動とバスでの移動だらけでした。特にライブ終了後夜にバスでソウルへ移動したのですが、私は乗り物でなかなか寝ることが出来ず、特にバスではほとんど寝れません。おまけにバスの空調の効きが悪く暑くて気分が悪くなりました。そんな状態で日本に戻ってきたため、14:00頃帰宅して17:00に目覚ましをかけて少し横になったのですが目覚ましで起きることが出来ず、気が付いたら翌日の朝という事になってしまいブログの更新ができませんでしたm(_"_)m