可夢偉の契約他

 田中将大がニューヨークヤンキースと7年で161億円の契約を結んだという話題で持ち切りですが、今シーズン、ケータハムにシートを確保した小林可夢偉は何と無報酬でドライブするとの事です。フェラーリからは昨年同様GT選手権のオファーを受けており当然報酬も支払われる内容だったようですが、それをも蹴ってF1に戻ってきた可夢偉の決意が伺い知れます。ケータハムは2014年のレギュレーション変更にフォーカスしたため2013年は2012年マシンのマイナーチェンジで臨み、シーズン中にマシン改善も最小限としたため、昨シーズンはマルシャに抜かれ最下位に沈んでいました。可夢偉に期待されているのは最下位からの脱出はもちろんですが、初ポイントの獲得というかなりハードルの高い目標も掲げられているようです。
 ところで、その報酬ですが、キミ・ライコネンが報酬が支払われていないためロータスから逃げ出したのは周知の事実ですが、ライコネンだけでなくグロージャンも、そしてリザーブドライバーにすら支払われていなかったようです。またロータスは28日からスタートするヘレステストを唯一欠席します。財政面でかなりの疑問が投げかけられていますが、前年コンストラクターズ4位のチームが翌年レースが出来ないような事態になると、F1の運営自体に疑問符が付きます。