日本のプレゼンス:アジア内需ということ

先日、お世話になった、元会社の元社長とOB会で、久しぶりにお会いしました。

お元気でした!


Sさん(元社長)は、2年前、現役の関連会社社長を任期途中で、退任して、コロンビア大学の国際関係学 修士課程に入学、そして、このたびマスターをとられての凱旋(?!)帰国です。


素晴らしい!


勤務中はもとより、私は、自分の大学院入学時に、彼の推薦状で入学できたと本当に思っているので、足を向けては寝れない方です。
確かに私が留学の推薦状をお願いしたときも、ご自身も留学したいとおっしゃっていましたが、まさか敢行されるとは・・・・。


でも、帰国した彼がいっていたのはアメリカにおける日本研究のプレゼンスの低下、です。
それは、著名な研究者が高齢になっていることにも現れている(Sさんご自身も60才くらいとは思いますが)、といっていました。

たしかに、きっと今バリバリの国際関係学者のフォーカスは日本でなないですよね。
私がアメリカに行く前に、よく聞いていた名前は、最近は確かにきかなくなりました。

また、日本の留学生の少なさも目に付いたそうです。
なにしろ、企業派遣が減っている。
日本の留学生は、ほとんどが公務員の官費留学だったそう。
なにか、明治時代に戻ったようですね。

当社のビジネスパートナーである、ウィル・シードの船橋社長もまた、日本のプレゼンスの低下を憂いていました。
先日の10周年のお祝いパーティの席上、「10年前とは違って、いまは日本に興味をもってもらえなくなった」といっていました。
同時に、日本人の若年層の<内向き>も。

海外で暮らしたい、仕事をしたいという人は本当に減ってしまったよう。
(我が家の息子は先祖かえりか、海外志向は強いですが、それは特例かも)


「日本市場の成長戦略が描けない」−−−−これは、日本の外資系企業でよく聞く言葉です。

そんななかで、私自身が最近とくに思うことは、「日本からの発信」とそれと同時に「アジア企業」としてのポジショニングです。
いまや内需を日本国内にとらえることはないのではないかと思ったり。
つまり「アジア内需」というポジションで物事は進んでいきそうな気がします。
自分の身の回りだけでも、中国語翻訳本の発行予定や、中国人、タイワニーズの講座受講者がいらっしゃったり、ひたひたと波は寄せてきています。

まだまだ、絵空事のことも多いですが、アジア企業、ラーニングデザインセンターを展開していきたいな。

もう、欧米教育ではないかも。
といいつつ、やっぱり話は、もどって、コロンビア大学大学院マスターはそれなりです。
是非、発信をしていただきたいです。


といいつつ、おまけ。
当社のコロンビア大修士号をもつ経理担当者のUさん、お誕生日おめでとうございました。
アメリカ時代のNPO設立で出会い、帰国後、ほとんど創業に近い段階からサポート本当にありがとう!