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Limnology 水から環境を考える

2017-10-12

[] 事故を起こした米軍ヘリは放射性ストロンチウムをまき散らした?

またも起きてしまった米軍ヘリ墜落事故。民家から300mということですが、現在埋め立て中の辺野古も民家がすぐ近くに迫っていて、一般住民をこのままの状態にして基地を造るなど正気の沙汰か?と思ったものでした。

「米軍ヘリ」でググルと、下記のようにこの事故の主要メディアの報道が並びます。

米軍ヘリ - Google 検索.pdf 直

ところが、地元沖縄のメディアは、これら主要メディアで全く書かれていない「放射性ストロンチウム汚染の可能性」を報道しています。事故を起こしたヘリの回転翼の安全装置に放射性物質ストロンチウム90が使われている可能性があり、県環境部の職員は放射線量を測定しようとしたが規制線の内側に立ち入れなかったと、沖縄タイムズが報道しています。

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/155109

また今回事故を起こしたヘリは2004年に沖縄国際大学に墜落したのと同じ機種ですが、「沖国大に墜落した米軍ヘリCH53には回転翼の安全装置に放射性物質ストロンチウム90が使用されていた。その際には六つの装置のうち一つを回収できず、米軍は気化したとし、環境に影響ないと主張した。この時に消失した量は約500マイクロキュリー、1850万ベクレルとされた。」と、琉球新報が報道していました。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-592641.html

Wikipediaの「沖国大米軍ヘリ墜落事件」にも同様の記載がありました。

昨年の陸水学会大会は那覇で開催されたのですが、水環境問題ひとつとっても、米軍基地関連の汚染は県が調査できない(民間人が被害を受けていても)などの実態を聞き、何でこんな理不尽なことがまかり通ってしまうのか憤りを感じていました。

私は「日本人の安全を守ることがまず第一」と考えている点で極めて保守的な人間だと思います。米軍基地を国内からすぐに撤廃することが極めて危険であることも、現実として納得できます。しかし同じ日本人である沖縄の方々だけに、基地がない所に住む日本人には決して起こらない危険を押しつけるのは、保守としてやってはいけないことだと思います(だって国民を「守」ってないじゃないですか!)。

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