犬の認知症対策

柴犬は認知症になりやすいと本や雑誌などで読み、また馴染みの美容師さんが飼っていた柴犬も認知症になって最後は大変だったと聞いていました。それで認知症対策として、クリ(6歳の柴犬)のおやつには人間用の煮干しを与えています。DHAEPAが多少とも取れるかもと思ったのと、骨折して歩けなくなることでボケないでほしいと思ったからです。
ところがクリではなく、散歩係の父が昨年4月に骨折してしまい、以来私が散歩係になりました。
そこで散歩を認知症対策にすべく、2つのことを試みました。
まず、夕方の散歩は、クリが行きたいところに行かせました。すると狙ってた通り、クリは好奇心に任せて30〜60分歩き回るようになりました。半年ほどすると自宅から半径1km圏内をカバーする自分のルートを数多く作り出し、おとつい南下コースを行ったら、翌日は東向きコース、その次は北上コースと、何日かかけて半径1km圏内全てにマーキングするようになりました。記憶力を使わないとできないことだと思います。
これに対して、朝は足腰の強化に特化しました。生後4ヶ月で家に来てからずっと父親と散歩していたので、クリは走るのがとても遅く、60歳近い私のジョギングにもついてこれません。それで短い距離のインターバルトレーニングと軽いジョグを組み合わせることにしました。
自宅を出たら横断歩道まで154m歩いてから、二の宮公園の脇を220mダッシュ。二の宮公園に入って66m歩いてから、まつぼっくり公園まで320mダッシュ。まつぼっくり公園を90m歩いてから、洞峰公園まで450mダッシュ洞峰公園を200m歩いたら二の宮公園まで750m軽くジョグ。二の宮公園で他の犬と遊んでから、家まで200m最後のダッシュ
このトレーニングを毎朝繰り返して8ヶ月が過ぎ、クリは今では夕方の散歩も自分から走るようになりました。クリの散歩のおかげでジョグの時間が十分取れず、高まっていた私のストレスも少し緩和されてきました。
今年の目標は、クリが私のジョグ20〜30kmにつきあえるようになることです。いくら何でも犬なんですから、60歳近い私につきあえないのは犬として恥ずかしいと自覚してもらわなければ。