外来種、食べて駆除

このブログで「ナガエツルノゲイトウで検索すると、食べて駆除できないかと、何度か書いています。
同じ事を考える人は当然いて、「カミツキガメを食べてみたら、とてもおいしかった。」とのニュースがYahooに出ていました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181106-00000020-mai-soci
外来種だからと単に駆除するだけでは、経費がかかるだけで、全く生産性がありません。繁殖力があり、駆除が難しい特定外来種だからこそ、より多くの人が減少に協力いただく手段として、「おいしく食べれる」「抗生物質や農薬を使ってない」ことはアピールすべきではないでしょうか。水域でおいしいものが取れるとなれば、地元の水域の環境保全にも関心が高まるはずです。
しかしこの記事にあるように、環境省は「特定外来生物は維持・管理を前提としないため商業目的で食用を進めていくことは考えづらい」との姿勢です。このため、この記事では印旛沼湖畔でイベントを行ったように、自宅に持ち帰って食べることさえできません。
http://d.hatena.ne.jp/Limnology/20170710
その政策のもとで全く外来種の減少につながっていないわけですから、いい加減に方針転換すべきではないでしょうか。
以前に湖沼法制定後も全く改善が見られないとして、総務省だったか内閣府だったかから検討が指示されたことがありました。外来生物対策についても、同様の見直しをお願いしたいものです。