アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

BACKSPACER

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「辛い、といっても零落ほど辛いものがあろうか。上る一歩は荊棘を踏んで汗だらけになろうとも、望みというものが、上にあって引揚げる。しかし昨日までの栄華の夢を背に負うて、真っ黒い明日のおそれを懐にいだいて、ほとほと零落の坂を下って行く一歩一歩は実に血涙である」

By 徳冨蘆花


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*失うモンがある人のためのブラック企業

 堀江貴文(以後ホリエモン)曰く【ブラック企業がイヤなら辞めれば良い】んだそうである。何故ホリエモンはそういい切れるのか?答えは「ホリエモンは”失い様が無いモン”を持ってるから」である。ホリエモンは中退とは言え東大出身だし、起業家時代の人脈も豊富にあるだろうし、弁か立つから講演も執筆もイケる。だからホリエモン的観点からすれば「自分自身を資本にすれば幾らでも稼ぐ方法あるのに、何でコイツ等は過労死上等で他人にしがみつくの?」ってなるワケである。ホリエモンに限った話ではないが、人は大概「自分にできるんだから、他人にも出来るはず」って考えるのである。寧ろ「自分は大した事無い」って考える謙遜な人ほど「大した事の無い自分にもできるんだから」になるのである。よく言われる「名選手、名監督に非ず」ってのは、つまりこーゆー事なのである。


 そう、先日の「失うモンのある人」話と、このブラック企業ネタって繋がってるのである(笑)つまりホリエモンみたいに学力も人脈も弁論術も無い、ホントの意味で、マジで何も持ってないヤツにとって、ブラック企業とは言っても”社員”の肩書は「何も無い自分が持てる数少ないモンの一つ」なのである。ブラック企業の最大の特徴に一つが「取り敢えず誰でも入社できる」って事だからである。でもって先日も述べたように、こーゆーヤツってのは些細な事でも”失う”事を極端に恐れるモンであり、ブラック企業側も「会社に反抗したら、ひょっとしたら何かを失うかも知れない(;゚Д゚)」ていう何も持っていない社員のメンタリティを分かってるからこそ、社員に対して強気に出れるワケである。


 ワタクシの意見であるが、ワタクシ的にはホリエモンに賛成である。こう言っちゃ悪いが、自分の意志でブラック企業入るヤツには同情できないのである。彼らは弱者だって?じゃあ質問するが、弱者とは何だって話である。子供や老人や病人や障害者といった、自分じゃどうしようもない理由で弱者になった人、所謂”絶対的弱者”の方々に対しては、ワタクシは援助を惜しまない。何故なら、コレは運以外の何物でもないからである。が、努力や精進を怠ったためにブラック企業にしか入れないかった、所謂”相対的弱者”の連中、テメーはダメだって話である。そういう連中まで手厚く助けなきゃならないんだったら、バカバカしくて誰も努力なんかしなくなるからである。


*ニンジャは友達が少ない

 だからブラック企業問題を何とかしようと思ったら、法で罰するだけじゃダメなのである。ブラック企業に縋るヤツってのは、ブラック企業が無くなっても別のモンに縋る可能性大だって話であり、何かに縋る限り悪用するヤツは必ず出てくるモンなのである。だから何も無いヤツが”何か”を掴めるように努力を促す。コレが一番の方法だとワタクシは思うのである。さて話は変わって、本屋で面白いモンを買ってきたのである:

ニンジャスレイヤー ゲイシャ危機一髪! (キョート殺伐都市 # 2)

ニンジャスレイヤー ゲイシャ危機一髪! (キョート殺伐都市 # 2)

「ニンジャスレイヤー」の新刊が出たので、早速買ってきた次第である。この作品の何が良いかって、圧倒的なまでに独特の世界を築いちゃってるトコにあるのである。サイバーパンク的な世界観や、通称”忍殺語”と呼ばれる独特過ぎる文章体もそうだけど、細かい設定に至るまで「よくこんな事考え付くなぁ〜(^_^;)」ってのが多いのである。飢えた相手の目の前でスシ食って、相手に精神的ダメージを与えて尋問するスシ・トーチャリング(トーチャー=拷問)なんて、マトモな作家なら考え付かんぞフツー(笑)


僕は友達が少ない (MF文庫J)

僕は友達が少ない (MF文庫J)

先日の学会の帰り、新幹線の中が余りにも退屈だったんでiPadで本でもダウンロードしようと思って、その中で一番イラストが良さ気だったのがコレだったって話である(笑)以前からずっと言ってる事であるが、ラノベとは「小説付きの画集」であるが故に、ラノベにおいて一番大事なのはイラスト。コレがワタクシのジャスティスである(爆)でも文章もサクサク読めてソレなりに面白いんで、決して悪いモンではない。ただ上記のソレと比べると、個性なんか無いに等しくなるのであるが(^_^;)


*ネットがもたらす再会

 Facebookやってると、ホント意外な人と出会い事が多いのである。今現在の同僚や仲間は当然の事、大坊時代の先輩後輩や、研修医時代の上司や同期なども居たし、遥か問い外国に住む殆ど会った事の無い親戚まで見つかったりする(^_^;)ワタクシの知人の中には「10年以上前に別れた彼女が見つかった」なんて人もいたぐらいである(笑)もうこの時点で「何故Facebookは世界的にウケたのか」の答えは出たようなモンである。こーゆーチャレンジを大いに肯定&歓迎する社会と、ソレを全力でバックアップする国や州。何ちゅーか、つくづくアメリカという国の凄さを思い知らされるのである。未だに「新卒以外はカス」「終身雇用の上での定年退職こそ美徳」が強く根付いてるニッポンとは大違いである。


 そんな中、10年ぶりぐらいにとある人とFacebook上で再会したのである。昔”師匠”と一緒にサバゲーに興じてた方であり、ワタクシが東京を離れてからずっと御無沙汰だったのであるが、この度Facebook上で再度”顔合わせ”する事になったのである。でもって10年ぐらい経ったのであるが、互いに相変わらずサバゲーマーである事が判明(笑)以前から「機会があったらまたサバゲーしよう」って言われていたのであるが、今回ようやく日程がマッチした→リアルで再会する事になったのである。というワケで、明日は千葉方面にある新設されたインドアフィールドへ行くことと相成ったのである。ホントに色々楽しみな事が多過ぎて、今夜は眠れるかどうかが心配な今日この頃であった。