アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

REVELATIONS OF THE BLACK FLAME

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「完璧には一つの重大な欠点がある。退屈になりがちなのだ」

By サマセット・モーム


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*エンブレムの外側

 先週も述べたように、ワタクシの3代目愛車は【日産GT−R NISMO】に決定した次第である。因みに既に37台(恐らくこの10日の間に+αも入ってる)で、月に5台しか作れないから、納車は来年7月ぐらいといったトコであろうか。ホントは4月の消費税アップに間に合わせたかっのだが、NHPCのGT-Rマイスター曰く「4月いっぱいに作れるのは最大20台」だそうである。NISMO側も消費税アップ見越して一番手間がかかるドライカーボン製の前後バンパーを予め4月までに20台分ほど焼ける計算だったんだけど、オーダーがソレを上回ったって話である(^_^;)ちゅーワケで、もしもR35NISMOをオーダーしたくなったロンマニアの方がいらっしゃるのなら、速攻でオーダーするに限るのである。さもなくば、再来年まで待たされるハメになるからである。


 実を言うと、本気でポルシェ911ターボの購入を考えていたのである。やっぱ何だかんだ言ってポルシェのエンブレムは魅力的だし、講演会でも「アスペルガーでも努力すれば、ワタクシの様にポルシェ乗れる(キリッ)」といった方が「GT-R乗れる(ドヤッ)」よりもインパクトは強烈である(笑)でも「じゃあエンブレム以外はどうよ?」って考えると、答えは「殆ど全てR35NISMOの圧勝」である。そして次に「じゃあワタクシはエンブレム以外のデメリットを全て背負っても、ポルシェのエンブレムが欲しいのか?」って考えて、悩みに悩みぬいた答えが「ノー」なのである。やっぱワタクシは、ワタクシ自身が良いと思ったモン以外は納得できんのである。


*13年モデルに乗ろう

 先日も話したように、実は商談に行った際、13年モデルのR35(因みにブラックエディション)に試乗させてもらったのである。マイスター曰く「14年の試乗車は無いけど、14年の乗り味は13年に近いから、乗ってみては如何ですか?」って薦められたのである。研修会にて双方とも乗っているマイスターによると「13年モデルを”GT=R”とするならば、素14年モデルは”GT>>R”でNISMOが”GT<*退屈な完璧

 そう、この時になって初めて、ワタクシは何故R35に退屈を感じてたのかが理解できたのである。その答えは「完璧過ぎるから退屈」なのである。何故クルマ弄りが楽しいのか?その答えの一つに「そのクルマが完璧じゃないから」があるんじゃないかなとワタクシは思うのである。完璧じゃないから改善するために色々考えて試行錯誤して、ソコから生まれた新たな課題に対して更に試行錯誤する。結果以上に、その過程を楽しんでるのである。だから何故巷では「R35GT-Rは速いけどつまらない」って言われるのかというと、未完成なクルマを育てる楽しさだとか、不完全なバランスのクルマを苦労して捻じ伏せるとかいった、非完璧との闘いが無いからである。


 RRという理に叶ってないレイアウトを持つポルシェ911が熱狂的に愛されるのも、クラシックカーがルックス以外で愛される理由も、つまりはそういう事じゃないかなと思うのである。でもワタクシはやっぱり、完璧なクルマのが好きなのである。何故かと言えば、ワタクシが完璧とは程遠い人間であり、何だかんだで完璧を目指したいからである。より完璧を目指すためには、互いが非完璧ではダメなのである。だから完璧に近いクルマを手に入れて、ソコにワタクシを近づけようとするのである。非常に堅苦しいと言えばソコまでだが、コレがワタクシクォリティーなので悪しからず(笑)さて明日も朝が早いので、さっさと寝るに限る今日この頃であった。