アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

ETERNAL NIGHTMARE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「古いものは決して古くない。新しいものが古くなっただけである」

By フリードリヒ・リュッケルト


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*人間と自然と肉食

 前にも言ったと思うが、ワタクシは動物愛護の精神は素晴らしいモンだと思っている。ただしソレを他人に押し付けない限りは、の話であるが。人間が人間である限り、完璧な正義など存在しないのである。故にソレを正すための反論の権利や、反論を持つ自由は必要なのである。だからワタクシは【ファミマに弁当発売を止めるよう圧力かけた動物愛護団体の所業】を容認できないのである。古今東西、こういう行動に出る動物愛護主義者ってのは相場が決まってる。動物が好きだから肉食する人間を嫌うのではなく、人間が嫌いだから肉食を理由に動物を好きになるのである。だからこの様な世間をドン引きさせるような真似が出来るのである。


 簡単な話である。例えば動物好きが高じて肉や卵や魚を食わなくなったとしても、大多数の人間は食文化の一環として食い続けてるワケである。でもって大多数の人間の中には、家族親戚だとか、遊び友達だとか、仕事仲間だとか、恩師や先輩や後輩だとか、そういう大事な人が含まれてるワケである。そういう大切な人達に「肉を食うなんて、この悪魔め!」とか言えるであろうか?ワタクシは絶対言えないし、ロンマニアの皆様もそうであろう。だから百歩・・・いや億歩譲って(笑)ワタクシが動物愛護に目覚めたとしても、ワタクシは決してソレを他人に押し付けたりはしない。だから上記団体連中みたいに押し付けるヤツは、そういう大事な人がいないか、あるいはテメェのエゴのが絆よりも大事ってヤツであり、どちらにしろロクなヤツではないのである。


 あと「動物は人間のごはんじゃない」って言うけど、人間だって動物である。知能が他のナマモノよりも図抜けているだけで、惑う事無き自然の一部である。要するにライオンがシマウマを生きながらにして食い千切ったり、ワニが水牛を川底に引きずり込んで溺死させるのと同じように、人間も牛や豚や鶏を食っている。後にも先にも、ただソレだけの話である。その代わり人間は人間らしく屠った動物に感謝を示し、余す事無く綺麗に食べる&使えるトコは可能な限り使い切る。ワタクシが言うまでも無いと思うが、動物愛護を過剰に主張するヤツの本音ってのは、後にも先にも「私はお前らなんかよりも偉い」の一言であり、そんな下らんエゴなんぞ相手にしてられないって話である┐(´∀`)┌


*夏草や、クルーどもが、夢の跡

 話は変わって、何と【モトリー・クルーが来年いっぱいで活動停止する】んだそうである。まぁ最年長であるギターのミック・マーズがもう62歳と高齢な上に、脊椎関節炎を患ってて演奏に支障が出ている→コレ以上の活動は困難&ミック抜きのモトリー・クルーは考えられんから、潔くスッパリと終ろうって事なのであろう。ワタクシがモトリー・クルーを知ったのは中坊の頃で、その頃が丁度全盛期だったから、当時メタルに目覚めたばかりのワタクシはそりゃ感銘受けたモンである。未だに"Girls,Girls,Girls"と"Dr Feelgood"の2作は大好きだし、ワタクシのiTunesにも当然収録されているのである:


ストリートの宗教の下に跪け罪人共よ、欲望が貴様らの王として君臨するであろう。ハリウッドを夢見る若者も、盛りを過ぎた落ち目の女王も、祝福は最後まで残しとくモンだぜ−アーメン!。当時中坊で、文字通り厨二病全開だったワタクシが、この歌詞一発でやられたのは言うまでもあるまい(笑)当時はHR/HM全盛期で、モトリー・クルー以外にも優れたアーティストが多数いたんで、ある意味ソレがケチの付きはじめだったような希ガスのである(爆)流石にワタクシも大人になって厨二病は治ったけど、ソレでもモトリー・クルーが当時大好きだったバンドの一つには違いないし、ソレだけに活動停止は残念の一言なのである(´・ω・`)


 でもってモトリー・クルーの話が出てきて改めて気付いたのであるが、ワタクシって最近の若いアーティストの音楽を全くと言って良い程聴いていないのである(^_^;)買うのは専ら古いアーティストの古いアルバムか、新しいアルバムでも古いアーティストの新作かのどちらかであり、新しいアーティスト新しいアルバムは殆ど全然聞いてないのである(;^_^A)昔はワタクシも「ビートルズwwローリング・ストーンズwwレッド・ツェッペリンwwイケてないオッサン共乙www」などとバカにしてたりしたが、今ワタクシが若い連中に「モトリー・クルーwwガンズ・アンド・ローゼズwwボン・ジョヴィwwイケてないオッサン共乙www」などとバカにされても、事実なんだから反論できない次第である(笑)


*時代と共感

 一応若いアーティストの音源は聴いてるし、アルバムも何枚か買っているのであるが、悉くワタクシの耳に残らんのである(^_^;)ワタクシが思うに、世代が違うと訴えたいモンや共感できるモンが違うからだと思うのである。例えばネットの知恵袋なんかで「○×のやり方が分かんないんですが教えて下さい」とか書き込まれてるのを見ると、ワタクシは「先ずその質問をカキコした端末で検索して、引っ掛かった場所や人を訪ねて質問しまくれば良いだろうが(-_-#)ワタクシ等の若い頃は本屋や図書館をハシゴしまくって、足を棒にして探したんだぞ!」って反発してしまうが、もうこの時点でワタクシはオッサンなのである(笑)ワタクシが船旅を苦痛とするのと同様に、若い連中は足を使って直接会う事を苦痛としてるのである。


 だから「選択肢が多過ぎて何を選べば良いのか分からない」だとか「ネット経由で顔は知らないけど通じ合える」的なメッセージを音楽に乗せられたって、ネットが無いから行動範囲が狭くて選択肢が殆ど無い&家の固定電話しか無かった時代に育った、正真正銘昭和育ちのオッサンであるワタクシにゃ共感できないって話である(笑)ワタクシに言わせりゃ今はチャンスも選択肢も山ほどある至れり尽くせりの世の中なのであるが、若い連中は「先が見えない」とか言いやがるのである( ̄〜 ̄;)ワタクシは何時までも若いつもりでいたのであるが(爆)新しくなっていくのは知識だけの話であり、ソレを受け取る感性は年相応のオッサンのソレ。コレが所謂ジェネレーションギャップってヤツなんだなとしみじみ実感する今日この頃であった。