アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

OBSCURE VERSES FOR THE MULTIVERSE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「音楽は、人間が言葉で言えないことで、しかも黙ってはいられない事柄を表現する」

By ヴィクトル・ユーゴー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*敵に敬意を

 参院選が公示され、投票日まであと18日である。マキャヴェリ曰く「二つの大きな勢力が敵対した時、中立を選ぶのはバカ」という事なので、ワタクシも政治姿勢を明らかにするとしようジャマイカ。ワタクシはズバリ「与党を消極的に支持する」である。確かに今の与党にはクソな部分が少なからずあるが、ソレでも野党のクソさに比べれば断然マシだからである。ワタクシが前々から言ってる事であるが、現実的かつ具体的な政策を提示できる野党があるのなら、ワタクシはソレに賭けても良いなとは思うのだが、残念ながらそんなモンは存在しないのである┐(´д`)┌

コレ観てワタクシは確信したのである。コイツ等に政権渡しちゃいけない、と。お世辞にも人生経験豊富とは言えないワタクシであるが、ソレでも自信を以って言える事があるのである。ソレは「他人に敬意を払えないヤツを信用してはいけない」という事である。他者に敬意を払えないヤツは、力を得た途端に弾圧を始める。コレはワタクシが言うまでもなく、歴史が証明してる事である。


 実に単純な事である。野党の連中は事ある毎に総理や与党を悪魔化してるけど、その総理や与党は選挙によって選ばれている→つまりソレ相当の支持者がいるって事からである。そう、つまり総理や与党を扱き下ろすって事は、ソレ即ち有権者をバカにしてるのと同意義なのである。こうやって国内に敵を作るヤツが「立憲主義憲法九条でアジア平和ヲー」なんて言っても信用できるかって話である┐( ̄ヘ ̄)┌もし「実際にバカなんだから仕方がない、相手が悪いんだからこっちも少しぐらい悪さしたって良い筈だ、弱い立場なんだから少しぐらいは許されるべきだ」というのなら、同じ事をやり返されても文句を言うなとワタクシは言い返す次第である。やり返されるのがイヤならば、相手にも敬意を払うべきなのである。


*音楽と政治

 だからワタクシは繰り返し言うのである。余計な揚げ足取りやレッテル貼りなんて必要無い。すべき事は現実的で具体的な政策さえ示す事であり、人員を動員して国会前でデモする事でもなく、ましてや【ロックフェスに運動家を送る】事でもない、と。コレについては世間じゃ色んな意見があるけど、ワタクシの意見は「音楽に政治を持ち込む事は全然おk」である。ただしソレは「音楽としてカッコ良い場合に限って」である。なぜニッポンじゃ「音楽で政治を語るのがダサい」って言われるのかって、政治を語ることがダサいのではなく、まずソイツの音楽そのものがダサいからである。音楽で政治を語りたいのであれば、コレぐらいのレベルで音楽をやってほしいってモンである。





 レイジ・アゲンスト・ザ・マシーンもそう、グリーン・デイもそう、ザ・クラッシュもそう。政治的メッセージの前に、まずロックとしてカッコ良いのである。ロックとしてカッコ良いからこそ、政治的メッセージが生きるのである。ニッポンで政治的云々やるヤツは歌詞にやたらと拘るけど、逆なのである。音楽として良いからこそ、政治的メッセージが生きるのである。イケメンがマジ話すると皆が耳を立てるけど、ブサメンがマジ話をすると皆がウザったがるのと同じ事である(笑)だからソイツが極右であろうが極左であろうが、すごい音楽をするのであればワタクシ的には大歓迎なのであるが・・・

コレをカネ払って聴きたいのかって話である(笑)ワタクシが前々回あたりに言ったと思うが、正論で論破しても他人は説得できないのである。他人を説得しようと思ったら、まず説得できるだけの魅力と説得力が必要なのであり、この場合は純粋な音楽としてのカッコ良さがソレに当たるのである。ただまぁ、魅力がないから知識と正論に走ったサヨクとそのワナビー達には、その事は理解できない&理解したくないだろうなとも思うのである┐(´-`)┌


*反権力って何ですか?

 ソレより何より、ロックは反権力なモンかも知れないけど、コイツ等は反権力なんかじゃない。ココ重要である。ワタクシがサヨク連中や、ニッポンで反権力ソング歌ってるヤツらに共感できないのは、ソレがホントの反権力じゃないからなのである。連中は反権力じゃなくて、別の権力の手先だからである。連中は自民や公明やアメリカや欧米の批判はするけど、社民や共産や中国や韓国の批判は絶対にしないどころか、ソレを支持するような主張も少なくない。ドストエフスキーは「戦争ってのは違う神を信仰してる者同士が”相手の神をやっつけろ!”って動機で始めるモンである」と言ったけど、つまりそういう事なのである。



 コレなんかが正にソレである。ワタクシは断言しても良い。コイツが好む勢力が権力を握ったら、コイツは間違いなく権力の走狗になり、反対する者を弾圧するであろう、と。そう、ホントの意味での反権力ってのは「神なんか要らないッ!」って主張する事なのである。弾圧する側にもされる側にもならず、自分の意志と自己責任で(他人の権利を侵害しないよう)自分のために生きていく。ソレが反権力なのである。でも真の反権力ってその覚悟が無いヤツからしたら重た過ぎて背負い切れないから、結局多くの人は何らかの権力に従って生きていくのである。とまぁ「権力ガー、自由ガー」って話をしても面白くも何ともないので(笑)お暇するに限る今日この頃であった。