大人の階段は何段?

民法上の成人年齢を20歳から18歳に引き下げるという案について反対が約80%とな。
反対の主な理由
「経済的に依存している」
「法的な考え方が身についていない」(反対解釈による)
消費者問題、金融に関する知識がない」(これも反対解釈による)


なんとも説得力のない意見ですこと。
「経済的に依存している」ってのは22歳まであり得ることで、一概には言えない。
「法的な考え方を身につける教育」「消費者問題や金融に関する教育」が整えば良いって言っても、じゃあ20歳の人間がどれだけ法的思考ができるか、消費者問題を理解しているか、してないよね。
知識的な問題だとしたら、いわゆる「振り込め詐欺」ひっかかってる大人多いですよ。
そもそも未成年だって営業を始めたり結婚すれば、私法上は成年として扱われるんだし。


で、結婚の年齢は据え置き(男性18歳、女性16歳)が60%強だと。
あー、矛盾してるよー。
前述の通り、女性は16歳から私法上成年扱いされる可能性あるんですよ。
さっき反対した人、なんで据え置きに賛成できるんですか?
そんなことよりも、男女で結婚の年齢が違うってことに問題を感じたりはしな・・・これはまた別のお話。


そして一番ぐったり来たのは、「今の若者にはいろいろ問題があるという意見があり・・・」ということ。
今の若者に問題がある?(しかも「いろいろ」ってひどく曖昧www)
それソースどこ?
問題があるとしたらそれは現代の社会全体であって、若者だけじゃないと思うよ。
大人(若者の対義語として使っています)も結構ひどいもんですよ。
伊集院じゃないけど、モンスター多いよ、ありゃ大問題(いや大迷惑か?)だよ。
(まぁ日本で一番問題があるのは福田首相率いる内閣、国会じゃないかな?彼らこそ未成年として手厚く保護してあげたら?)


まぁ好き勝手に批判しましたが、僕が思うには、そもそも成人年齢を18歳に引き下げる必要はないのではないか、ということ。
憲法改正に関する国民投票法が18歳って規定しているからってだけでしょ。
わざわざ民法まで合わせる必要ないじゃないですか?
反対側意見の説得力は全然これっぽっちもなかったけど、変えたくない人が80%いるってことは大事。
反対するのに特に理由なんて要らないんですよ、ただ「必要ないから」でいい。
法律は文化には勝てないのだから、必要性を充たすことなく変えることはないです。
(逆に必要なら変えても構いません、だって特に反対する理由なんてないのだから、僕はね)