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脳髄にアイスピック

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Lobotomy

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火星の精神外科

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 神経学者のウォルター・フリーマンは経眼窩ロボトミーと名づけた恐るべき外科手術を考えだした。その手順を彼は次のように説明している。

 患者に衝撃を与えて意識を失わせ、「麻酔」下で眼球と瞼の間から眼窩上辺の奥の前頭葉部分にアイスピックを差しこみ、これを左右に動かして水平に切りこみを入れる。ふたりの患者には左右両半球、ひとりはいっぽうだけに手術を施したところ、一名の片目が黒く痣になった以外は合併症もなかった。今後、問題が出てくるかもしれないが、一見抵抗を覚える方法ながら、非常に平易である。これらの症例については今後の経過を待たなければならないが、ロボトミー後の行動にわずかな困難があるだけで、症状は大幅に緩和している。患者は術後一時間ほどで起きあがって帰宅したほどである。

 オリヴァー・サックス『火星の人類学者』より


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