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2008-10-12

疑似科学塩野七生

塩野七生文藝春秋11月号に「”劣性”遺伝」という記事を寄稿していた。

一読して、あまりにとんでもない科学知識にクラクラしてしまった。


どこが間違っているか、いちいち指摘する気が失せる。 

理系・文系などという言葉は使いたくはないが、彼女に遺伝子・酸欠脳・免疫化学反応などの用語を使って「日本人へ」などと論じられたくないぞ。


まず遺伝の「優性」と「劣性」は、優秀・劣悪という意味ではない。

優性は dominant 、劣性は recessive


刺激を与えると劣化した遺伝子が改善される、と関係者が言っているそうだ。


酸欠脳というのが有るらしい

 大切に育てられてきたということは、世間の風から守られて育ったということだ。 しかし、風って、酸素でもあるのでは? ならば、風に当たらなかったということは酸素欠乏、つまり酸欠のままで育った、ということにならないだろうか? そして酸欠とは、脳の働きの鈍化をきたすのでは?

どこからこんな説を思いつくのだろうか? 比喩としても、あまりに稚拙すぎるぞ。



【追記】

ゲーム脳」な塩野七生

記事を2行をまとめると

  • 過保護に育てるとひ弱になる
  • 日本は衰えている

これを科学風な「言葉遊び」で膨らませただけだなぁ。

彼女が使う「遺伝子」という言葉は、ロールプレイングゲームHP・MPと同趣旨なのだろう。


  • 世襲の主人公は初期値が高い。
  • ゲームの初期段階で「挫折イベント」を経験させると、そのときはHPが下がるけれどMPが上がる。

日本政治は、その程度の単純なRPG風システムで動いているようにしか、海外からは見られているのではないか? というありがたいお話でした。

田中山田中山 2008/10/13 21:00 塩野七生を少しでも読んだことのある人なら、これくらいの文章違和感ないっすw

tammytammy 2008/10/22 00:57 主張に比喩を使うと分り易いですが、何となく胡散臭くなる例。況してや科学用語の理解が間違ってるときはとんだ笑いものになります。例え科学的に合ってることを比喩に使う場合でも、その同値性を証明しないと正しい説明にならないのでは。文学なら比喩の多い七生さん好きなんですけどね。世襲議員が多いのは新貴族制度と思えばいいのかな?それに値するだけノーブルになっていただければ。

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