2008-10-12
■疑似科学な塩野七生
塩野七生が文藝春秋11月号に「”劣性”遺伝」という記事を寄稿していた。
一読して、あまりにとんでもない科学知識にクラクラしてしまった。
どこが間違っているか、いちいち指摘する気が失せる。
理系・文系などという言葉は使いたくはないが、彼女に遺伝子・酸欠脳・免疫・化学反応などの用語を使って「日本人へ」などと論じられたくないぞ。
まず遺伝の「優性」と「劣性」は、優秀・劣悪という意味ではない。
優性は dominant 、劣性は recessive
刺激を与えると劣化した遺伝子が改善される、と関係者が言っているそうだ。
酸欠脳というのが有るらしい
大切に育てられてきたということは、世間の風から守られて育ったということだ。 しかし、風って、酸素でもあるのでは? ならば、風に当たらなかったということは酸素欠乏、つまり酸欠のままで育った、ということにならないだろうか? そして酸欠とは、脳の働きの鈍化をきたすのでは?
どこからこんな説を思いつくのだろうか? 比喩としても、あまりに稚拙すぎるぞ。
【追記】
「ゲーム脳」な塩野七生
記事を2行をまとめると
- 過保護に育てるとひ弱になる
- 日本は衰えている
これを科学風な「言葉遊び」で膨らませただけだなぁ。
彼女が使う「遺伝子」という言葉は、ロールプレイングゲームのHP・MPと同趣旨なのだろう。
日本政治は、その程度の単純なRPG風システムで動いているようにしか、海外からは見られているのではないか? というありがたいお話でした。
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