カッティング・エッジ(エッジ司会のトークショー)

ゲストはランディ・オートン
メインテーマは「サイバー・サンデー」における対D-ジェネレーション X戦のレフェリー候補選出投票。
候補者として名前が挙げられているジョナサン・コーチマン、ビンセント・K・マクマホン会長、エリック・ビショフの三名がリングに上がり、立会演説会(日本では死語?)を行いました。
ビショフは「D-Xに“物議を呼ぶ”ということが何なのかを教えてやる」と主張するものの、明らかに自著「Controversy Creates Cash」(物議がカネを生む)の宣伝が主目的。($26.00に打ち消し線が引かれて$15.48(40%引き)と書かれていますが、再販制度は世界の非常識です)
コーチは逃げ腰。言葉は強気でも涙目です。明らかに嫌がっています。
マクマホン会長は「DXに尊厳と品格と敬意を教えてやる」といつもと同じような姿勢。今更言葉はいらないでしょう。


続いて会長はHBKが来場できないことをアナウンスすると、その場でHHH vs オートンのシングルマッチを決めました。
そして、その試合のレフェリーに同日誕生日を迎えたエッジを指名。


更に、コーチだけを残して個人面談を始めました。
会長の代理としてRAWを監督していたのはコーチ。
会長が「サイバー・サンデー」でRAW所属のシナが敗れてWWE王座が他のブランドに流出するようなことがあったらどうするつもりだと詰問すると、コーチは「1週間後の試合に備えて今日は休ませます」とピント外れの回答。
しかし、RAWトップのシナが試合に出ないというのは認められません。
コーチは「ショーとブッカーも来場するので、ハンディキャップマッチで闘わせるというのはどうでしょうか」と提案。
しかし、会長の答えは "No!"
とうとうコーチは「会長ならどうしますか?会長の知恵をお貸し下さい」と決断を丸投げ。どこかの首相のようです。
マクマホン会長は「番組を生放送で見ている北米や英国の者に決めさせてやろう。今夜のメイン戦でシナと闘う相手をな。」と、ネット投票での選出を決定。
候補は、元WCW王者・現世界ヘビー級王者キング・ブッカー、ECW王者ビッグ・ショー、そして「王座に全く無縁の者」としてジョナサン・コーチマンの名を挙げました。
投票方法は、WWE.comからのウェブ経由とメール送信の2通り。
メール投票が可能なので、会場にいた観客も携帯電話を使って投票を行うことが出来ます。
締切はメイン戦直前、そして開始は「今すぐ」。生放送ならではの企画です。

女子王座決定トーナメント準決勝 リタ vs マリア

解説席ゲスト:ミッキー・ジェームス


ここまで残っているのは、サイ子(ミッキー)、やまりん(リタ)、ノーリターン(マリア)。キャラの濃い人ばかりです。
もっとも、ミッキーはトリッシュ引退直前からまともになっていますし、マリアがおバカ(マリアというよりマリリンだな)なのはあくまでキャラなので、唯一リタだけが現実の浮気にリンクしている素の姿ということになります。


○リタ(DDTからピンフォール)マリア×
最後のはDDTというよりフロント・ネック・チャンスリー・ドロップ(アントニオ猪木初代タイガーマスクが使っていた技)のようでした。

“ザ・ゲーム”トリプルH vs ランディ・オートン

レフェリー:エッジ


ハンターさんはいきなりエッジにペディグリーを仕掛けてKOし、強引にレフェリーを代えてしまいました。
その後は普通に試合が行われていたのですが、息を吹き返したエッジが乱入して無効試合に。
レフェリーが入ってきて試合が打ち切られるというのもおかしな話ですが。


エッジとオートンはHBKがいないことをいいことに二人掛かりでHHHをリンチ。
そしてオートンが椅子上へのRKOを狙うのですが、HHHが撃墜した為、自分が頭を打ってしまいました。
エッジはHHHにスピアーを食らわせて場外に落としてオートンを介抱していたのですが、HHHはリング下からスレッジハンマーを持ち出し、リングに戻るとエッジが手にしていた椅子を叩き落としました。
エッジとオートンはHHHに気圧され、這々の体で逃げ帰りました。

ハンディキャップマッチ “ハックソー”ジム・ドゥガン&ユージーン vs ウマガ


ユージーンはドゥガンと組んで2対1でウマガと対戦。
しかし、ユージーンは怯えてリングに上がろうとしません。
リリアンの座っていた椅子の後ろに隠れて震えるばかり。
パートナー不在のドゥガンは為す術もなくウマガにKOされました。


○ウマガ(サモアンスパイクからピンフォール)ドゥガン×

リック・フレアー パートナー候補立会演説会


「サイバー・サンデー」では、ネイチはレジェンドの1人と組んでスピリット応援団の持つタッグタイトルに挑戦することになっています。
候補者はサージェント・スローター、“ラウディ”ロディ・パイパー、“アメリカンドリーム”ダスティ・ローデス
パイパーは自分で言っていたのですが、4人の中で世界チャンピオンになったことがないのはパイパーだけです。
インターコンチネンタル王者になったことがあるだけで、トップのタイトルを獲得したことはありません。
それなのにホーガンには一度も負けなかったのですから、本当に不思議なレスラーです。

(余談)ダスティ・ローデスについて

ローデスの顔を見て、梶原一騎の漫画「プロレス スーパースター列伝」のアンドレ・ザ・ジャイアント篇にローデスが登場していたことを思い出しました。
AWA王者ニック・ボック・ウィンクルを簡単に片付けていたアンドレが、なぜかローデスのラフファイトには大苦戦していたのです。
しかし、ニックの方がローデスよりも実力的には上だったはずです(あくまで外から見たイメージですが)。
おそらく、アントニオ猪木が漫画の中でコメントを出していたことと、ローデスが新日本プロレスに出場していたことが関係していたと思われます。
WWWF(W3つにはパンダも文句言えないはず)王者ブルーノ・サンマルチノは、マクマホン・シニア時代にWWWFと提携していた猪木新日本ではなく馬場全日本に出場していたのですが、逆にローデスはNWA時代にも新日に出場していました(但しタイトルマッチは行っていないはず)。
また、ニックはもっぱら全日本に出場していました。
つまり、猪木には「ローデス=隠れた実力者、ニック=ハッタリ野郎」との印象を植え付ける動機があるわけです。
これが作品中の描写に反映されていた、というのが私の推測です。

メインイベント ジョン・シナ vs X


番組冒頭から行われていたジョン・シナの対戦相手の投票結果が明らかにされました。

  • ショー ### 12%
  • ブッカー ### 14%
  • コーチ ###############74%


以上のように、圧倒的大差でコーチが選ばれました。
どうやらこの日の観客と視聴者は、良い試合よりもコーチがぶっ飛ばされるのを見たかったようです。


○シナ(STFUによるタップアウト)コーチ×

WWEタイトル一覧(2006/11/22 -3週間時点)

WWE王者…ジョン・シナ(RAW)
ECW王者…ビッグ・ショー(ECW)
世界ヘビー級王者…ゴブリー・グッカー キング・ブッカー(Smackdown
インターコンチネンタル王者…ジェフ・ハーディ(RAW)
US王者…クリス・ベノワSmackdown
女子王者…空位(RAW)
クルーザー級王者…グレゴリー・ヘルムズ(Smackdown
WWEタッグ王者…ブライアン・ケンドリック&ポール・ロンドン(Smackdown
世界タッグ王者…スピリット応援団(RAW) ※5人の共同保有