夢中夢で指先から血が滴る

15歳くらい。
自分が小人になったようで、部屋の食器棚やカーテンを伝っていろんなところに移動している。目的はよくわからない。ただ高い場所を目指している。かなり上まで行って時計の針にぶらさがった。時計は盤面が鏡になっていた。鏡をのぞき込むと右肩に安倍なつみの顔が見えたのでさらにのぞき込むと、左肩が長い髪が広がったすごい顔をした女の幽霊が見えた。それで慌ててバランスを崩し、時計の針で背中を切ってしまった。左肩の女の幽霊を払おうと手で左肩を払うと、おかしな動きをした時計の針で指先をずたずたに切ってしまい、痛みで目を覚ました。


目を覚ますと、ものの少ない白っぽい部屋の赤いソファーで横になって寝ていた。ばっと起き上がると指先からかなりの量の血がしたたり落ちた。すべての指先から血が滴っているので、さすがにソファーから立ち上がってしまうほど取り乱した。


と、ここで目が覚めた夢中夢だったらしい。