月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

上野にしか行きませんでしたが

今日は午前中は荷物の受け取りがあった関係で、家の中で洗濯をしながら午後にどこに行こうかを考える、そんな時間を過ごしていました。まぁ、こういうときは妄想に走ってしまいがちですので、ブリジストン→松岡→山種→三鷹、なんて廻ろうかと思ったりしたわけですが……。


悩んだ挙句に最初に来たのは上野。さっきまで検討していたのは何だったのか?。とりあえず国立西洋美術館のカポディモンテ美術館展に突入します。

展覧会の前に、西美の前庭の紫陽花がよい感じですなぁ。

カポディモンテ美術館展はイタリアのバロック絵画が中心で、暗めの色調の宗教絵画が多く……ちょいと今ひとつ理解できずに見終わってしまいました。収穫としては、エル・グレコが宗教が以外のもの描いている、ということが判ったこと、くらいかも……。少し勉強してから再訪すると、見え方が変わるかもしれませんので、先ずは先日買った「西洋絵画のひみつ」を読んでみようかと(それかいな、結論は……)

西洋絵画のひみつ

西洋絵画のひみつ


国立西洋美術館の次は、お隣の国立科学博物館へ。ここで見たいものは1つだけだったのですが、年間パスポートの威力で無料入場です。
で、その唯一の見たいものというのが……

重要文化財にもなっている江戸時代の地球儀と天球儀。材質が和紙だということを考えると、残っていること自体が貴重なものです。それにしても江戸時代の方は、結構地歴分野が好きだったのではないかと思う次第です。


そして、本当に天球儀と地球儀を見ただけで国立科学博物館を後にして、毎度の東京国立博物館に入ります。酒井抱一の夏秋草図屏風が出ているので、それを中心に平常展を見るつもりで入ったのですが、本館に入ってみると15分後に始まるミュージアムシアターにまだ空席がある。となれば、やはり急遽予定を変更して、見に行くでしょう、ミュージアムシアター。

ということで飛び入りで入ったミュージアムシアター、今日は唐招提寺に関するVR映像でした。なんか数年前の唐招提寺展を振り返るような内容でしたが少し勉強になりました。


と、ここで、知り合いから合流せよという指示が来たので博物館巡りはおしまい。何のことはない、午前中に考えていた予定とは全くかすりもしない、不思議な一日となったようです……。