月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

DOMANI−明日展@国立新美術館

先週日曜日に、国立新美術館で開催されている「DOMANI−明日」展を見てきました。


この展覧会は文化庁の海外留学制度で留学された芸術家の成果発表会のようなもので、1998年から毎年行われているそうです。今年は12人の芸術家が出展しています。基本的に現在作家さんの作品を見ることのあまりない私ですが、12日の方が、しかも統一テーマなしに並んでいれば、一人くらいは気になる人がいるんじゃないかと思って見に行ってみたのですが、思ったより収穫があったような……。
ということで、気になったアーティストの方を、適当な感想付きでご紹介。

遠山早苗

白い紙に蛍光色の刷毛でバンとひと塗り。それが沢山描かれています。色の重なっているところの色の変化が面白いです。

近藤高弘

顔の陶器がずらっと並んでいます。それぞれの顔は違う釉薬やら彩色やらが施されているというもの。頭の中に流れるテーマ曲は谷山浩子さんの「お人形畑」……。

神戸智行

上空から見た森や水の中の風景。細かいタッチの海老、亀、蝶。もうすっかり好みの壺に入りました。金魚が沢山泳ぐ作品「ハナミズキ」は、わかつきめぐみさんを思い出したりしたりして。

赤崎みま

暗い背景の中、ぼぉっと浮かび上がる果実、天使、水晶……。グリム童話の森の中のようで、怖いけれど引き込まれます。光の当て方って面白いです。


後ろ2人の方は、かなり私専用の美の壺に入ってきました。こういう発見があるから、普段興味のない分野の展覧会も、行ってしまうんですよね……