北川景子「大女優への道」北川景子を探せ!(後編)

さて、変な帽子でご満悦の北川景子。いちばん目立たない、しかし最大の記事がこれだ。

  圧勝か惨敗か、格差広がるなか健闘が光る23時台ドラマ


  秋ドラマは大半が10%前後に落ち込む状況が続いている。

  そんななか目を引くのがV六岡田殉一の『えすぴー』と

  連ドラ初主演となる北川景子の『モップガール

う〜ん、すごいぞ北川景子。この記事、3人のライターの座談会形式になっている。関係する箇所を読んでみよう。

  津田「(番組の成功は)主役の北川景子の起用に尽きるんじゃないかな」

おお、わかってるじゃないか津田。もっとほめてくれ津田。

  津田「彼女、不思議と過剰な演技がそれほどウザく見えないんだよね」

過剰な演技・・・過剰な演技・・・○| ̄L...そうなんだよ津田・・・あれが北川景子のハリウッド演技だ。でもそれがウザく見えないのが北川景子起用の勝因だと津田が言う。でも「それほどウザく」ということは「ちょっとはウザい」のかな。しかたないよ、ハリウッド演技だから。もう少し待ってくれ津田。

  草場「いや、実は演技がうまいんだと思うよ」

おお、草場。そうだよ、そのとおりだ。えらいぞ草場。以下、草場の発言の要約

  彼女を役者として発掘したのは森田監督

  オーディションで森田監督が北川に決めたのも役者としての潜在能力を高く評価した

異論はないけど、その2年前に田崎監督が評価してるんだよ草場。

  小田「彼女『ワイルドスピード』にも出演したりと実はオーディション受けがすごくいい」

どういう意味だよ小田!オーディション受けは良くて中身が無いということか。発言によっては許さんぞ小田。

  小田「見る者を自然と惹きつける何かを持っているのは確か」

ほめてるのか小田は。そうか、一発勝負のオーディションで相手に強烈にアピールするものを持っているということか。
津田、草場、小田の北川景子評を読むと、モップガールのレビューで私がテキトーに書いていたのもあながち間違いではない。北川景子はよく言えばクールビューティー。悪く言うと前々回に名前を挙げた10人の中では、まぶしいばかりの若さの輝きというのには欠ける。過剰な演技が不思議とウザくないと津田が言ったのは、そのあたりが功を奏しているように思う。だから、だからこそ、私はあえてテレビ関係者、映画関係者に言いたい。北川景子は出せば視聴率を獲れるという女優ではない。どんな役もこなせるほど器用な女優でもない。演技だってまだまだだ。その代わりU-21女優がみんな20代後半になったとき、いちばん使いやすいのは北川景子のはずだ。もともと若さを売り物にしてないんだから。だから、いまは主役なんか望まない。ヤンキーやお化けの役でもいいから北川景子のイメージを大事にした性格俳優として育ててやって欲しい。
って私が力説してもしかたないのだが