真夏の映画まつり

     
第3シーズンのスパイダーマン。第1シーズンはヒーローであることの孤独とつらさが描かれていて画期的な映画だった。第2シーズンも基本は第1シーズンをなぞっていたが、今回は別物。予告編でアイアンマンが出てきてそれでは孤独なヒーローにならないじゃないかと思ったが、1回しか出てこなかった。今回の映画で画期的だったのが配役。
     
中央が主人公ね。手前は主人公が憧れるマドンナ。後ろは主人公の正体を知っていて協力をする友人。向かって右はさえない主人公をバカにするライバル。左はクラスでは浮いている主人公とその友人に興味を持ち、なにかとちょっかいを出す少女。どう? 主人公以外は白人じゃない。実際のアメリカの学校ではふつうなのか、子どもも観る映画なので教条的なメッセージを込めてなのかはわからないがこれは画期的。映画は次から次へとイベントが起こり飽きないのだが、とにかく慌ただしい。最後の飛行機の上での格闘シーンはスピード感を出すためなのはわかるが、ガチャガチャしすぎて何がどうなってるのかわからなかったよ。
     
コミックが原作でアニメにもなっている作品の実写版。私はコミックもアニメも観てないので原作の雰囲気云々はわからなかった。ただ私のように原作を知らなくても十分に楽しめる。公開からだいぶ経っているので1回だけの上映になっているとはいえ、ほぼ満員。人気あるんだな。たぶん観に行った人が面白かったよと勧めたのだろう。この映画ではちょっと太めの橋本環奈ちゃん。彼女はこの映画のようなコミカルな役のが合っていると思った。クライマックスで空を飛んでいる船に銀時が行かなければならない。あそこまでどうやって行くんだと困っているとメーヴェに乗ったナウシカが来る。「これ大丈夫なの?」「これまずいでしょ」と出演者が困惑するのが大笑い。
     
これはつまらなかったなあ。10人くらいしか入ってなかったよ。じゃあ、どうすればもっと面白くなるんだと考えると、かなりの大改造が必要。とりあえずミイラ役の女優さん、もともとは可愛い人なのでもっと素を出した方が良くなかったか?