敬天愛人

こんなニュースがあった*1

  “神回”だった「西郷どん」最終回に視聴者のクレームが殺到した理由

視聴者のクレームが殺到...どうせ西郷の最期が史実と違うという史実マニアからのクレームだろう。だからあれはドキュメンタリーでもないし再現VTRでも無いと言っているのに。あれは「西郷隆盛を題材にして現代人の視点から書いたドラマ」だっちゅうの。

  NHK大河ドラマ西郷どん」も12月16日の放送で最終回を迎え、政府軍に追い詰められた西郷隆盛と私学校の生徒たちが、

  城山に立て篭もり壮絶な最期を遂げる最終回には“神回”の声すら上がっている。

そうなの? じゃあ、あのラストはみんな満足したんだ。ちょっと話がそれるが、最近「神回」とか「神展開」とか「神対応」とか気軽に「神」を使う過ぎるぞ。日本だからいいようなものの、イスラム圏だったら鞭打ちの刑になるように思う。で、なんで神回だと思うかというと

  「近年の大河ドラマは、2016年に放送された『真田丸』で“ナレ死”という言葉が流行るほど合戦シーンが少なく、

   昨年の『おんな城主 直虎』でも戦国時代を描きながら物足りなさを覚える視聴者から不満の声が上がっていました。

   ところが今回は徴兵された町民や農民の政府軍に兵器と兵力に劣る西郷軍が追い詰められていくシーンは、

   リアルで迫力があり往年の大河ドラマファンも納得しているようです」(テレビ誌ライター)

そうなんだ。大河ドラマなんか見たのは数十年ぶりなので、あんなもんだと思ったが最近は主要人物の戦闘死はナレーションだけで済ますのか。西郷どんの最終回なんか最後の攻撃で薩摩側の人物の全員がばったばったと死んでいった。じゃあ、どこにクレームが来てるの? やっぱい史実との相違?

  「夜8時、『明治37年 京都』と時代背景を説明するテロップにかぶさるように、

   “佐賀県知事選 現職の山口祥義氏 2回目の当選確実”

   というテロップが挿し込まれたんです。これには視聴者も不満だったようで

   『なんでテロップが…』『テロップ邪魔!』『最終回くらいテロップ消してほしい』

   といったクレームがネット上に噴出しました。中には内容が佐賀に関することからか、西南戦争以前に起こった佐賀の乱にちなんで

   『いきなりテロップ佐賀の乱』『江藤新平の呪いテロ』

   といったコメントも書き込まれています」(エンタメ誌ライター)

そこかい! テロップはこれな。
     
でもこの速報を流さなかったら流さなかったで知事陣営からクレームが入るだろう。しかし、最初のコメントがテレビ誌ライター、つぎのコメントがエンタメ誌ライター。やはりテレビ誌に比べるとエンタメ誌のがろくでもないな。それをそのまま転載しているアサジョはさらに下だがな。それをさらに転載しているのが私だが...でも私はひと味違うぞ。このエンタメ誌ライターやアサジョもどうせツイッターで話題を拾っているだけで自分では放送を見ていないだろ。じつはテロップは2回入っている。私はむしろ2回目の方が気になった。最終回は最後に持ってきたオープニングクレジット。ここで役名と役者の字幕が本人の映像にかぶせて表示されるのは西郷隆盛役の鈴木亮平と、大久保利通役の瑛太だけなのだ。その瑛太のシーン、
     
な、こっちのが気になるだろ。ここは幼いことからの親友でいつも助け合ってきた二人が袂を分かつことになった大久保の悲しみの表情なのだ。それにかぶせて「飲食店で爆発」。これはスプレー缶100本のガス抜きのやつか。この時点ではそんなマヌケな原因だと思わなかったし、爆発の規模から死人の何人かは出たかもと思ったのでこのテロップはしかたない。スプレー缶のガス抜き、ふつうは屋外でやるが、気持ちはわかるよ。12月の札幌は寒いもの...