「怪物」とどう共に生きるか

海外で生活するひとりの学生として、最近はてな村住民の間で話題になっていた渡辺千賀さんの「日本はもう立ち直れないと思う」という発言や、池田信夫氏の「希望を捨てる勇気」といった記事を読んで、自分なりの考えをまとめていた。

すごくミクロなコメントだけど、自分は自らの腕を上げ続けることがこの問題に個人的に立ち向かうもっとも有効な手段だと思う。


日本を出る時は、今叫ばれてる日本の力の衰退なんて考えていなかった。
でも今ははっきりと意識している。


幸いなことに、今自分は日本の外にいる。
そのおかげで

日本という「怪物」

について自らの経験をもとに、気づくことができた。
そして、その「怪物」に驚くほど多くの日本国内の人は気づいていないことも知った。
その時初めて、あぁ海外に出るってこういうことなのかと思えた気がする。




立ち直る立ち直らないを別にして、日本という国の素晴らしさはここにいて数多く感じる事ができる。
そして未だに世界に大きな影響を与え、経済的にもやっぱりデカイ国なんだなとも思う。



でも、これから生きてゆくうえで、自分にはいくつか決めている事がある。
まずは、日本を基準に物事を考えない。それに人生設計の際にも日本で生き残ることだけを前提に考えない。

日本独特の風習があり、日本社会の常識がある。
けれど、それらだけをベースに自らの人生を委ねるのは危険すぎる。

もし日本で生活することだけを考えていたらとっくに帰国し、素直に日本の大学に編入してせっせと就活をし、「新卒」という扉に便乗するほうがよっぽど「まとも」な道。

けれどその道では、とても「日本なき」世界ではいきていけない。


標準を日本で生きてゆける男ではなく、どこでも通用する者にあてなければならない。
だから、英語力も日本で通じるレベルではなく、英語圏でこそ使えるレベルまでもっていかないと意味がない。



日本の外でも飯を食えるレベルになったうえで、俺は日本でも勝負したい。

「日本の政治を根本から変えて日本を良くする」という自負のある人も是非日本でトライして欲しい。

なんていわれると、ついつい火がついちゃうんです。
チャンス狙ってますよ。


今はまず、これから生き残るうえで必要な土台作りに最大限の資源をつぎ込み固める。
そういったわけでも、カナダの大学に身を置けるという最高の環境があることを心から感謝します。


id:shotayakushijiさん、

Wisdom of Crowdsの風が吹き荒れて日本を救う、そんな日が来ることを信じたい。

その風、一緒に吹かそうじゃありませんか!!



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PS id:keitabandoさん、いつもおもしろい記事をシェアしていただき有難うございます。