写遊百珍 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

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2009-08-19 南港(コスモスクウェア〜ATC) その1

南港(コスモスクウェア〜ATC)

| 16:58 | 南港(コスモスクウェア〜ATC)を含むブックマーク 南港(コスモスクウェア〜ATC)のブックマークコメント




お盆が終わりました。元々盆休みは無いので別に何も感じませんが、しかし夏の折り返しで、終わりに向かっているのだというのが少し悲しいです。どうしよう。
ぬう。



8/16(日)
ヒマすぎて死にそうだったので南港に行きました。男子は一人になると南下します。なぜでしょう。若さゆえでしょうか。



しばし行き先に迷いました。
天保山方面はよく行ってるし、舞洲はこないだサマソニで行ったし、イベントがなければただの広大な広場だし。住之江公園競艇があるけど写真なんか撮ってたらおっちゃんに怒られそうだし、北加賀屋は何も無い。ニュートラムも、南港口〜フェリーターミナル駅あたりは4回生の頃に徒歩でしらみつぶしに制覇した。



さあどこに行きましょう、というところで、そういえばニュートラム最果ての駅「コスモスクウェア」って何があったっけ? という疑問に思い至りました。



さっそくGo.


http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/M/MAREOSIEV/20090819/20090819220013.jpg
ニュートラム先頭車輌にて。
中ふ頭駅あたり。赤いビルがATC。やはり近未来の感が漂うのが鉄道以降の空中交通網です。タイヤで走っている分、モノレールよりは未来感は薄いですが、景色は同等に抜群です。路面に業務用っぽい様々なパーツが見えて面白い。



割と狭い区画をぐるりと回っているだけなので、どの駅で下りてもちょっと歩けばATC、WTCといった中心構造物に辿り着きます。あとはポートタウン西駅、東駅など、完全にマンション群です。ニュータウンですね。
住民でもないのにウロウロするとまたややこしくなりそうなので割愛。



梅田から1時間弱です。
一気に終点まで行きました。



ノ・_・)ノ コスモスクウェア駅 到着。




・・・何も無い。


「コスモスクウェア」というのは単体の駅名でありながら、ATC、WTC、フェリー乗り場、インテックス大阪、その背後の企業ビル群を含む一帯を指すようです。
○公式MAP
http://www.cosmosquare-djc.jp/main.cgi?c=1/1:0


しらんがな。
関西人でありながらそこに何があるかよく判っていません。しかも大阪市はけっこう本気でこの


駅を出ると、大阪入国管理局があります。
以上。


うう。


ノ・_・)ノ 想像通り何もない・。・・、。


とにかく看板に誘われて「なにわの海の時空館」へ行ってみることにする。B級スポットとして各種サイトでよく出てくるし。


f:id:MAREOSIEV:20090819222537j:image
海です。

見事に海です。
大阪湾です。


ジョギングする人、昼寝する人、子連れ母親、海釣り客、サイクリング者などがまばらにいます。当然です。真夏の午後14時、15時です。暑いのです。



視界の端で黒いものがボチャッと跳ねました。ボラのようです。急にやられると心臓に悪いです。



雲が薄く空を覆い、海の色はなんと茶色でした。そして首元に抱きつくように重くまとわりつく暑さ。全く爽やかでも何でもない状況です。写真ではブルーが強調されてしまったので太平洋黒潮っぽさに寄っていますが現実はだらだらとした潮溜まりの冴えない色です。


f:id:MAREOSIEV:20090819222539j:image
直線をだらだら歩きました。



海沿いのコンクリート歩道を一直線に行った先には、ガラスの球体ドームが見えます。これが「時空館」です。
何があるわけでもないですが、興味本位で行ってみました。

http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/M/MAREOSIEV/20090819/20090819222536.jpg
なにわの海の時空館」。


( ゚〜゚ )” なにこれ。


大阪市が誇るハコモノ行政代表格の一角です。



近づくとかなりの大きさです。内部は4階構造で、一つの大きな展示棟として機能しています。
このドームの製造、海上搬送(完成させてから現地に運んだため)に用いられた技術は非常に高度なもので、申し訳程度にパネルで説明されていましたが、お役所仕事というのは部外者には全く分からないところで地味にとんでもない馬鹿力を出している仕事なのだなあと痛感しました。地味に凄いと思います。



世界に誇っていいような仕事をしても
アピールの仕方が下手すぎて誰も理解してくれない。



むずがゆい思いをしつつ。
平時は入館料600円ですが、何のイベントか無料で入れました。



入ったところで、江戸時代の菱垣廻船の実寸忠実復元船があるのと、ヨット等の説明があるのと、かつての「大坂」の水、海にまつわる歴史の説明がお役所的にだらだらと続くだけです。
こんなに人を抑制する展示というのは役所にしか出来ない芸当だと思います。何の興奮ももたらさない。いや、好きな人は好きなのかもしれませんが、少なくとも私はしんどかったです。


エントランスの建物は某・安藤忠雄の二番煎じのようなコンクリート撃ちっぱなしの外観で、中に入り、わざわざ中央が正方形の穴の開いた古銭の形をした入場券をもらい、それを自動改札に通して入場。そこからエレベーターでまずB2Fに下りて、十秒ぐらい海中トンネルを通って幻想的な気分になったところで階段かエスカレーターを使い、ようやく時空館本体であるガラス球体の中に到達です。


4階まで一気にエレベーターで上昇して、人畜無害な展示を観ながら脱力します。係員が与えられた仕事を生真面目にこなそうとするので、ダラダラ適当に見たいのに「順路はこちらです!」「まずこちらへ」うるさいなもう。ほっといてくれ。


http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/M/MAREOSIEV/20090819/20090819222532.jpg
なぜ急にこんなムーディな空間が・・・。これが時空館?の建物から、海上のガラス球体へ続く回廊です。中途半端な長さです。



この海底トンネルは惜しい。もっと工夫すれば面白かったと思います。海中を下から見上げて海を泳ぐ魚が色々見られる仕組みになっているのですが、いかんせん窓が小さすぎる。その上、定期清掃しているものの、魚のシルエットが何とか分かる程度にしか見えない。海水の透明度の問題もありますが、ひどい汚れ方です。


f:id:MAREOSIEV:20090816232502j:image
それでもやはり使われている技術は確かでスケールは桁違いです。この天井、ガラス壁面がとにかくでかい。なめらかな曲面の作り方は評価すべき。展示物はそっちのけでガラスだけ見ていました。



ガラスは4208枚を使用。英国構造技術者協会より、2002年の特別賞(Structural Special Award)を受賞しました。歴代の代表的な受賞建築物としてはオペラハウスシドニー)、ポンピドゥー・センター(パリ)がある。・・・とのこと。
伝わりきらないものがありすぎて何て言っていいか分かりませんが・・・



で、ガラス館内に入ると天を塞ぐ巨大なものが現われます。忠実再現された江戸時代の菱垣廻船です。
全長30m、帆の高さ27.5m。


これはとても大きいです。残念ながら復元に掛かった費用などは面倒くさくて調べていないですが、まあスケールに見合うだけのものです。
ここでも使われている技術は高度です。木を切り出して、組み立ててゆく様子が映像で閲覧できます。



しかし陸に上がった船を眺めても興奮は薄いです。私にはガラスと曲線の構造が気に入りました。


http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/M/MAREOSIEV/20090819/20090819224338.jpg
太陽を真っ直ぐ見据えて。


http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/M/MAREOSIEV/20090819/20090819224328.jpg
船が通りました。

館内のパネルにはたびたび船の種類、船の構造や航路、南港で見られる船についての説明がありました。マシン、システムに特化した面での船というのはとても好きです。しかし歴史が中途半端に絡んできて展示が抑制的になるとテンションが上がらないのです。



無料のせいか、客はけっこう入っていました。家族連れがほとんどです。そりゃそうだ。初めてのデートでここに来たら愉快ですね。いつかやりたいです。


f:id:MAREOSIEV:20090819224522j:image
救命ボートに積載されているグッズも展示されていました。そういうのが面白くて好きだなあ。これは緊急用飲料水。ネーミングセンスとカラーリングが好きです。アルプスユミヤン。


紙コップもありました。「公平に水を分配するため」目盛りがついていました。極限の状態では人間はどこで争いを起こすか分からないですものね。あと、食料としての魚を確保したり、「救助が来るまでの気晴らし」のために、釣り道具も入っていました。これはなるほどと思いました。ギリギリの状況だからこそ緩和させるという視点は見事です。


1時間ちょっとで「なにわの海の時空館」を退出。再び炎天下の中を散策徘徊します。
とは行ってもコスモスクウェア、行くところがありません。
夢洲など近隣のベイエリアには車で地下道路を走るしかなく、徒歩で出来ることは限られています。分かっちゃいるんだけどねーやめられないんだよねー。徒歩は薬物に匹敵します。

とりあえずATCっぽい建物が見えてるんですが、あえて逆に、果ての方へ向かってみました。コンテナと、尽きそうな車道が続いていました。

http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/M/MAREOSIEV/20090819/20090819224319.jpg
南港の果てへ。
手前の看板に「ウイング南港」「港湾労働者休憩所」と書いてあり、一般人に縁のないコンテナエリアへ続いているようです。



左手が物流会社の敷地、「咲洲コンテナターミナル



(この南港?あたりは咲洲/サキシマと呼ぶらしいです。初めて知りました)が展開します。逆に、右手はしばらく鬱蒼とした街路樹の歩道で、途中から「南港野鳥園」の敷地になります。
暑苦しい上に、うわんうわん飛ぶ類の色んな虫がいそうで、
考えるだけで暑いので、あえて日差しのない左側を歩きました。

http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/M/MAREOSIEV/20090819/20090819224102.jpg
コンテナが美しいです。幾何学的で素敵です。
なんでこんなにキチッとしたものを作ったのか。よくやってくれたよ人類は。などとぶつぶつ言いながら歩きます。


http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/M/MAREOSIEV/20090819/20090819230133.jpg
コンテナ
内心小躍り。
貨物とかタンカーとか、業務用で特化したストイックな存在が好きです。男子の生理に響くんです。恋。



この手の敷地内をあまり撮っていると、警備や守衛がうるさい顔をして寄ってくることがあるので、少し緊張気味です。まあ休日なのですこぶる静かでしたが。

http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/M/MAREOSIEV/20090819/20090819230132.jpg
ヒュンダイ縛り。
連続するパターンは美しい、という感性が確実にあります。この世代に広く共通するものでしょうか。



そうやって遊んでましたが、案外早く歩道の果てがきました。コンテナエリアに突っ込んでも、巨大なキリンのようなクレーン機などの足元にはどうやら一般人は立ち入れないようす。



暑すぎて、魚も死んでました。

f:id:MAREOSIEV:20090819230446j:image
真夏の昼下がりほど、死が似合う季節もありません。真夏の死骸はどこか飄々としています。現実には蝿がえらいことになっていましたが気にしない。。


車道を渡って、逆側の森の中に突っ込んでみました。


http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/M/MAREOSIEV/20090819/20090819230444.jpg
南港野鳥園です。これは中央の「展望台」。
私はずーっと、小さい頃から、鳥ばっかりを集めたサファリパーク的な施設が野鳥園なのだとイメージしていました。しかし、要は古くからの湿地帯などをそのままに保全し、野鳥自然に生活するようすを人が望遠鏡、モニターなどで観察するという施設だったのでした。


http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/M/MAREOSIEV/20090819/20090819230438.jpg
これが南港野鳥園とは・・・。



剥製に良く似た、精巧な鳥の彫刻などが展示されています。
この近辺で見られる甲殻類魚類昆虫の標本も。
アカテガニシオマネキなどはナマで見たいですね。。


やることがなさすぎて5分ぐらいで退出。
森の中を歩くと「北観察所」という、もっと湿地帯に近い所から観察もできます。が、やっぱり虫がどうも付きまとってくるので撤退。



コンテナ群を見ながらフラフラに歩きました。フラフラ歩いた、というよりは歩いてたらフラフラになったというニュアンスです。

<その2へ続く>

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