nekoSLASH

ねこが超です。主に関西の写真・アート展示のレポート・私見を綴ります。

【写真展】R6.3/20-24 東松至朗「VIEW OSAKA 記録の街」(TIPAアートプロデュース2024)@enoco(江之子島文化芸術創造センター)

enocoで開催されたTIPAアートプロデュース2024「徳永写真美術研究所に関わる作家7人の個展と研究活動の報告展」の個展のうち、東松至朗の個展を別途取り上げる。撮影の数、場所、期間が膨大なプロジェクトであるからだ。

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【写真展】R6.3/20-24 徳永隆之「現実の向こうへ」(TIPAアートプロデュース2024)@enoco(江之子島文化芸術創造センター)

enocoで開催されたTIPAアートプロデュース2024「徳永写真美術研究所に関わる作家7人の個展と研究活動の報告展」の個展のうち、主催者の一人である徳永隆之の展示を別途取り上げる。

約20年間に亘って収集された、大量の「手書きの世界地図」がすごかったのだ。

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【写真展】R6.3/20-24 TIPAアートプロデュース2024「徳永写真美術研究所に関わる作家7人の個展と研究活動の報告展」@enoco(江之子島文化芸術創造センター)

TIPAアートプロデュース2024「徳永写真美術研究所に関わる作家7人の個展と研究活動の報告展」、企画全体のレポ。普通の「写真展」だと思って行くとかなり混乱する(しました)。

写真という枠に全く囚われないジャンルレスな手芸的な作品と、従来からお馴染みの写真プリント作品とが共に提示される。

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【学生】R6.3/14-27「New Generation Photography 2024 写真専攻 大学・専門学校選抜作品展」@ニコンプラザ大阪 THE GALLERY

2年目となる写真を専攻する大学・専門学校の選抜展。東京、名古屋、京都、大阪、福岡の全12校・12名の学生が一堂に会する、貴重な機会である。

日本全国から12名もの若きセンスと才能を一堂に集めれば、それはさぞ多彩さが昂じてカオスな空間になるのではないか、と思いきや、割と落ち着いた作品が揃っていた。

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【学生】R6.3/10~17 2023年度 京都芸術大学 通信教育課程 卒業・修了制作展(写真コース)

京都芸術大学の通信教育課程では「写真コース」が独立したコースとしてあり(通常の大学カリキュラムのほうは「写真・映像コース」とまとめられている)、毎年多くの卒業生の展示を見ることができる。

今回の2023年度も展示室(NA102)とギャルリ・オーブへの通路壁面の2カ所を用い、非常に多くの作品を展示していた。個人的に気になった作品をピックアップする。

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【写真展】R6.2/3~3/17 眞岡綺音「陸の珊瑚」~第5回入江泰吉記念写真賞 受賞作品展 @奈良市写真美術館

抑制の効いた写真の流れ。登場人物それぞれの存在という「糸」を等しく、一定のペースで編みこんで、一枚の「布」へと成らしめるがごとき作品である。23歳の作者が16歳の頃から撮り続けてきた「家族」は、文体によって貫かれていた。

 

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【ART】R6.3/1-17_岩谷雪子「西成で植物を採集するということ」@イチノジュウニのヨン、大阪市西成区の各所

西成の街を歩いて、何の植物が生えてるかなんて、考えたこともなかった。

作家と作品というのは、世界との関わり方に変化をもたらすものらしい。

 

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【ART&写真】R5.12/23-R6.3/10「RECOVERY 回復する」@丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

白と黒のジャージ?のフードを頭にすっぽり被った非白人の男女が、向かい合って苗木を触っている。その下にタイトル「RECOVERY 回復する」と来る。それだけで十分だった。私は四国に渡り、丸亀に来た。

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【表大/写真展】R6.2/6-11_よしざきしほ「里庭」、仲宗根寛子「裏庭学のすすめ」、坂本和志「善意の押し売り 気持ちの創造」@同時代ギャラリー

私の母校である「大阪国際メディア図書館 写真表現大学」のゼミ生3名が、同じギャラリーのフロアを分割し、個展(写真展)を同時開催した。

「里庭」「裏庭」「気持ち」、三者三様の表現に何が見えるのか。

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