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DREAM SCHEME

2007-09-25

[]ある愛の形

あるいは「Love is the Plan, the Plan is Death」

シンコウフォレストの件

あさ◎コラム: シンコウフォレストの死因は受胎率低下による殺処分

最初にこの記事を見たときは私もFerdinandを思い出しました。

この記事に対するはてブの反応がこう。

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さて、ちょっと引用。

2007年09月25日 banraidou 競馬, おくやみ とてつもなく哀しい話だ。なんというか、愛が無い。競馬から愛情を取り去ってしまったら、価値の無いものしか残らないと思うんだが。

2007年09月25日 toronei 競馬 これで「人道上の理由」とくるんだもんなあ……。/日本でも一部の地方競馬では登録抹消理由にはっきりと「屠殺」と発表しているところがあるのはあるんですが。

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私はid:banraidou氏のような見方とはやや意見を異にしています。

シンコウフォレストは種牡馬としてのキャリアを絶たれシンジケートが解散されましたから、シンジケートに替わってシンコウフォレストを引き取って面倒を看ようという誰かが現れなければどうしようもないのです。そのために手を尽くしたのかとは思うところですが、向こうでわざわざ縁の無いシンコウフォレストを引き取って余生を送らせてやろうという誰かはまずいないでしょう。日本からその誰かが実現可能なプラン(例えばアメリカのOld Friendsのような)とともに手を挙げるということもまた、ないでしょう。

馬を愛するということは、最後まで責任を持って付き合ってやるということになるのではないかな。その責任には必要があれば、安息の内に死を与えることも含まれる。馬を大事に思うからこそ、最後の責任を果たさなければならない状況というのはあるでしょう。

今回の場合シンコウフォレストに人道的なレベルでの余生を送らせてやる見通しを持てなかった。だから人道的に最後の決断を、たったひとつの冴えたやりかたを…

とてもとても哀しいことですが、残念ながら感傷だけで現実を動かすことはできません。最後まで面倒を看る=天寿を全うさせるというのは理想です。でも、無理なんだよ。

「乗馬になりました。その後の消息は不明です」というスキームに落とし込むことも、一つの解法ではあるのでしょう。ほとんど場合その意味するところを、ほとんどの人が暗黙に理解するのだとしても。

ただ、それでは目を背けてしまうということは否定できないかなあと。だから、ブクマコメントでid:toronei氏が指摘されているようにはっきりと書いて、その現実を受け止めていく必要もあるのだと思います。

極言してしまえば、競馬はサラブレッド(に限らずその目的に供された馬)の屍を積み上げて、踏み越えて成り立っているのだから、せめてその事実を忘れることなく想い続けることしかできないのです。

逆に言えば、その犠牲は無意識の内に取り込まれて勝者への賞賛に転化されているのかなとも。

[]Fasliyevがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

産駒のピークが2歳の今頃みたいな種牡馬を日本に連れてきてどうするんだ。

それにFasliyevが本当に凄かったのは、初年度産駒が2歳だったあの時だけという気すらします。その活躍を受けて一時は75,000ユーロに達した種付け料も今では15,000ユーロ。「人気種牡馬」、「トップ種牡馬」という言い様は今のFasliyevの現状を見るにちょっと違和感を覚えます。

Stravinskyもいるのになあ。

というか、お前らそんなにNureyevが好きか。

…ちなみにオレ様はNureyevが大好きです。だからこそFasliyevなんか連れてくんなよと思うんだが。

[]

今手元にあるウォッカが大変残念なものと判断したので、RidgwaysのEarl Greyはリキュールを作るのに回そうかと。

Uva VINTAGE UVA NELUWA Tea Estate / MUSICA TEA

10月近くともなれば今年のクオリティシーズンの茶葉が入ってくる時期になりますが、これはちょっと前に買っておいたストックですので2006年のクオリティです。VINTAGE UVAは毎年MUSICAとしてはトップクラスに値の張る銘柄ですが、それだけの価値はあるのです。

ウヴァはこうでなくてはという鼻につくサリチル酸メチルの香り、やや強い渋味を有しています。このあたりはダメな人にはどうにもならない部分。でもこれこそがウヴァなのですね。茶葉はBOPで色が強く出ますが、長く蒸らしておいても嫌な味にならないのはさすが。後味は品のある甘味が長く続きます。

ウヴァはよくミルクティーに向くと言われますが、こんなのミルクティーにしたらもったいないというような茶葉です。

今年のVINTAGE UVAもどうなるか楽しみです。

うんちうんち 2007/09/26 00:52 現実的に飼ってやることができなかったのはわかるけど,殺処分を「馬を愛する」とか「最後まで責任を持つ」とか言っちゃうのはさすがに美化しすぎじゃねえの。予後った馬に最後に安楽を与えるのとはまたわけが違うぜ。シンコウフォレスト自体はタネナシなだけでピンピンしてたんだからよ。それを殺しちまう行為を「愛」と呼ぶのはいくらなんでも抵抗がありますよ。シンコウフォレスト殺処分については「大人の事情です」くらいが冷静な評価だと思うがね。

MARIUSMARIUS 2007/09/26 01:46 冷静な評価としては「大人の事情」で良いと思いますよ。
これは本文中では躊躇したので書いていないのですが、シンコウフォレストは社会的に予後不良であったんですよ。そういう意味では怪我による場合と本質は変わらないと考えています。
シンコウフォレストがピンピンしていたのは、シンジケートがあってシンコウフォレストを維持できていたからですよ。そのシンジケートが無くなってしまったのです。この先どうやってシンコウフォレストは健康な生活を維持するのですか。その方法が無いからこその判断で、「大人の事情」であるにしてもそれは最低限の「責任を果たす」行為です。

らじかるらじかる 2007/09/26 16:42 >シンコウフォレストは社会的に予後不良であったんですよ。そういう意味では怪我による場合と本質は変わらないと考えています。

これはないでしょw
予後不良の意味わかってます?
安楽死の概念を根本的に覆す画期的なご意見ですなw

SalmaSalma 2007/09/26 22:51 殺処分が馬に対する愛情で、馬に対する責任を果たす行為であるなら、もっとおおっぴらに行われていていい。だがそうではなく、あくまで秘密裏に、暗黙の了解として行われるということはすなわちそういう性質の行為であるということ。これを「仕方のないこと」「大人の事情」と理解を示す人がいるとしても、まずは非難を承知で行うはずで、まさか向こうの人もこの行為が日本で美化されてるとは思いもよらなかっただろう。

>社会的に予後不良
そうさせないための「馬に対する愛情」ということなのであって、何か肝心なことが抜けてるような表現に思える。

MARIUSMARIUS 2007/09/27 01:45 >らじかるさま
予後不良の意味など承知の上で敢えて「社会的に予後不良」と書いているのです。その理由も続けて書いたとおりです。
予後不良の診断が下った馬に対してなぜ安楽死という処置が採られるかを考えれば、今回の件も根源としては同じ安楽死ですよ。

>Salmaさま
擁護するつもりならば多少なりともありますが、美化までするつもりなどありませんよ。最後の選択肢として殺処分を持たねばならないということですので。
>もっとおおっぴらに行われていていい
そこまでは思えません。今回のように問い合わせられればその旨をはっきりと告げるというので十分ではないですか。
>そうさせないための「馬に対する愛情」
その段階が既に過ぎ去ってしまったというところからの話ではあります。

toroneitoronei 2007/09/28 02:04 一応僕は納得した上で言ってる訳ではないですよ、ということだけは記させてやってください、失礼します。

MARIUSMARIUS 2007/09/30 11:25 こちらも、事実の指摘として引用させて頂いているので、ここで特にあなたの意見がどうということには言及していませんよ、ということは記しておきます。