MIM-MIM

ミムが自由気ままに更新するブログ

ギルティクラウン -映像と音楽-

やぁ、みんな!
元気〜〜〜〜?
春爛漫、桜ももう散ってきてるけど、私なりにお花見も済ませられました。
久々に音楽ネタでブログを書きます(*´・∀・`*)


私は昔から音楽に触れてきて、たぶん耳は肥えてはいる方だと思います。
クラシックだけではなくロック、R&B、テクノ音調の音楽など幅広いです。
その中でも、ただのインストゥルメンタルや爆音だけで締めくくる曲よりも、
深みのある音楽、音楽の中にもストーリーが見出せるものが好きです。
アニメや映画、ドラマの内容を知らなくても、もっといえばストーリーがあまり面白くなくても
聞く耳を持って自分の好きな音楽を探し続けているのです。


今回、見つけたのは去年放送された『ギルティクラウン』というアニメです。
簡単な内容としてはウィルスに侵されて無法地帯となった都市を舞台に、周囲との接点を持つことが苦手な主人公が「王の力」を手に入れて、一人の歌姫と友達のために戦おうとする物語です。


私はこの作品が好きかどうかでいえば、嫌いな方です。


よくありがちな内容だし、終始主人公のスッキリしない心や自己中心的な精神にイライラしていたし、重要な人が死んだはずなのになぜか生き返ったり生き返らなかったり・・・
エヴァにも精神的な葛藤が多く盛り込まれてはいるけど、そこを長いセリフで説明したり設定上の立場がハッキリしているから割り切れるしそこに面白みを感じるんですよね。
ファンの方には申し訳ないけど、振り回されてばかりでいまいち面白みを感じないストーリーでした。


・・・と、そんな風に思っていても、素晴らしい部分もある。


それは、ハイテクな技術で革新的に進歩した都市と廃墟の描き方のギャップと、荒んだ街に舞い降りた歌姫の曲(歌ではない)、
そして、ここぞというときの戦闘シーンの迫力さにかなう素晴らしいシーンとサウンドなど、
映像と音楽が内容をかなりカバーしている・・・と個人的には思っています。
(もし私が思春期や多感期だったら、ストーリーこもごももっとのめりこんでいたかもしれない・・・)


音楽担当は澤野弘之さんで、他にドラマ『医龍』アニメ『ガンダム・ユニコーン』のBGMを作曲されています。
ジャンルとしては幅広く、弦楽器も用いたクラシカル音楽もあれば、テクノでグウィングウィンと耳に入って重たい感じのもありますし、しっとりとしたものもあります。
ですが、澤野節を感じさせるところは、基本的にはテクノや民族っぽい飾りがあるのに、ベース(チョッパーがカッコイイ)やドラムをはじめとしてリズム隊の厚み、ベース色の濃いロックなところです。
アニメで使用されている音楽の中でも、お気に入りの曲は『βios』です。一番の見せ所に挿入曲として使用されていました。
そして、この曲の歌詞はなんと、ドイツ語がメインです。(英語のラップも入っています)
歌手の歌声も迫力があってカッコイイと思いますし、音の厚みを感じました。

wenn die Jahreszeit des Vergissmeinnichts kommt,
singe ich ein Lied
wenn die Jahreszeit des Vergissmeinnichts kommt,
rufe ich dich

<日本語訳>
勿忘草の季節が来ると
私は歌うの
この季節の度に、あなたを呼んで


ここまでドイツ語の音楽でカッコイイものがあるのかと・・・
しかも歌詞を読んだら、恋の歌じゃ、あーりませんか( ゚д゚ )スゲェ
ドイツリートをやっている身内がいるし、私も学生時代にドイツ語をかじっていたので、発音の難しさはよく知っています(・ω・)
発音の良さは置いといて、曲に見合ったカッコよさには、感動しました(*´ェ`*)


澤野さんは、菅野よう子さんと同様に、自分の音楽の世界をもってるような気がします。

                                                                  • -


(余談)
私の知っているドイツ語の歌手は、Die Prinzen(ディ・プリンツェン:王子様)というグループ。
大学の教授に教えてもらいました。
元W杯サッカードイツ代表オリバー・カーンの歌も歌ってました(´ェ`)
あれから何年たったのか、ずいぶんかっこいいオッチャンズになりましたねw

Die Prinzen↓

『(Du musst ein) Schwein sein』(シュヴァイン)「ブタになっちまえよ!」という歌を歌ってました。