名大SF研記録ブログ このページをアンテナに追加 RSSフィード

 名古屋大学SF・現代小説研究会の会員が持ち回りで何か書いています。
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2010-01-02

やらないといけないこと

| 00:47 | やらないといけないことを含むブックマーク やらないといけないことのブックマークコメント

年も明けたのでそろそろビラも作らないといけない時期に。…困ったな、なんとかしないと。

とりあえず読書会レジュメっぽいものは作ってみたので上げときます。

この人のほかの作品を読んで無いので、作者紹介あたりは中身があまりありません。ゴメンナサイ。

読書会用のレジュメ(仮)

| 00:47 | 読書会用のレジュメ(仮)を含むブックマーク 読書会用のレジュメ(仮)のブックマークコメント

タイトルどおりです。完成してないのは2周目をまだ読んでいないから…マズイ。

改めて次回の読書会の課題作は、ジェイムズ・P・ホーガンの「量子宇宙干渉機」です。

読書会をおこなう日はまだ未定です。人が集まりそうなのは金曜でしょうか。

作者紹介

ジェイムズ・P・ホーガン

専門学校で電子工学を学び、設計技術者の職にも就く。

課題作中の量子コンピュータの細かさはここからかも。

星を継ぐもの」で1977年にデビュー。1981年第12回星雲賞海外長編賞受賞。

月面で5万年前の人間の遺体が発見され、なぜここにこれが…というハードSF。

星雲賞を3度も受賞している。

作品紹介

1998年10月刊行。舞台は21世紀のアメリカ

世界が核戦争の危機に瀕しているため、国家プロジェクトとして並行世界を行き来できる量子コンピュータを作らせ、並行世界と情報を共有して危機を脱しよう、というのがお偉方の意向。

ところが作っている科学者は上からの圧力に反抗、コンピュータは作るが勝手に動かし、戦争のない理想の並行世界に自分たちだけ逃げようとたくらむ。

読書会で話すこと

並行世界とはどのように発生・存在するか、またどのようなものか。

…とりあえずこれくらいです。完成したら印刷しておきます。

スペースマン

| 00:47 | スペースマンを含むブックマーク スペースマンのブックマークコメント

読むスピードが遅くなったため、去年読んだアンソロジーを今年になってやっとレビュー。

「宇宙SFコレクション」の1巻目。1950〜80年代に発表された作品を収録しているため、独創的というか夢想的といった感じのものが多い。アポロ計画が始まる前に書かれた作品では、個人が宇宙船を作って各々勝手に宇宙に行く、という夢のある話も。とりあえず印象に残った短編をいくつか紹介。

「月を盗んだ男」チャールズ・シェフィールド 1980年

主人公たち2人は宇宙船を飛ばす実験をしたいが役所に規則で縛られている。そんな状況の中で宇宙事業を発展させよう、という野望を持った男の話。裏世界で暗躍し、法の網をかいくぐって宇宙事業を着々と進めていく。捜査の手が彼にのびるが…。当局のさらに先を行く主人公の計画が気持ちよく作品の締めを飾る。

「いこいのみぎわ」レスター・デル・レイ 1955年

高性能だが高コストなボロい旧式宇宙船に乗る老夫婦の話。

隠居するか否か、そして隠居したところで何をするか。仕事一筋の人間が老境に入らんとする際の葛藤を描く。誇り高く生きてきたスペースマンの決断をだれが止められようか。

「かくて光あり」ジェイムズ・P・ホーガン 1981年

GODって大変だな、というほのぼのした話。

言葉遊びと登場人物の掛け合いをにんまりと眺め、最後で噴く。なんだこれ。

「空間の大海に帆をかける船」バリントン・J・ベイリー 1974年

中二病でほぼホームレスな秀才が登場するバカバカしい話。常識を打ち破る発想に驚き、それで終わりかよ!と驚く。「その発想はなかったわー」と思わされる話。

「バースデイ」フレッド・セイバーヘーゲン 1976年

宇宙船内で年に1日しか起きない14歳の少年が、毎日普通に暮らしていく24人の赤ん坊たちの世話をするようマザーコンピュータに指示され、赤ん坊たちが育っていく過程を描いた話。締めがよくわからず、意味不。

アンソロジーのレビューは分量が不規則になってしまう。でも面白い。今日はこの辺で。(武)

ktgrktgr 2010/01/02 16:21 >この人のほかの作品を読んで無い
えー

SF野郎SF野郎 2011/06/15 21:24 >「バースデイ」フレッド・セイバーヘーゲン 

>締めがよくわからず、意味不。

結局、最初の2ダースの赤ん坊は、バートが将来的に惑星開拓の真の第一世代を守り育てることができる理想的な親になるための「訓練」に用いられた“生きた教材”であり、“捨て石”に過ぎなかった…という解釈で良いのではないでしょうか。
過酷な惑星開拓を成功に導くための選び抜かれた世代を育成するためには、犠牲となる世代の存在もやむなし…という、コンピュータらしい酷薄なまでの合理性に基づいた計画だったのでしょう。